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時間差奇襲攻撃(後半)

まず、前知識から。

エネルギーヒーリングというのは大きくわけて、
三種類(三段階)に分けることができます。

①マグネティック・ヒーリング
②サイキック・ヒーリング
③スピリチュアル(スピリット)・ヒーリング

①のマグネティック・ヒーリングは、人から人へ「氣の譲渡」をするヒーリングです。これは肉体に対する働きかけ。肉体に対する「氣」の補充、譲渡であり、足りない氣を補うための行為で身体の氣のバランスを取ることが目的。生まれつきでこれを出来る人もいますが、鍛錬し、ある種の特別なトレーニングをすることで出来るようになる行為です。

②のサイキック・ヒーリングはマグネティック・ヒーリングを基礎とするもので、氣の譲渡だけでなく、イメージにより創られた想念体(エレメンタル)を用いるヒーリング。光や色のイメージを始めとして、言霊とかビジュアライゼーションなどを使用するセラピーも含めます。イメージだけ用いてこれを行う人もいて、そこどまり・・な人もいますけれど、もっと一歩進んだサイキカルヒーリングですと、除霊や浄霊的なこと、霊能者さんが行うようなこともここに属します。

サイキック・ヒーリングを行えるようになるためには、ちょっとした才能や資質、素養が必要で、あとは特別なトレーニングが必要になります。誰もがオールマイティなことを出来るようになるわけでないけれど、ある程度のレベルのことは、練習さえすればそこそこ出来るようになります。勿論、個人差はあります。

③のスピリチュアル・ヒーリングは、人間以外の存在が介入するヒーリング。宇宙人でも霊でも何でもいいんですが・・・人、が行うヒーリングではないってことです。ここでは常識を超えた、非科学的な『奇跡』が起こります。これはそっち側の人に選ばれた人徳者しか出来ません。

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で、ヒーリングの及ぶ範囲。といいますか、ヒーリングが働きかけることが出来る、影響を及ぼすことの出来る範囲について。

①は、肉体の氣の変化。
②は、メンタル面の変化。心理面での気づき。
③は、精神や魂・意識の目覚め(覚醒)。

これだと、ちょっと判りにくいんですけどね。
別の言い方に例えてみると、

①だと、「疲れが取れた」「身体や痛みが楽になった」「元気が出た」
②は、「心が癒されたー」「気持ちが軽くなった」「視界が晴れた」
「ああ…そうか。あれはそういうことだったんだな」「迷いが無くなった」
③の場合
「すみません、私の生き方、間違ってました~ううう~(号泣)」
「おお、神よ…私を許したまえ!!」天啓を得たり奇跡の人のウォーター状態

・・・みたいな。そんな違い、差があります。

それぞれの、その人の霊的進化、精神的成長の度合いによりますけど。

①のマグネティック・ヒーリングでは、
陽の氣が補充されることから、肉体のバランスが整って、一時的な肉体のバランスの崩れが整い、いい感じになる。
けど、このレベルでは「病気」になってしまった肉体は治せません。病気の予防はできたり、症状を緩和したり、改善は出来ますし、「氣」の不足による問題を解決することには繋がります。また、未病の状態なら、治せます。

けれど、そこまでの働きかけ。邪氣を取ったり、オーラにくっついていた浮遊霊が離れていく場合もありますが、完璧な浄霊にはなりにくく、一時的な対処法になります。そして、そのヒーリングによって、その人自身を「変える」ほどの気付きや意識の変革、触発をもたらすには至らないのです。

②のサイキック・ヒーリングでは、心が癒されたり、潜在意識のクリーニングが可能であったりと、感情面に働きかけることである程度の「気付き」は起こせますが、その人の霊的な目覚めや精神の成長を促したり、価値観や概念、意識の変革を起こすまでには難しく、その人の生き方や人生そのものを急激に変えることは出来ません。(ものすごい時間と回数を重ねれば、不可能ではないですが)

病気にしても、心が原因のものは改善でき、治せるようなことも時に起こせますが、完全ではありません。肉体やメンタルの状態に関して一時的に変化を起こすことが出来ても、時間の経過とともに再び元の状態に戻ってしまうことは否めません。また、このレベルでのヒーリングは、「カルマ」に介入することは出来ません。

③のスピリチュアル・ヒーリングでは、人生と生き方を変えるような、精神的な目覚め、深いレベルでの気付き、意識の変革、価値観や概念の変化が起こり、精神的な成長と霊的な進化が促進されることになります。

「カルマ」に介入することができますし、カルマが原因での病気も治り、再発することはありません。肉体にしても心や精神にしても、元の状態に戻ることはないのです。

でも、このレベルでのヒーリングが出来る人は・・・今の時代では・・・ほとんどいません。残念ながら。そういう人は、表にはまず出てきませんね。お商売にはしませんし、存在を知られたがらないのです(そういう人だからこそ出来るんだけど)。また、ネットの世界でお客さんを募るようなことはまずしません。自分の存在自体を隠そうとします。補足として、人間以外の存在(6次元以上)が媒体たる3次元の存在の人間を選んで行うものなので、媒体となる人間の意志では行えるヒーリングでもありません。

