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Case Study - 番外編「愛の骸 夢の残り香④」

憎い人 嫌いな人 
親しい人 大好きな人
気になる人 憧れの人
そしていとおしい人

人は自分の世界の中に幻影たる虚像を創り出す

サイコノエティカルイメージを用いて
実際に3次元のレベルで関わりを持った人
視覚的に認識して目の前に実像としての存在を
把握している人を記憶の中にエレメンタルとして

また現実に関わり合いを持たなかったとしても
テレビの向こうの存在や二次元の存在など
視覚的に五感で捉えたイメージや
相手に対して抱いた想像や妄想から
その人物を模倣した理想の人物たる
エレメンタルも創造される

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どちらで創られたものにせよ
それらは創造者で所有者ある人にとっては
運命や人生を創造するアイテムで
自分の人生を彩る同胞としての"人間"を
引き寄せるための一種のアイテム 魔術人形のようなもの

前者と後者のエレメンタルの質は
相手との物理的かつ心理的な距離
身近な人物をモデルにするか否かという差だけで
完成度に違いがあれど
類似の波動を持つ"存在"や"事象"を引き寄せるには
あまりこれといって大きな力の差異はない

ただ"嫌い"だったり"憎い"人物といった不愉快な存在
自分にとって痛みをもたらす人物か
そうではない人物であるかという違いで
区分けするべきかも知れない

けれども 決して痛みをもたらさずとも
その人形を所有しているが故に同種の振動数を持つ
モデルになった人物とよく似た人物あるいは
その人物との間に起きた出来事のパターンを
再び現実に引き寄せてしまう…
ということのきっかけにはなりがちである

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さればこそ
過去やこれまでの生き方や方針をリセットして
新たなスタートを切ろうという時に
あるいは霊的成長の節々には
愛着のあるそれらをも同時に手放す必要がある

不要なものと必要なものをそれぞれ整理し
もう求めなくなったもの価値のなくなったもの
これから創造し手に入れたい未来に邪魔なもの
断捨離して思い切って見切るべきなのである

でないと相変わらずな未来が訪れるばかりでなく
せっかく仕切り直してやり直そうとしている場に
過去が介入して混乱した時空が混沌たる人生を
創り出してしまうだけだから

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