Janis Joplin - Me And Bobby McGee / ミー&ボビー マギー - 1971
たった17年という短い人生で、
天に召されることになった山田かまちや…
たった24歳で、三本の映画にその姿を焼き付けて残像を残し、永遠の青春スターとなったジェームス・ディーンのように…
天は時おり気まぐれに、異彩を放つ才能の塊を、世に出すには早すぎた、時代を間違えたとばかりに、早々とその魂を引き上げさせてしまう。
27歳という若さで、生きづらさを抱えたまま、その人生を駆け抜けるように終えてしまったジャニスも、またそうした天才の一人と言えるだろう。
「Cry Baby」1970
彼女はロック・シンガーとして語られることが多いが、私にとってはリズム&ブルースの人かな。ノリはロックだけども…白人でありながら、ブルースを歌うための貴重な声を持っている稀有なシンガー。
「Kozmic Blues」1969
そして、ジャニスの声はダイナミックでパワフルでありながら、その裏に神経質さと繊細さを持ち合わせていて、とても悲しい。
「Little Girl Blue」1969
なので…
落ち込んでいて、ダークな時に聞くと、引きづられるっっ汗
YouTubeにofficialあるんだけども、そちらだと映像がないので他所からっっ
「Move Over / ジャニスの祈り」1971
ジャニスって言ったら、やっぱこの曲を一番に上げる人は多いでしょうね。
「Summertime」1969
ミュージカル「ポーギーとベス」のアリアとして有名ですね。
映画「Porgy & Bes」1959
※ポーギーとベスは、ジョージ・ガーシュインが小説を元に作った、黒人のためのオペラ。
ジャズと黒人音楽を元に作曲されていて、1935年の作品(ブロードウェイ初演)だけど舞台化・作品にされたのは1927年。1957年にエラ・フィッツジェラルドとサッチモでレコーディングされてます。映画化もされました<1959年
「Ella Fitzgerald」1957
エラとサッチモのはジャジーだけど、ジャニスのはブルース色が濃ゆいアレンジ。
「Piece Of My Heart」1969
「Ball & Chain」1968
これはモントレー・ロック・フェスティバルの時のですね。
「Me And Bobby McGee」1971
ジャニスの歌で一番好きなのってこれかなあ…他の歌みたいに辛そうに、自分を絞り出して歌ってないから。
この曲は、クリス・クリストファーソンとフレッド・フォスターによって書かれて、ロジャー・ミラーがレコーディングして1969年に発売された曲。ジャンルとしてはカントリーになります。
Roger Miller 1969
オリジナルは…翌年に発売されました。
Kris Kristofferson 1970
この歌は色んな人がカバーしていたりして(オリビアもですが)、ジャニスのバージョンが一番好きですね。私もたまにカラオケで歌います。
Bette Midler「The Rose」1979
これはジャニスが歌っているわけではなくて、ジャニスをモデルにして作られた映画「ザ・ローズ」のメインテーマ。
ジャニスの妹さんが出したジャニスの伝記本のタイトルが「ローズ」なんで、たぶんそこからの主人公のネーミング。とはいうものの、ジャニスの家族はこの映画を認めてないんですけどね。
映画予告「The Rose」
実質4年間の活動で、生き急ぐかのように駆け抜けていっちゃったよなぁ…
「To Love Somebody」1969
ビー爺ズのカバー。
Bee Gees オリジナル 1967
ドラッグさえやっていなければとも思うけどっっ その心の不安定さがジャニスという人の、創作の根底にあったのかもしれないと思うとやりきれないっすね。
F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/11/08 掲載記事より転載