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愛されたい女たち

去年のことになりますが、一年半ぶりにとある友人とランチをしました。もともと年に2回位しか会わなくて、春になったら会おうねって話していたんですけど、コロナ禍になりましたので。他の友人たちとも大体昨年の2月前後に会ったのが最後で、秋に数か月または1年ぶりに会ったりとか、そんな感じ。友人たちの世代はまちまちですが、若い頃と違って、この歳になるとどの友人とも会うのは年に数回とか数年に一回とか、その程度の距離やタイミングが互いに負担なくちょうどいいって感じ。そしてこのコロナ禍の中、蜜を避けるために、会うにしてもグループはまだダメなので1vs1のランチ主体になっちゃいますが。

去年はその辺りが限界だったんですよね。誰か親しい友人と直接会わないでいられる状態。おばさんにとって、気のおける友人と直接会ってランチやお茶して、どうってことないおしゃべりに興じる時間って、精神安定剤としてもすごく必要なんだなーって痛感しています。とくに私は家族のない単身世帯ですから。仕事では会話をしていると言っても、仕事におけるクライアントさんとの会話と親しい人たちとの気の置ける会話っていうのは、まったく別物ですもの。でもって、友人と会話をしていると、なんか自分は日本語が下手になったなと言うか、スムーズに言葉が出て来ないことに気づかされ、これが衰えの始まりなのか…と、焦りを感じてしまいましたっっ汗 ヤバイヤバイ

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さて、高齢出産でもあった友人は、子供達が巣立ちした後の空の巣症候群に陥っているようで、加えてのこのコロナ禍。専業主婦の彼女はほぼ引きこもりな、他人と会わない状況に追いやられていたのですね(旦那さんとは単なる同居人状態でしてっっ) 実家(日本海側)にも帰れず、先の心配な施設に入居しているお母さんとも会えず…

そんなんでストレスMAX

ランチして散策してお茶して気がつけば6時間ww

でも、他人と話すことで彼女が元気と活力を取り戻してくれるなら、それに越したことはありません。

私は結婚もしていないし子供もいないから、既婚者だったり離婚経験者だったり、専業主婦やら兼業主婦やら、医療従事者や介護職や芸能・芸術関係やデザイナーや管理職とか普通の事務職とかetcetc…私とはまったく背景や畑が異なる異業種の仕事をしている友人からの話を聞くことって、ものすごく貴重な情報源というか、新しい知識を得られる、刺激と触発を受ける時間だったりします。

自分が経験してないことや色んな視野・視点からの、立場の異なる思いや考えやら話が聞けますからねー 電波な職業ではありますが、情報収集も大切なんですよ。一般の人たちからのリアルな悩み相談に乗るわけですから、時流というのかな、昨今の事柄や世相やら、やっぱ様々なことに通じてないと、というのがあったりします。過去には一般企業で正社員や派遣社員をしていたこともありますが、今はこの道一本になってしまって、世間から隔絶されている、ほぼ引き篭もりニートなもんでww

特に子育て関係の話からは、今の時代ってそうなんだーみたいなそういうことを知る良い機会にもなりますね<子供たちの事情や学校の在り方から

そして、私なんかの世代になると、だいたい病気と健康と介護と老後の話が主流になって、親が入院しただの誰かが死んだだの、相続問題があーだこーだとかの話になってきますww 子供世代が結婚するとか離婚したとか、孫が生まれたとかもありますけども。そうですね、私より年下の友人で高齢出産した人の場合だと、まだ子供が中学生とか高校生って人もいますけど。やはり年齢が年齢だし、私がシングルということもあって、共通の話題というわけではないので、子供の話が中心になることはないですけどね。

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てなわけで 
今回あれやこれや話が盛り上がったのですが、私が仕事上、リアルなイマドキの他人の問題から、感覚を乖離させないためにまとめサイトを見たり、漫画とか映画とかネットの情報とか、色々とチェックはして若い人と関わることもしている…なんて話からだったかな。

彼女がずっと家に居て、テレビをひたすら見ていて、日本のドラマはつまらないから、今更ながら韓流にはまっているという話になったのでした。

私も韓流ドラマも映画も見たことはあるし、面白い作品やハマることの出来た好きな作品も少しはありましたけど、パターンが同じなのでそこで終わっちゃいました。フィクションよりノンフィクションの方がもともと好きな人間だから。ドラマ見るくらいだったら、好きな音楽聞いたり、YouTubeのためになる歴史や事件関係のゆっくり解説とか見る方が好きですしw