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前知識たる説明が長くなってしまいましたが。

マグネティック・ヒーリングで、陽の氣を補充して、全身(肉体)の氣を整えても、その時に取り除いた陰の氣(邪氣)が戻ってきてしまうのは、またその人が陰の氣を吸ってしまうからです。

とはいうものの、その人の周囲や環境、施療院の入り口や帰り道に陰の氣の塊があることが問題なのではないのです。

それはその人の、
その人自身が出す波動(霊格)が、施療前から変わっていないから。

誰でも知っていることで言えば、それは引き寄せの法則です。せっかく施療を受けたり、聖域やパワースポットで、良い氣、陽の氣を補充して整えてもらったとしても、その人自身の波動が、その人自身が変わっていなければ…施療前や氣を頂く前と「意識」が変わっていなければ、一時的にはよい気分になったり、体調が良くなったとしても、数日もしくは数週間、数か月でその効果が切れたころに(波動が本来のものに戻る)、以前と同じマイナスのものを引き寄せてしまい、結局もとの木阿弥で、何も変わらないし、元の状態に戻るだけ、なんです。

三次元的な物質社会で、何処にいたって同じです。

病気を作り出す原因となっている思考や想念、霊的な存在や邪氣を引き寄せてしまうネガティブな面、自分自身の波動を低くしている負の意識や習慣など、つまりは性格や生き方が変わらなければ、その人の霊的波動はずっと同じだから、引き寄せるものはいつも同じになってしまうのですね。

戻ってくる時間差は、数分後かも知れないし、一時間後、あるいは1日、一週間、数週間後、数ヶ月・・・というように、それはその人が、良い氣をもらうことで、良い波動に切り替わったものの、再び本来の波動に戻るまで、
ですけど。

その一時的に波動が上がった状態カ、改善され良くなった状態で、何かその人が気付くことが出来て、一歩でも前進できたら、少し波動も切り替わるから、しめたもの・・・です。

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だから、マグネティック・ヒーリングにしても、
どんなヒーリングにしても決して無駄ではないんです。

でも、その「気付き」の状態にまで、
自分をもっていける人がなかなかどうして少ないってだけで。

霊にしても、エレメンタルにしても、邪気にしても、その人の波動が切り替わらないことには、再び波動が戻ったときに、戻ってきてしまいます。

これが、様々なヒーリングやセラピーを受けても、(とくにエネルギーヒーリングなどで) 時間の経過とともに、元の状態に戻ってしまう理由です。

決して、ヒーリングやセラピーが無効で、役に立たなかった、意味が無かったということではありません。まったく何も効いてなかった…ということではないのです。

一時的に変革(波動の切り替え)を起こすことはできたけれども、本質的かつ根本的な意識の変革を起こすことが出来ていないので(根本となる問題が解決していない)、引き寄せ(波動)の法則により、解決して手放したと思っていたことが、再び戻ってきた・・・というだけなのです。

つまり、それぞれのヒーリングには限界がある、ということなのです。

ヒーラーの腕が悪いとか、方法が悪かったとか、そんな理由ではないのです。ですから、ヒーラーは誰よりも謙虚になって、ヒーリングの限界を、このことを知らなければなりません。

確かにスピリチュアル・ヒーリングでのレベルのことを引き起こせたら、それが一番よいけれど、それをヒーラー自身が望むのはエゴイズムなのです。

マグネテイック・ヒーリングに加えて、サイキック・ヒーリングを頑張りながら、その技術を磨きながら、クライアントさんたるヒーリーが気付くべきことに気付けるよう、カウンセリングやセラピーの手法を学んで、時間はとても掛かるけれども、根気強く、見守りながら、そのクライアントさんの霊的レベルに合わせて、隣人として、同胞として・・・愛のあるアドバイスを適切にしつつ、その人が手放すべき余計な荷物を手放せるよう、焦らずにサポートしていくしかないのですね。

その人が気付くまで、気付きにたどり着けるまで・・・
自ら答えを見つけられるまで、さりげなく誘導しつつ見守る。

根性、根性、ド根性・・・じゃなくて、
ひたすら忍耐、忍耐、忍耐・・・忍の字です。

勝手にやってしまうのではなくて、当人が自分で力をつけて、自分の問題に取り組めるように、ただ裏方としてサポートするだけです。とってもとっても、地道な作業ですがね。

結局は、ヒーリングを起こせるのは、当人自身なのですから。

その人が望んだり創りだしたことしか、
引き寄せられて、人生に招き入れられていないように。

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てなわけで、
ヒーラーでもありセラピストでもある私のいいわけや自己弁護、
業界や同業者の擁護にもなってしまいますけれど、

「ヒーリングを受けたけれども、何も変化がおきない」とか
「その時はよくなったけれど、結局もとに戻ってしまった」

みたいなことに対する説明になります。

他力本願で誰かが自分のことを「良くしてくれる」
自分の人生を「変えてくれる」ワケではないことを理解して頂きたいと。

ヒーリングにしてもアチューンメントにしても、魔法ではないし、
それはきっかけにしか過ぎません。

その人の生き様や人生に対する姿勢、それをきっかけとして、何かを掴もうという真摯さ、自分の人生や諸問題に対する在り方や対処の仕方、他人との関係、そして自分に対する誠実さ。

