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Danièle Vidal - Les Champs-Élysées / オー・シャンゼリゼ - 1971
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今はコロ助で非常事態宣言中だから、そのアナウンスばかり流れているんですけれども・・・※2年前に書いた記事
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神楽坂という街は、パリに似ている街ということで(あと、フランス関連の学校があるのでフランス人が多い)「パリの空の下」とか、「バラ色の人生」とか…この「オー・シャンゼリゼ」とか、よく流れていたんです。
そして、
この一年は全く聞いてないなあ~ 流れてないなあ~と…
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Juliette Gréco「Sous le ciel de Paris / パリの空の下」1960
これはジュリエット・グレコのバージョン(オリジナルはリーヌ・ルノー 1951)。
Édith Piaf「La Vie En Rose / バラ色の人生」1945
さて、ダニエル・ビダル。モロッコ生まれのフランスのシンガー…というかアイドルです。
シャア・アズナブル・・・
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間違い…
シャルル・アズナブールにスカウトされ、1969年に17歳の時、デビューしました。
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「Aime Ceux Qui T'aiment / 天使のらくがき」1969
ロ〇アの歌手エディタ・ピエーハのカバーです。
Эдита Станиславовна Пьеха「Наш сосед」
フランス出身のポーランド系女性歌手で、ロ〇アで活躍されているそうです。タイトルは「お隣さん」という意味で、隣人の日常や喧騒を興味本位に歌った歌詞だそう。
フランス語の原題は「汝を愛する者たちを愛せ」という意味なんですが、なんでまた邦題が天使の落書きなのか不明っっ
ちなみに、元々の歌詞とはアレンジされているそうです。
そうですね シンガーっていうより、果てしなくアイドルっぽいなあ。どうして、アズナブールがスカウトしたのか謎。
日本でものすごく人気があった人で、活動の中心は主に日本でしたね。1970年頃からは日本に長期滞在していて、1980年に日本人と結婚もしました。
その相手というのが、GSのチャコ&ヘルスエンジェルのキーボード担当だった柴田功さん。
チャコ&ヘルスエンジェル「愛してる愛してない」1973年
この曲がデビュー曲のようですが、メンバーが動いている映像のが無かったっっ
ちなみにゴダイゴのギター、今は亡き浅野孝巳さんが在籍していました。
結婚した後、南フランスに移住して、男の子が生まれたものの、結局離婚されたみたいです。
そんなこともあって、日本語が堪能。結婚前からも日本語で歌うことはされてましたが…
「Ciao Bella Ciao / チャオ・ベラ・チャオ」1970
ああ、昭和のメロディだ(T^T)
どうしても「チャルメラ」に聞こえてしまうのは何故??
「小さな鳩」1970
「Pinocchio / ピノキオ」1970
そうですね・・・
当時はこういうのが好まれた時代なんですよね、遠い瞳。
「La chanson de mon bonheur / 恋のささやき」1971
「Tombe La Neige / 雪が降る」1970
アダモの歌ですね。こんなのも歌われてましたか。
不二家チョコレート・ソング「ショコラの歌」
残念ながら、CMの映像は見つかりませんでした。
そして2年前のお姿がっっ
再婚されていたんですね。素敵なマダムになられてます。
で、やっぱり…彼女と言うと、この曲ですね。
「オー・シャンゼリゼ」1971
こっちは日本語バージョン。
やはり、フランス語の方がいいような気がするっっ
聞けるっていうか??
この歌が流行った当時は、海外はまだ憧れの地で、庶民は気軽に旅行に行ける場所ではなくて…パリのシャンゼリゼ通りに胸膨らませ夢躍らせる人は多かったわけですよ。
「Le Temps des fleurs」
「Ou Vont Nos Amours? / 恋はどこへ」
あと、金髪で青い瞳の美少女って少女漫画の鉄板だったしww無国籍な西洋が舞台の少女漫画ではねっっ
それ以外は、戦中戦後のビンボーな日本のけなげな少女・・・が主人公の作品が多かったのですよ。
「Catherine / カトリーヌ」
その意味でも、彼女の存在って言うのは、日本人の西洋への羨望、パリへの憧れを体現していた存在だったんだろうなあ。
「Mademoiselle De Paris」
だから売れたのかもしれない。
「もはや戦後ではない」と言われた高度成長期ではあったものの、まだ貧しかったし、戦争(敗戦)を引きずっていましたからね。
そして、早く神楽坂の街でこの曲が再び流れる日が来るといいなあ…そうなりますように。
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F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/05/23 掲載記事より転載
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