で、友人曰く、韓流ドラマの何が良いかって、やはりロマンス要素だそうです。胸キュン?? ようするに疑似恋愛が楽しめるって内容のよう。リアルとは違うから、どうもそこがいいらしい。現実(結婚生活)を知っているからこそ、余計に。ぶっちゃけ、リアルな今の自分はすでに若くなくて、あんな甘いときめきに満ちた、手が触れただけでドキドキするようなプラトニックな恋愛なんて遠い日の花火、陽炎のような淡い夢ですからねww  二度とは戻れない惜春の日々、取り戻すことの出来ない、若い頃の自分の姿を投影するの…かなぁ。うん。今からあんな恋をするのは無理だけど、懐かしむことは出来るから。なんてったって、隣にいる旦那とはほぼ会話なしって話ですしねぇっっ汗 (熟年離婚の予定はないわけですが、単なる同居人と化している夫婦はこの友人とこだけでなく、結構多いんですよね)

シングルで結婚経験のない私ですが、そんな友人の気持ちも分かるような気もします。そうですね、ハイ。過去の記憶をたぐり寄せて、その余韻に浸ってしまう気持ち、ありますね、私にもwww なんだかな、女にはある一定の年齢に達したときに、少女の気持ちにフィードバックしたくなる時期が訪れるものなんでしょうかねっっww 

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と…友人と話していて思い出したのが、何年も前の冬ソナブーム(すでに死語)。たぶん、その心理なのでしょう。私は「冬ソナ」は見たことないですし、ヨン様はタイプではないのでスルーでしたが(私の好みは二次元なら矢吹丈、リアルならB'zの稲葉さんかデビッド・ボウイ)。

はい。女もいくつになっても、恋をしたいもんなんですね。ときめいていたいっていうのかなー 生活に追われ、仕事や家事や子育てに追われているとそれどころではないわけですが、それが落ち着いた頃、ふと我に返って鏡に映る自分の姿を見て愕然とさせられる日が来るわけです。家族に捧げつくした日々の経過と共に失われた自らの若さとか、あれやこれやに想いを馳せるスキマ時間を持った時、これから今よりももっともっと年を取ってしまうという受け入れがたい未来を前にした焦りとあがきから、そのような熱病が再発するのかも知れません。

いやさ、夫婦仲が上手く行っていれば、そんなことってないのかな、とも思いますがね。熟年になっても、いちゃこら出来ている仲良し夫婦であれば、そもそも空の巣症候群にもならないでしょうし…。

ようするに、「愛」が足りてないんですよね。生活にも人生にも。

本当のところは「恋」がしたいわけじゃない。恋愛成分が足りてないっていうのでもなくて、単純にみんな愛されたいんだなって思います。パートナーである旦那さんと向き合って来れてなかったことが原因と言えば、原因で背景の一因であったりするか。何十年も夫婦として暮らして、子供を成して、育てて、共に生きてきたわけだけど…家族ではあったけれども、男と女としてのパートナーシップはまったく育まれず、愛情のある関係性を築けず、ただ同じ屋根の下に住んでいる同居人として日々を過ごしている… そういう夫婦って実に多いですよね。男性は働きマシーン、女性は子育てと家事マシーンみたいな役割分担的刷り込みがよろしくないというのか。

結婚は関係性のゴールでなくてスタートで、子供がいるにしてもいないにしても、夫婦の協力関係ありき、だと思うのですが…肝心かなめの結婚した後の関係性を築くための努力をさぼる人が多すぎるんだよなあ。

それは占い師としてそのような相談を20年以上聞く立場にあったり、今の仕事を通してでもだし、自分の親の事例(ママンスキーでシスコンで実家ダイスキーな腐れ外道な男を生物学上の父親として持ってしまったこと、長男教な父方の姑と小姑からの母への嫁いびり、結果、母ノイローゼにより虐待という負のループ)を見てもですね、そう思うのです。

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そう、みんな愛が足りてないんだなあ。愛されたいのに、その愛がパートナーから十分に得られないから、疑似恋愛に求めちゃうんだなあ。

