Boy George - Everything I Own / エブリシング・アイ・オウン - 1987
この曲はオリビアのバージョンを先に聞いていたのですけど、彼がカバーしたとき、「あ、いいな」って思いました。基本的には最初に聞いた派、オリジナル派なんですけどね。
「Everything I Own」1987
カルチャークラブが活動休止状態に入った後のソロデビュー。シングル第一弾だったと記憶しています。カルチャークラブ時代のことは、とりあえず過去に語っているので、置いておいて…
この曲のオリジナルは…
Bread 1972
と言う、アメリカ人のデビッド・ゲイツが書いた曲で、彼のバンドの「ブレッド」のアルバム収録曲でした。それがビルボードにチャートインし、カナダでもヒット。
そして、その曲をジャマイカのレゲエ歌手であるケン・ブースがレゲエにアレンジして、イギリスで一位になったのでした。
Ken Boothe 1974
かなりスローなテンポです。
で…
Olivia Newton-John 1977
これもアルバム収録曲でしたかね。邦題は「涙の思い出」だったかと。私が最初に聞いたのはコレ。大好きな一曲となりました。
他、たくさんの人がカバーしています。
Shirley Bassey 1972
Vanessa Hudgens 2009
Andy Williams 1972
The Connells 1972
Masta
NSYNC 1997
Rod Stewart 2006
とにかく、たくさんカバーされているので、あげるとキリなしっっっ
それだけ多くの歌手に愛されてる曲なのでしょうね。
ちなみに歌詞の内容は、恋人に捨てられた人が…
彼(彼女)は自分に光や希望と暖かい愛を教えてくれた人だった。戻ってきてくれるなら、なんでもあげる。命も家も、自分の持ってるすべてのものを…
と、そう戻ってきて欲しいと嘆き悲しんでいる歌です。そんな風に、失恋の歌って永遠のスタンダードですね。どれも内容は似たり寄ったりってか?
で、ボーイ・ジョージ。ソロデビュー時にはドラッグで喉をやられてて、全盛期の良い声は失われていましたけれども…それでもまあ、頑張っていたのかな。1990年にはJESUS LOVES YOU という名前で活動していました。
「Generations Of Love」1990
「After The Love」1990
が、アルバム一枚だけで、再び元の名前で活動することに。
「The Crying Game」1992
こちら同名の映画「クライング・ゲーム」の主題歌。プロデュースはペット・ショップ・オブ・ボーイズ。
ミュージカル「Taboo」on Broadway 2003
彼が書いた自伝「Take it like a man」を元にしたミュージカル。ロンドンとブロードウェイで上映されました。
で、自伝はテレビドラマにもなったりして。
「Worried About the Boy」2010
「Sold」1987
カルチャークラブ時代から、何かといじられキャラのボーイ・ジョージ。大顔面とかゲイ・ボーイとか、あれやこれやっっ でも、声がとても素直と言うか、耳に柔らかく染み入る綺麗な声で、それでいて甘くもあり、ソウルフルなリズム感もあって…ボーカルとして貴重な人ですよね。
その意味でも、彼の声や歌は好きなんですけど。なんかまあ、悪い意味でも良い意味でも純粋であり、脆く傷つきやすいガラスハートの持ち主だったのだと思います。それが災いしちゃったところもあるかな…
でも、カルチャークラブのメンバーとか、音楽関係の人間関係には恵まれてて助けたり助けられたり。その意味では面倒見もよくて、偏見なく誰とでも付き合える人だったかと。
今はキリスト教から日蓮宗に帰依してするとかで、それ以前から禅を学ぶなど心の平穏をずっと求めている人ですから。心安らかな日々を手に入れられているといいな。
「King Of Everything」2013
「My God」2013
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/10/09 掲載記事より転載