Steve Perry - Oh Sherri / Oh, シェリー - 1984
ジャーニーのヴォーカルだったスティープ・ペリーの、ソロ・アルバムからのヒット曲。
はい、彼の伸びの良いハイトーン・ボイス、大好きでした。何て言うか~聞いていて、とても気持ちの良い声なのね。
私にとってジャーニーは、スティーブありきのバンド。それ以前でも以降でもなく、彼が在籍していた時代が、至上無二の最高の黄金期。あの頃のサウンド、曲が最高レベルです。
ペリーはそれまでプログレ寄りだったジャーニーを、思いっきりポップで親しみやすい、聴きやすいバンドに変えた…
といった印象が世間ではあるようです。
プログレ好きな私ではありますが、ジャーニーに限っては
上記に書いたように、曲とスティーブのヴォーカルとの相性あってのバンドだったと思うので「フロンティア」「エスケープ」は、最高傑作だったよなあ・・・と。
「Oh Sherrie」1984
この曲のMVですが、当時の婚約者シェリーが本人役で出演していまして、でもって、曲名通りに彼女への恋心を歌ったものですけれど、結局別れちゃうんですよねっっ汗
うーん…ミュージシャンって、私生活の経験を歌にすることが多いわけだけど・・・恋愛の場合は、そんな風に破局するとアレですね。どちらにも痛い曲って感じで、いやさ年を取ればいい思い出に変わるのかなあ。
クラプトンのミューズだったパティは「レイラ」はともかく
「ワンダフル・ナイト」を聞くたびに、当時の流産とか不妊治療の苦しみや浮気されたこと。そして、ケンカばかりで壊れていった二人の関係のことを思い出して、とても辛くて 死にたくなるほどだったと言っているし…
「Foolish Heart」1984
「Strung Out」1984
彼って見た目からして、最初はネイティブ・アメリカン系の人なのかなーって、勝手に思っていたのですが、ポルトガル系なんですね~以外。んで、おとぎ話というかね、中世の騎士物語とか好きらしいww
つまり「Oh, シェリー」のMVは彼の趣味だったわけだwwww
そのスティーブですが、出身はカリフォルニアで、お父さんがシンガーだったことから、自然と音楽と歌に親しんだわけです。けれど両親が離婚して、お母さんに引き取られることに。
1970年代からエイリアン・プロジェクトと言うバンドで活動し、メジャーデビューするという矢先にベーシストが死亡。それによってバンドが解散してしまい、すべては白紙に。失意のスティーブは、カリフォルニアに戻って農業に従事したわけですが、当時のジャーニーのマネージャーがたまたま
エイリアン・ブロジェクトのデモテープを耳にしたことで、オーディションへと誘われ、ジャーニーのヴォーカルに採用されました。
やったね! で、ジャーニーはブレイクしたわけです。
とはいうものの、前にジャーニーをピックアップした時の記事にも書きましたが、身体の故障でステージに立てなくなって、そのことが原因でメンバーとの信頼関係が崩れ、結果として1987年にグループを脱退。
We are the world 1985 and behind the scenes full dvd rip
その後、療養期間もあって7年間、表舞台から遠ざかっていたわけですが…1994年にアルバム「ストレンジ・メディスン」を発売。
日本でのツアーも予定されていましたが、肺の感染症で急遽中止にっっ 再びの療養生活に。けれど、それがかつての仲間との邂逅をもたらし、ジャーニー再結成へと繋がるのですねっっ(ファン歓喜)。
んで、1996年ジャーニー再結成。
しかしまた、かつて悪くした足の悪夢再びというか、退行性骨関節疾患が発祥してしまい、ツアー参加が困難に。
てなわけで、1998年正式に脱退。今度は、前回みたいに物別れにはならなかった様子。円満?に脱退出来たと言うことかなあ…
そしてその後は、アニメ映画「魔法の剣 キャメロット」のサントラのメインテーマや、2003年の「モンスター」のサントラ・プロデュースも手掛けるなど、マイペースながらも音楽活動は継続。
Quest for Camelot - United We Stand 1998
映画は酷評されまくりでしたねっっ
「I Stand Alone」1998
その後はちょっとブランクが。けれど、2014年にEEls のライブにゲスト参加したり。
2017年にロックの殿堂入りをした、ジャーニーの旧メンバーとして授賞式に参加したり、(スピーチだけでライブ・パフォーマンスは無し)。
Journey Induction Acceptance Speeches - 2017 Rock Hall Inductions
でもって、ようやっと2018年に三枚目のアルバムを発売。約四半世紀経っての三枚目ですよっっ ハイ、待たせすぎ。
「No Erasin'」2018
「We're Still Here」2018
YouTubeに公式があって、新しい曲とか近況報告とかしてくれているので、ファンとしてはとても嬉しい限りなのでありますよね。
だって素晴らしいヴォーカリストですもの。歌わないなんてもったいないし、宝の持ち腐れ。
今はコロナ禍で、ミュージシャンたちにはやりにくい世の中だけど、もともと足の問題もあって、ステージは無理な人だから、ネット配信と言うスタイルでの、身体に無理ない活動で、少しずつマイペースに良作を発表し続けて欲しいなって思います。
他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/05/27 掲載記事より転載