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Ozzy Osbourne - Mr. Crowley / ミスター・クロウリー 死の番人 - 1980

最初は別のミュージシャンを予定していたんですが、
「あ、ハロウィンだった!!」ということを思い出し…

「Patient Number 9」2022

そうしたら、オジーが最適じゃあないですか!
てなわけでこの曲、ブラックサバスの頃ではなくて、ソロのこっちの方をばセレクトしまっす。

んで、オージーではなく、オジーです。

そして当然ながら、オーストラリア人ではなくて、イギリス人。本名は平凡なジョン(ヨハネって十二使徒由来の名前w)。
セカンドネームは、これまたマイケル(大天使ミカエル)で、
やってることが名前と真逆ぢゃねーかwww

「Straight to Hell」2019

メタルの帝王と呼ばれているけど、帝王と聞くと、どうしても「二時間ドラマの帝王・船越さん」の方を思い出してまう私は、もはやアラカンのオバサン(ヤバイぜ)。

2時間ドラマの帝王と言えば私のことだ
<ミスター船越

「Crazy Train / クレイジー・トレイン」1980

アルバム「ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説」に入ってました。

ちなみにオズって、北欧の古語(ルーン文字)で「アンサー」を意味する「アンスル」という言葉の短縮形です。

回答(答え)を与えるもの、コミュニケーション(伝達)って意味ね…オズの魔法使い…って言うのは、
「言葉を与える(アドバイスする)魔法使い」ってな意味。

オズの嵐ってのは、ドロシーがカンサスからオズの国に飛ばされることになった嵐(竜巻)のことなんでしょうけど、それがどうして「血塗られた英雄伝説」になるのかは謎。

まぁ~ブラック・サバスからのイメージの継承なんでしょうね<タイトル

実際問題として、曲もオジーのキャラもまあ、アレですし。

とはいうものの、OZZYのOZから取ったんかとも思いまふ。
結局のところ。

ft. Eric Clapton「One of Those Days」2022

意外ではあるが、意外ではない組み合わせ?
クラプトンとオジー

とにかくオジーは奇行で知られる人です。顔や体型の変化も若い時から激しかったし(太ったり痩せたり)…ヤバイ行動も多いですしね、コウモリや鳩食いちぎったりなど、とんでもなく人間離れしたエピソードにはことかきません。

まあ、そういうキャラ設定だからソコ狙ってるのか、それとも地なのか… いやさ地だろうなー

「A Thousand Shades」2022

奥さんや子供、家族も変わってるしなあ・・・
マジ、アダムスファミリーって感じ。

テレビ番組にもなってましたー
<オズボーン一家

まぁ「オズボーン一家」は、多分アニメ番組の「The Osmonds」(オズモンズ・ファミリー)と「ゆかいな音楽一家 パートリッジ・ファミリー」に対抗して生まれた物だと思われ<オズモンズもパートリッジファミリーも健全そのものな音楽一家

「The Osmond Cartoons」1972

「Partridge Family」1972

上記は清く正しい、アメリカンファミリーって感じね。


さてさて、
そんなこんなでハロウィンにはピッタリな存在…メタルアイコンたるオジー・・・の曲と言えば…やっぱコレぢゃん!

「Mr. Crowley /  ミスター・クロウリー 死の番人」1980

でも、一般の人からしたら「ミスター・クロウリー」のクロウリーって誰??ってな話ですよねww

そんな私は、オカルト畑出身。魔女学校でも学びましたー 魔術とか、まぁまぁ詳しい方です(ほどほどにねっっww)。
そっち方面の知り合いも、昔からそれなり(いわゆる結社系の人とか研究者の人とか)にいます。仕事は電波系つかスピ系? まぁそっち系になりますけど…

なので、背景からクロウリーのことは、もちろん昔から知ってますのよ。知ってて当たり前の人だから。その位、そっち界隈では知名度は高い人なのでした。

彼は現代魔術師と言われる、19世紀末から20世紀初頭に実在したイギリス人です。

かなりの変人つかヤバイ人でした。今で言うとサイコパス(幼少期から小動物を殺したりしてたし…人は多分殺ってない…と思う。捕まってないから)
家柄よく、裕福な家の出身ですが…子供の頃から、そんなふうにサカキバラ?って行動が多かったりなんかして。

