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エレメンタルについて~前半

“We are spiritual beings having a physical experience,
rather than physical beings embarking upon spiritual experiences.”
私たちは肉体的な経験をするスピリチュアルな存在であって
スピリチュアルな経験をしている肉体的な存在ではない~

エレメンタルについて詳しく書きますと言いつつ、なかなか書かずにすみません。ところどころでは書いているのですが、なかなか書ききれないと言うか、簡単な説明で端折って書いてしまっていることの方が多いですね。何からどう書いたら良いのか、というのもありましてっっ。

さて、人間の運命すなわち人生を創造すると言う事や霊的な事象を説明するためには、まずエレメンタルというモノが何であるかを理解する必要があったりします。

elemental とは、element(元素)から創られるものです。東洋では五行、西洋では四大元素と言われるものですね。五行だと、木火土金水。四大元素だと、火地風水。アーユルヴェーダだと五大元素(地水火空風)を基本的なエネルギー=3つのドーシャに分けて考える。

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でも、実はこのエレメンツ、4種類、5種類だけでは無くて、全部で7種類あります。人間はこの7種類のエレメンツを「エーテル・バイタリティ=氣」として体内に取り込むわけですが、体内に取り込まれた7種類のエレメンツのうち、エレメンタルを生成するために人間が使用できるのは4種類のエレメンツ、すなわち四大元素のみになります。

その前に、今までも幾度となく繰り返している三つの身体について、おさらいしておきます。

私たち人間は12ある次元のうち、三次元から五次元の3つの次元にそれぞれの身体を同時に所有して存在しています。

三次元=物質界(マテリアル界)・・・物質体(マテリアルボディ)※肉体
四次元=幽界(サイキカル界)・・・・感情体(サイキカルボディ)※幽体
五次元=霊界(ノエティカル界)・・・思考体(ノエティカルボディ)※霊体

で、この三つの身体を所有して使用しながら、体内に内包している六次元の身体の種(宝珠)を完全体へと育てていくことをしています。

六次元=精神界(サイコノエティカル界)・・・精神体(サイコノエティカルボディ)※神体(神道では直霊と呼ばれてます)

マテリアル体の中心部は鳩尾、サイキカル体の中心部は胸部、ノエティカル体の中心部は松果体、サイコノエティカル体の中心部は心臓にそれぞれ位置しています。

六次元の身体であるサイコノエティカル体が完全体に成長することが解脱という状態であり、輪廻転生の終わりです。完全体になるとはどういうことかと言いますと、絶対存在(源)からそれぞれがこの分離の世界に個別の存在(人間)として誕生した時の、始めの状態(魂/霊)と一致した状態です。

今の私たち…人類の目標たる最終目的地、ゴールはここに至ることです。あらゆる宗教や神秘思想の叡智(哲学たる教義)はこの道に至るまでの道筋、ガイダンスをそれぞれの物言いで説いています。

六次元の身体が育つと、三次元から五次元に存在する三つの身体が不要になり、六次元の身体一つだけで、なおかつワンネスに帰属しつつ個別の存在として存在出来るようになります。この状態になると、自分の姿かたちも選択出来ますし、三次元、四次元、五次元と言う下位の次元にも自由に行き来することが出来ます。また、そこに存在するすべてのもの(実体もエレメンタルも)を視覚聴覚で捉えることが出来ます。もちろん、これまで自分が生きてきたすべての人生を思い出していますし、憎しみも悲しみも怒りも、全ての感情を超えたところで森羅万象や人の運命、何もかもを愛情深く、叡智を持って捉えることが出来る段階に達しています(エレメンタル・マスターな状態)。

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で、3つの身体は、その身体を維持・生成するための「氣」を必要としています。物質体である肉体は、主に固形物としての飲食物から栄養素や水分を必要としています。酸素も勿論のこと。けれど、物質体ではない感情体と思考体は、その身体の維持組成のために「氣」が不可欠です。氣すなわちエーテル・バイタリティを摂取出来ないことには、四次元と五次元の2つの身体は栄養不足になって、飢餓状態に陥ってしまいます。氣の栄養不足は、あらゆる心と精神の不具合が生じさせることになります。

感情体であるサイキカル体に氣が足りなくなると、鬱になったり情緒不安定になったり、感情や感覚がマヒし、心の味覚障害(心が動かなくなる)のようなことが起こります。思考体であるノエティカル体に氣が足りなくなると、思考力が落ちたり集中力が欠けたり、モノが覚えられなくなるなどの記憶障害や精神障害が引き起こされることもあります。