でも、疑似恋愛で事足りているというか、心を紛らわせられているだけまだマシですよね。実際には不倫に走ってしまう人の方が多いわけだから。韓流でも日本のでもアメリカのでも何でも、テレビドラマや二次元の世界にロマンス要素を求めて、そこに自己投影しているだけ、まだブレーキ掛かっているというか、健康的な発散なのかも新米。まぁ、二次元やドラマの若い俳優さんたちにトキメいている人たちは、リアルな同世代の異性にはときめくことがほぼ出来ませんから(理想が高すぎるというのは安全パイなわけだ。うん、男性がピチピチした若いねーちゃんがいいというように、女性だって恋するなら若いイケメン君になりますよ)。

(なんでしょうね、男性の方が早く老けちゃうっていうのかな。年上のお兄さんかしら??と思った人が一回りも若い人だったりすることはよくあるし、同級生なんか「一体、君の人生に何があったのかね??」というくらい、男性陣は老け込み率が激しいんですがっっ)

さて、友人曰く。韓流ドラマの何が良いかって言うので、日本のドラマにはないキーワードをいくつか単語で上げてくれたんですが、思わず紅茶を吹き出しそうになった、そのうちの一つのキーワードが「男性の上半身ヌード」だそうですww  下半身じゃなくてねwww  もっこりはイラネ。ブリーフ人気無いですよ、女性はトランクスかボクサーが好きです。乙女脳な女子はポークピッツ三兄弟でさえなければ、その辺りはあまり気にしないものです。

ああ、でもなんとなく判らないでもない。私がまだおぼこな女子学生だった頃、体育の授業や部活にいそしむ男子たちの普段は見れない上半身ヌード(集団で)を女子たちが見てしまったときには、皆「きゃーっ!!(≧∇≦)」ってなってたもん。でもね、女子のソレって男子のソレとは違うわけです。性的なものと関連付けての反応ではなくて、男らしさといいますかね、異性を感じて、ドキッとするのですよ。「わっ、たくましい、恰好いい!!」みたいな。

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そういえば、私もその昔、「ヤングライダーズ」というNHKで放映されていたアメリカのドラマにはまったことがあるのですが(西部劇大好き)、このドラマの最初の回のシーンで、彼らライダーたちが上半身裸になって水浴びしていたシーンがあったのですが、ドキリと胸キュンしちゃったことがあったのでした。うん、思い出した。そういえばそうだった。「おおっ、逞しいぞっっ!いい身体しているねー♪」なんて思ったんだったww

でもって、アメリカでしたっけね。何処の州か忘れたけど、消防士さんたちが上半身ヌードになって、猫と一緒に写真撮って、それがカレンダーとして通販されていて、収益をボランティアに回しているってのはっっ。なんか毎年ものすごく人気で飛ぶように売れてるそうです。ボランティアのためというより、女性が買うらしいww  女性で無い人もいるのでしょうが。いかにも鍛えている消防士ってのがミソなわけです。これがヒョロガリ男子だったら、まず売れないのだろうなっっ

てなわけで、筋肉ですよ、筋肉。太マッチョ細マッチョでもどっちでも、鍛えているというか、逞しさを感じるか否かがポイントなのかも知れない。そして日本男児は体系的にスーツとか洋装が似合わない人が多いから、お祭りの時の法被とか来た時、恰好いいなあ、イナセだなあって、何割かいい男に見えたりするんですよね。不思議と。あ、そっか…祭りの時のふんどし姿はきっと女子にアピール出来るんだと、ここで気づいたりして。

そんなわけで女子にもてたい男子は、明日からブルワーカー(知ってる人いるかな??)初めて、胸筋鍛えるといいかも知れません。

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ドラマの視聴率も若手イケメン俳優さんが、毎回お約束で上半身裸になると、上昇するかも知れませんねww (由美かおるの入浴シーンみたいにっっ)

はい。女子もドキドキしたいのですよ。恋愛現役世代と違って、BBAになってしまった枯れた干物世代には、保湿成分を補給するかのような、ピュアに「恋」する乙女成分の方が欲しいんです。リアルな男女の関係ではなくてね。みんなときめいたり、胸キュンして、淡い恋心を反芻して浸りたいわけですよ。

てなわけで、世の中には愛が足りてなーい、愛されたいと願う女性たちがあふれかえっておるですよ。

そうですね。私の場合は、今は愛より金が欲しい・・・かなwww







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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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