錬金術(ハガレンではない)にはまり、魔術道を追求して、悪魔とのコンタクトとか大天使を使役しようとか、あれやこれや修行した人です(素人さん向けの説明をしています)。

エジプトに行って秘術を研究したり、インドの性魔術奥義(タントラ)も追求したり、あれやこれややってます。ゴールデンドーンていう秘密結社にもいて、師匠のマクレガー・メイザースとあーだこーだあった人(イミフ)。

トートタロット

オリジナルのタロットも作りましたが、最終的には気が狂って精神病院入り。廃人になりました。ちなみに魔術って言っても、マジックではないですよ。奇術ではない…イリュージョニストではありません。

でもまあ、伝説的な変人? で、そっち好きの人には昔から大人気。アンチ・ダーク・ヒーローみたいな感じ扱いかな。

ちなみに、ヒットラーを呪い殺そうとしたりとか、ナチス政権を倒そうとか、イギリス人だからなのか…
ドイツ負けろー!って、大戦時には何かあれこれやってたみたいですが(愛国心があったとは思えないけど)それが利いたのかどうかは藪坂ではありませんっっ

そう信じている人もいるみたいですけどね。

んでもって、クロウリーはチャールズ・マンソンみたいな人殺しや狂信的な信者を抱える教祖様にこそならなかったけど、死してなお人気は高く、彼の信者みたいな人は世界中あちこち存在しています。とはいうものの、マンソンはクロウリー信者だったと思ったが。

(あと、悪魔教会のアントン・ラヴェイも人気者でしたねっっ メタルの人とかハードロックやる人とかでは、彼に傾倒している人とても多かったです。彼はハリウッド・スターとかとも親交が深かったし、イーグルスのメンバーとも交流あって、そのような影響を受けたミュージシャンやアーティストたちが、オカルティズムやサタニズムから生みだした名曲も多々あります。亡くなって20年以上経つけど影響力は今でもあるし~<ラヴェイ)

アントンです
アントンといっても猪木氏ではありません

様々なオカルト漫画や映画、創作的作品にも、昔からモデルとしてあるいはクロウリー本人として描かれたり、登場することは多いです。

オジーのこの曲もそうですね…

三山のぼるさんの「メフィスト」では黒瓜ミノルというキャラが新興宗教の教祖として出て来てたし、古賀新一さんの「エコエコアザラク」にもネタで出てくるし、氷室奈美さんの「タロットロード」「タロットウォーズ」では若い姿でご出演してたし、海外のオカルトや心霊をテーマとしたゲームにも明らかにクロウリーがモデルぢゃん!ってキャラもたまに出てきますわね。モチーフとして実にモテモテな方です。

師匠のメイザースやライバルだったウェイト博士とかは、さっぱり出て来んのにww ダイアン・フォーチュンやモイラとかオーステイン・スペアとか、他にもGDメンバーや高名な現代魔術師は数いれど。

イケメンすぎん?

「Bark at the moon」1983

やっぱキルトの下はノーパンなのだろうか?
(ロッド・スチュワートの会を参照のこと)

そして、私はブラック・サバスはあんまし聞いたことないっっ 知らないわけではないけど、触手が伸びなかったなあ…ヘビメタはメイデン以外、いまいち好みではないからかも知れないっす。

オジーはね、キャラとして好きですけどねっっ

Black Sabbath 「Paranoid / パラノイア」1970

んでもって、パーキンソン病になってしまったことを公表したのが最近。でも、今年アルバム出してんなあ…

うーん 心配だなあ…でも、今までやってきたことが、やってきたことだからなぁ…

とにかく完治は難しいにしても、頑張って欲しいな。願わくば、寛解してまた元気になって、ステージに立ってくれればいいけど…それは難しいかも。
とにもかくにも心安らかに、オジー!

ft. Tony Iommi「Degradation Rules」2022

旧友トニー・アイオミとも、よくコラボしてまんな。

ft. Elton John「Ordinary Man」2020

エルトンとのコラボ。

「Perry Mason」1995

この頃は痩せてたんだなぁ。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/10/31 掲載記事より転載


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