もちろん、飲食物や酸素から栄養の大部分を取っている肉体も氣を必要としています。肉体の氣不足は、無気力や疲労感や倦怠感を生み、肉体の生成や修復(ダメージからの回復)を遅らせます。ちなみに飲食物や酸素の中にも氣は含まれており、私たちはそれらからも氣を摂取しているわけです。但し、水や飲べ物の中に含まれている氣は2.3日位で消滅してしまうので、缶詰や瓶詰、冷凍食品など保存食の中にはまず残っていません。輸送で日数が掛かるものもそうです。そして電子レンジのマイクロウェーブは氣を破壊して、ゼロにしてしまいます。

野菜や果物は収穫してすぐのものなら、氣がたっぷりと含まれていますし、魚や食肉も陸揚げしたり、処理加工して、翌日翌々日位のものが理想です。地産地消にこだわると、飲食物からもたっぷりと氣を摂取することに繋がります。水も日の当たらない場所にずっと蓄えられてたものに関しては、氣はまず入ってないですね。ただ、2時間以上、日光に当てることで氣を含ませることは出来ます(その場合、腐敗を起こさないようにするなど、衛生に気を付けなければいけないことは言うまでもありません)。

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「氣」は、プラーナやマナとも言います。宇宙エネルギーとか、そういう言い方をする人たちもいて、たぶん他の名前でも呼ばれていたりするでしょう。エソテリックな教義ではエーテル・バイタリティーと呼びます。エーテル・バイタリティはマインドに属するもので、その一部です。マインドとは、宇宙を創っているエネルギーで素材そのものです。

マインドは宇宙すべてに存在し、そこに含まれるエーテル・バイタリティは地球へは太陽からとして届きます。ようするに「光」に含まれるのがエーテル・バイタリティ=氣です。そしてエレメンツ(7つの元素)は、このエーテル・バイタリティに含まれています。と言うか、エーテル・バイタリティとして取り込まれるエレメンツは7種類あって、体内に取り込まれ、エレメンタルを生成するときに目的によって、エレメンツが振り分けられることになります。

エーテル・バイタリティーは体内に取り込まれた後、エーテル・ダブルを通って循環し、それぞれの3つの身体に必要量が行き渡ることになります。ちなみに氣、エーテル・バイタリティーは備蓄が利きません。体内で蓄えられる氣の量には限りがあるということです。備蓄として蓄えられる量は、せいぜい2.3日です。

一部はそれぞれの身体の栄養源として、維持管理のために、そしてダメージのあるところの修復に、余剰分は2、3日分の備蓄に(丹田に蓄えられます)。けれど、現代ではほとんどの人が氣不足なので、予備を蓄えられる人はあまりいません。現代人のサイキカル体とノエティカル体は栄養失調と言ってもいい。圧倒的に発育不全とも言える状態の人が多いですね。

で、3つの身体の維持組成といった生命活動や日常の生活行動のために使われる分よりも、既存のエレメンタルの読み込み新しいエレメンタルの創造のために使われる方が、氣の消費量は多いです。

はい。エレメンタルの原料はエーテルバイタリティ=氣で、この氣を錬成して、私たちはエレメンタルという物体を四次元と五次元の世界に創っています。もちろん、三次元の次元にも作りますが、これらは主に生活動作などの肉体の動きに関わるものです。感情体と思考体によって創られたエレメンタルは、私たちの想いであり、考えであり、行動・言動(言葉)であり、性格そのものとなり、人生を動かし、運命を創りだしていく原動力になります。

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エレメンタル(想念体)は、肉体、感情体、思考体の3つの身体から創り出されますが、

物質体からは行動のデータすなわち肉体としての身体をどのように動かしたか、使ったか…など動作の記録データとしてのエレメンタルが創られます。毎日使っているデータとしてのエレメンタルは、習慣としての動作が主になりますね。例えば、朝寝床から起きてからの行動、洗面、歯磨き、トイレ、食事を取る、着替える、学校や会社に行く…などのお決まりの定型行動としての動作。歩くこととか、表情とか、その人特有のクセとしての動作などもすべて。

