Rainbow - All Night Long / オール・ナイト・ロング - 1979
ごめんよリッチー、語るのがすっかり遅くなっちゃって(いやさ、そもそもリッチーはこんなblog読んでないし~)。
さてレインボー…
「Catch the Rainbow」1977
ディープ・パープル解散後、ギタリストのリッチーが中心となって立ち上げたバンドです。バンド名がレインボーなだけに「キャッチ・ザ・レインボー(虹を掴め)」という具合で、バンドのキャッチはまんま虹です。
安全地帯がライブのプロローグで必ずテーマソングたる、「小さい秋」を歌うように(途中から歌わなくなったけど)、レインボーも「オーバー・ザ・レインボー(虹の彼方に)」を演奏し、ジュディ・ガーランドのセリフも流したりして<オズの魔法使い
Judy Garland「Over the Rainbow」1939
思うんだけど…リッチーって、結構ケルト神話とかアーサー王伝説とか指輪物語とか、ドルイドとか魔法使い出てくる中世の物語とか北欧神話とか…そういう雰囲気とか、モチーフとか、古代の伝説とか好きな人ですよね。
バロック音楽好きだし、フォークロアの影響も受けてるし。サンプリングとして、クラシック音楽をよくアレンジして引用するし(バッハをこよなく愛するリッチー)。
J.S.Bach「Jesus bleibet meine Freude」17世紀
衣装もね、魔法使いですか?っていう帽子とかファッションは、ディープ・パープル時代から着てたけど、今の奥さんと再婚してから夫婦二人三脚で始めた、ブラックモアズ・ナイトなんかまさに趣味を極めたなって感じ。コスプレして中世の楽団です…って、体でやってるわけだしさー。
Blackmore's Night, Harrisburg PA May 19, 2022
なんで、ハードロックやるのに「オズの魔法使い」なんだよって、そんな風にも思ったけど。北欧のフォークロア的なABBAサウンドのファンってことで、なんか納得したわけさ。
リッチーは、魔法使いとか、中世の物語とか、ファンタジーの世界が…結局のところ、大好きなんですね??
うん、可愛いぞ~リッチー♬
「Temple of the King」1975
「Stargazer」1976
「Kill The King」1977
うん、ディーオもいい歌い手さんだ。
「Gates Of Babylon / バビロンの城門」1977
これもいいですね。でもね、私がレインボーいいじゃーんってハマったのは、グラハムがヴォーカル取った「ダウン・トゥ・アース」のアルバムからなんよ。
「All Night Long」1979
これキーが高くてカラオケで歌えねぇ。
ああ、グラハム! 何故にスーツ着てハード・ロックを歌うんだ! サングラスはいい…うん、それは解るが。
そして、セクシーねーちゃんのダンスはよく解らない。マーブルズの時も、後ろでねーちゃんがクネクネダンス踊ってたが(グラハムについては、アルカトラズで語っているので割愛)。
「Since You've Been Gone」1979
「Lost In Hollywood」1979
「Eyes Of The World」1979
これのイントロ「宇宙戦艦ヤマト」の白色彗星のテーマっぽいw 好きな曲ですけど、もち。
「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち/白色彗星」1978
official-chに、もっと音質が良い音源動画あるんですが、やはり人物の姿が出ている動画をチョイスしたいなって。
「Difficult to Cure / 治療不可」1981
そして、ディーオ時代のアルバムと比較すると、随分とライトになり、パープルの頃と比べると、ポップな曲がどんどん増えて…グラハムが首になったあとの三代目ジョーくんになってからは、その傾向がますます強くなりましたよね<アルバム「治療不可」から
「I Surrender」1981
降参だぜ…
このキャッチーさ、一般受けするライト・ロック。ジョー・リン・ターナーもいいヴォーカルですよね。声がすごく好き、ちょっちルー・グラムに似てる。
Joe Lynn Turner「Losing You」1985
この辺りになると「リッチーらしくない」って、ぷんスカするファンも結構出てきてたかな。でも、私はそれはそれでいいって感じの人だった。
「Can't Let You Go」1983
「Street Of Dreams」1983
Blackmore's Night feat. Joe Lynn Turner 2006
で、この曲はブラックモアズ・ナイトで、ジョーをフューチャリングして、リッチーの愛妻キャンディスが歌いましたのさ。これもまたいいです。
「Spotlight Kid」1981
1そしてねー パープルが再結成することになって、必然的にレインボー解散(T=T)
うーんっっパープルの音楽も好きだから、嬉しさ半分、レインボーのライトでポップな曲も好きだから、悲しさ半分。
ばふー 複雑でした。
「Stone Cold」1982
そして、コージィはそのあと車の事故で昇天してしまうし、でもまあ…ジョーとグラハムは、レインボーとコージィー繋がりでマイケル・シェンカーと関わって、二人でジョイント・ライブやったりとかするし。
リッチーが見出したシンガーって、大成するんですよね。見る目(聞く耳)があるって言うのかなー
でもって、リッチーが作る曲って構成がしっかりしているし、幅が広くってライトだろうがハードだろうが、フォークロアだろうが、私はリッチーの作る曲が大好きなのでした。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/09/29 掲載記事より転載
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