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Anne Hathaway - I Dreamed A Dream / 夢やぶれて「レ・ミゼラブル」2012
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もっとも有名なミュージカルのひとつですね。学校の国語?道徳の授業だったかな??でも、「ああ、無情」(当時は)のタイトルで教わりました。
とは言うものの、その時の小説とミュージカルとでは、だいぶ印象が違うけど。
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まあ、教科書ではジャン・バルジャンが、飢えた家族を助けるためにパンを盗んでしまったこと… たったそれだけの罪のために何十年も服役することになった理不尽(現代の日本なら少年法で無罪って感じ。せいぜい感化院送りか保護観察処分?)。
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刑務所から出所して、怪しい風体の挙動不審な男と差別される中、一晩の宿と食事を提供してくれた親切な神父のいる教会で魔が差し、弱い心に負けて豪華な食器を盗んでしまうわけですが…
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それに対して神父は、彼を非難したり告発するどころか、暖かく慈悲に満ちた態度で彼の罪を赦した‥‥と。神父の懐深い慈愛に触れ、心を打たれたジャン・バルジャンは、今後の人生を清く正しく美しく? 清廉潔白に神父の気持ちに答えるかの如く、貧しい人々や街の人々のために尽くす生き方を誓うのであった…みたいな…
キリスト教的懺悔と贖罪の精神、生き方を問う作品の手本として教材に選ばれたんかなー
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でも、舞台やミュージカルになってしまうとまた雰囲気ちゃいますのねん。文学として執筆されたのは1862年 今から約150年、ロマン主義フランス文学の大河小説ってことですけんど・・・
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して、ヴィクトル・ユーゴーと言うとアデルの父ちゃんだなあ…
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映画予告「Adèle H. / アデルの恋の物語」1975
んで…「レ・ミゼラブル」は今まで19回も映画化されてて、一番古い作品は、なんと日本の監督作品だったりする(知らんかった)。
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1910年でタイトルは「噫無情」戦前だ 明治43年だよ!
私の祖父が生れた年だよー 映像は見つからないし、監督の名も何処が作ったのかも解らん。
アメリカで作られたのが1917年で 日本ではその後9本も作られてる。どんだけこの作品が大好きなの、日本人てば…
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もちろん、テレビドラマ化もされてるし(日本では日本に置き換えられて)。舞台やミュージカルは数えきれないほどで、宝塚でももちろん。
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ミュージカルの初演は1980年にパリ、1985年にロンドン
1987年にブロードウェイでも開幕されることに…
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で、現在歌われているナンバー(歌など)は、この時に創られたものらしい。そして、それが定番になったわけね~ ちなみに作曲者はフランス人のクロード=ミシェル・シェーンベルク。
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この人、バレエの「嵐が丘」「ミス・サイゴン」の音楽も作ってたりする
「I Dreamed A Dream / 夢やぶれて」2012
もう9年も経つのね、観に行きました。私は、どうしても革命派であり、庶民の方に感情移入してまう。そして、吹き替え無しでのアンの歌、よかった。
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はい…セリフとしての歌なんですから、こういうのがいいんです。単なる哀しい歌として、キレイに歌いあげるのでは伝わらないんです。感情の吐露としての、嗚咽しながらの歌がたまらなく観客の心の琴線に触れるのです(T^T)
号泣するしかないでわないか(T^T)
フォンティーヌの悲しみと絶望が伝わってくるのです…
そうですね。「レミゼ」のナンバー中でも、もっとも有名な曲で、ソロとして様々なシンガーがカバーしたり、ステージで歌われる歌ですよね。
エポニーヌの「オン・マイ・オウン」も並びますが…
Samantha Barks「On my own」2012
そうなの、この2曲。テレビなどのステージで歌う人たちってば、笑顔を称えながらが多いの。でも、そういう歌では無いんだけどなあ…っていつも思ってたりする。
まあ、その~
ミュージカルの歌い方で歌うのは、確かに普通のライブ(コンサート)ではクドイし、やりすぎになっちゃうけどさ~
Susan Boyle's 2009
「アメリカン・ゴッド・タレント」のイギリス版。
「ブリテンズ・ゴット・タレント」の第3シリーズ初回にて。
彼女を見た目で判断して、軽く見ていた人たちの驚き用が印象に残りましたし、この番組でこの歌を歌ったことで歌手への階段を上ることに…まあ、あまりにも有名な話ですね。
ちなみに優勝ではなくて準優勝です。
てなわけで、スーザンのバージョンが有名になりましたが、彼女以前にも当然ながら、多くの歌手がカバーしています。
Aretha Franklin
Katherine Jenkins
フランス語です。
Celtic Women
Neil Diamond
Hayley Westenra
岩崎宏美さん
華原朋美さん
May J. さん
新妻聖子さん
とにかく、数えきれないほどカバーされてたりするので、追えませんっっ
とは言うものの、私はやっぱ、アンのが好きかなあ。本職ではないけど、一番歌詞の内容が入ってくるし、フォンティーヌの気持ちだなって思うから。
まあ、映画は一度見れば十分ではありますが、2012年のが一番印象に残りましたかねー
「Do you hear the people sing? / 民衆の歌」2012
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F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/11/20 掲載記事より転載
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