感情体・サイキカル体から創られるエレメンタルは心の反応、心の動き、喜怒哀楽から作られます。好きとか嫌いとか、感覚として五感が反応することもすべて。イヤだなあ、会社に行きたくないなあ、学校嫌だなあ、みたいなの。心がどのような反応を示したか、ある事物・出来事や人物に対してどのような想いを持ったか、印象を抱いたのか・・・それにより、体内に取り込まれ感情体に振り分けられたエーテル・バイタリティのうち、4つのエレメンツの混合比率(質)と形が決まって、エレメンタルが形作られます。抱いた感情の質によって、火・地・風・水のブレンドが異なると言う訳です。ネガティブなものかポジティブなものか… 

初めての反応なら新しく創られますし、既に創られている既存のものなら読み組むだけで終わるか、もしくはそこに何かが付け加えられるという事もあります。いずれにしても、エレメンタルを読み込むという事は、そのエレメンタルに栄養を与えて成長させるという事であるので、繰り返し何度も読めば読むほど、エレメンタルの力は増して、強力なものに育っていきます

思考体・ノエティカル体から創られるエレメンタルは、思考したこと、頭を使って思索したことなどから創られます。学ぶこと、覚えること思い出すこと、情報を吸収すること、分析すること、洞察力や判断力のいること、計算すること、アイデアを絞ったり、物事の創意工夫をしたり、知恵(知識)を使うことなどなど。それらに基づくエレメンタルが創られます。やはり、ここで創られるエレメンタルも思考がどのように反応したか…その思考の種類によって、体内に取り込まれ思考体に振り分けられたエーテル・バイタリティのうち、4つのエレメンツの混合比率(質)と形が決まって、エレメンタルが形作られます。思い描いた思考の質によって、火・地・風・水のブレンドが異なると言うところは全部同じです。もちろん、その考えがネガティブなものなのか(悪だくみ)、ポジティブなものなのか(理性的)なのか、というのもあります。

で、ここでちょっと解りにくいかも知れないのですが。

エレメンタルが最初に創られるのは、四次元の身体もしくは五次元の身体のどちらか…なのですが(肉体で創られるものは後においておきます)、四次元の身体であるサイキカル体で先に創られたエレメンタルはその後に五次元の身体であるノエティカル体を「通過する」ことになり、五次元の身体で先に創られたエレメンタルも次に四次元の身体であるサイキカル体を「通過する」ことになります。なので、感情体のみで創られたエレメンタルと言うのは存在しませんし、同様に思考体のみで創られたエレメンタルというのも存在しません。

感情体から思考体、思考体から感情体と通過したエレメンタルは、それぞれ質が異なるものとして、同じエレメンタルでも区別されることになります。

思考‐欲望(感情)型エレメンタル・・・ポジティブ・エレメンタル
欲望(感情)思考型エレメンタル・・・ネガティブ・エレメンタル

肉体から創られたエレメンタルもそこに思考や感情が伴った動作であるならば、それぞれの身体を通過して創られることになります。すると、その動作をすると感情が記憶として蘇るとか、思考したことも同時に思い出すとか、そのようなことがあるわけです。感情や思考の伴わない動作と言うのももちろんありますから。

そして、肉体と感情体と思考体というのは別モノであるので、肉体と心と思考がバラバラに反応するというのはあって当然なのです。心が拒否しているのに肉体は誘惑に抗えないとか、頭では解っているのに心がついて行かないとかはありがちですね。また、メンタルの強い反応から記憶障害を起こしても、生活動作の記録(エレメンタル)は別の保管場所にあるので、そちらには問題がないということもそういうことです。

そして、これらのエレメンタルは私たちの記憶たる記録であると同時に、人生にあらゆる事象を引き起こす道具でもあります。

と言うか、エレメンタルはそもそも三次元に具現化するために命を与えられて創られるのが目的な存在であり、そこにエレメンタルが存在する(創られる)ことの意義と意味があるからです。

五次元で先に創られたエレメンタルは、四次元を通過してから三次元たる物質世界に具現化されます。四次元で先に創られたエレメンタルは五次元で創られたものより比較的早く三次元に具現化します。低い波動のものほど、早く具現化しやすいのですが、五次元よりも四次元の方が低い次元だからです。さらに四次元よりも三次元の方が低い次元ですから、三次元により近い、低い波動のエレメンタルの方が実体として現れやすい(現象として引き寄せられやすい)のです。だから、「悪いこと」「ネガティブ」なことほど、実現しやすい(叶いやすい)というのが宇宙の法則でもあったりします。

で、ちょっと長くなりましたので、二分割することにします。以降の話、様々なエレメンタルの種類などについては後半で。

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