山口百恵 - いい日旅立ち - 1978
1973年に15歳でデビューして、引退したのが1980年で22歳の時。しかも同年に結婚での引退で、今と比べると結婚も早いですよね。そして、その後まったくメディアに出なくて潔ぎよく…その意味でも伝説と言われる人になりました。
映画「絶唱/山鳩」1975
たった7年間の歌手活動、そして女優としての芸能生活でしたけど…鮮やかに時代を駆け抜けて行った人でしたね。
花の中三トリオと言うと、森昌子さん、桜田淳子さん、山口百恵さん。百恵ちゃんっていう呼び方が私たちの世代には馴染みがあるなあ…三人ともガンガンテレビに出まくってたイメージ。テレビでは見ない日はないというか。
仲良しな中三トリオ♫
して、当時の芸能人は、可哀そうなくらい働かされていたってイメージあるなあ。
デビュー当時は、さほど歌が上手いっていうイメージでもなかったかなあ。この頃は美人さんって感じでもなくて、アイドルとしては地味なイメージ。とあくまであくまで子供たちからしたらね。もう少し上の世代の人だと、見方違うと思うのである。
ドラマ「赤い運命」1976
そして、百恵ちゃんていうと~やっぱ「赤いシリーズ」での女優さん。そっちの方が、歌よりも馴染みがありました。私の場合は。ドラマって強いよねっっ
ドラマ「赤い衝撃」1976
ただ…「赤い疑惑」の役は、わがままで好きではなかったなあw 「赤い運命」と「赤い絆」は好きだったけど。
「冬の色」1974
「湖の決心」1975
「白い約束」1975
「愛に走って」1976
「横須賀ストーリー」1976
「走れ風と共に」1976
この歌、「赤い衝撃」の挿入歌でしたが、好きな歌でした。して、珍しい友和さんとのデュエット。
「パールカラーに揺れて」1976
「秋桜」1977
「プレイバックpart2」1978
「絶体絶命」1978
「愛の嵐」1979
「愛染橋」1979
中三トリオの中では私は淳子ちゃん派でしたが、こうして振り返ると、けっこうたくさん好きな歌あるんだなあ…デビュー当時の百恵ちゃんはイマイチだったけど、途中からすごく良くなったの。歌に深みが出てね。声量があるとか、テクニックがあるとか、そういうタイプの歌い手さんではなくて…
歌うというよりは、歌詞の世界観を語るように歌うタイプの人でしたよね。感情をギリギリまで抑制して、無表情なままに語り部として表現する人。
「曼珠沙華」1978
そこが良かったのかなあ。思い切り声を張り上げるヴォーカリストやシンガーではなく、静かに淡々と、第三者的なまるでナレーションのような目線で、独り芝居としての歌を演じる人。そんなイメージです。
「伊豆の踊子」1974
「いい日旅立ち」1978
この歌、本当にいい歌です! 作詞者であるチンペイちゃんはもちろん、色んな人がカバーしているけど、やっばり百恵ちゃんのが一番いいですね~ うん、とっても心に染みる。
JRのCMにずいぶん長いこと使われていたけれど、ずっと歌い継がれて欲しい。日本の美しい情景が描かれた、詞的で芸術的な歌だと思います。
んでもって、
鬼束ちひろ「いい日旅立ち・西へ」2003
カバーやリバイバル、リメイクというよりは、続編としての歌でもありますけど…これはこれって感じでしょうか。
願わくば、こちらも百恵ちゃんの歌で聞いてみたかったなあ…
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/03/24 掲載記事より転載