セラピーでもワークショップでも、読書でも何でもいいんです。

人任せではなく、自分で何かを掴もうとしなければ、「答え」を導き出そうという姿勢がなければ、何にも得ることは出来ないんです。

ただ、オーラの中に、そのようなこと・・・ヒーリングやセラピーを受けたというリアクションの形跡は残りますから、まったくのムダにはなりませんが。(いつか、波動が切り替わるときに、その経験で得たことが使えるときがきます)

今いるところより、波動がほんの少しでも切り替われれば、
人生のポジションは変わります。引き寄せられるものと共に。

でも、あなたの波動を切り替えることが出来るのは、
ヒーラーではなく、あなた自身なのです。

ヒーラーにしても、良い土地にしても、そのような人に接触したり、場所に行くことで高い波動の氣を分けてもらえたとしても、それらはあなたの波動を一時的に感化して変える事は出来ますが、あなた自身の本質的な波動を変えることは出来ません。

あなたの本質を変化させることが出来るのは、あなただけなのです。

土地のエネルギーやヒーラーによって、一時的に波動をよくしてもらって、それで終わりにしないで下さい。そのことによって、「きっかけ」を作ることをしても、その後のことが大事なんです。

肝心なのは、あなたが変わろうとすること。生まれ変わろうとすること。今までの自分を振り返って、客観的に知って、反省すべきことはして、気付くべきことに耳を傾けて、後は、捨てるべきものを捨てて、過去から旅立とうとすること。

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で、ちょこっと。アチューンメントについて。

高次元エネルギーアチューンメント・・・というか、ハンドヒーリングやエネルギーヒーリングに使用するための、氣の伝授について、ですけれど

伝授(霊授)を受けても、使えない人はいます。
使えないというと語弊がありますね。

アチューンメントをして、ルート(受信機としてのアンチナ)は作れるけれど、それを他人に流すことが出来るかというと、実は別問題なんですね。

その人の霊的な波動が低かったり、エーテルダブルやチャクラに問題があったりすると、その氣本来が持つ波動のエネルギーは流れません。

流れても、本当のその氣には及ばず、です。低い波動の氣が流れることは流れるので、感じることはできます。なので、受信機はあるが、電波が入らない、というような、使いこなすことが出来ているか否か、という問題。

でも、その人の波動が上がったり、エーテルダブルやチャクラ、三つのボディの問題がクリアになったことで障害がなくなり、その途端に、受信できるようになる、使えるようになるってことも多々。

うちの生徒さんでこういうことがありました。

エクササイズだか、レッスンの最中に、その人の第三チャクラのブロック(エレメンタル)が解放されたとき、数年前に受けていたはずのアチューンメント(確かゴールドレイキ)が、急に始まったんです。
もちろん、アチュ時にエネルギーを感じていたし、以降使えてもいました。
けれど、それはほんの一部でしかなかったんですね。

まるで、デスクトップに解凍されたままのフォルダが、解凍用ソフトをインストールした途端に、解凍されてインストされるようで、とても面白い光景でした。

そんな風に、お金を払ってアチューンメントを受けた直後にはそれを受け取れず(解凍して使うことができず)、数年も経ってから、準備が出来たときに、ふいに解凍が始まって、本来のものとアクセスが可能になる・・・
といったケースも珍しくありません。

なんていいますか、祈りやヒーリングのエネルギーも同じですね。その時には、その人には受け取れず(拒否られたり時期が早かったり)、準備が出来たとき、その人の波動が切り替わったときなどに、まるで、冷凍カプセルのようにコールドスリープされた「それら」のエネルギーの塊が、眠りから覚めるようにその人に吸収されて、身体全体、オーラ全体に広がって、包み込んでいく。。。

そんなのもよくあります。

ひとつやふたつでなく、たくさんある場合、それらが一気に、溶け出して、
大量のエネルギーがその人に吸収されていくことも珍しくありませんし。

そういうときって、まさに、当人にとっては、ひとつ気付くと、次から次へと気付きがおこって、心が動いて、何か花開いていく感じなのかもしれません。

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でも、たいていの人が、受け取れなくて、オーラに素晴らしくキレイで香しい冷凍食品(笑)をくっ付けたままにしている状態で、そのせっかく持っているイイモノを使ってなくて、気持ち悪くて臭いエレメンタルや邪気に翻弄されて、これまた醜悪な形をした、エゴイズムの囁きに惑わされているのですよね。

てな感じでして。

アチューンメントを受けたのに、何にも感じないじゃないか、詐欺だ!

なんか使えてる気がしない・・・エネルギーが流れてない・・・

みたいな人。

それって、自分の問題かも知れません。

自分の波動が低すぎるのが原因かもって、チェックしてみてください。
まだ冷凍フォルダにしたままで、解凍されてない段階なだけかも、ですよ。

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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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