サーカス - Mr.サマー・タイム ‐1978
サーカスの曲は、すぎやまこういちさんがサントラを担当した、映画「シリウスの伝説」の「時よゆるやかに」「愛のカンタータ」を歌ったグループということで、曲は紹介しましたけど、グループ自体を取り上げるのはまだでしたね。
※別のblogに書いたものを今回再編集で夏の歌から特集・ピックアップ掲載しているので、順番が前後しています。
最初というか、デビュー時は、すが健さん、茂村泰彦さんと従妹同士であった叶正子さんと卯月節子さんの4人組で、男性二人がバンド活動を指向したために脱退。正子さんの二人の弟が加入したというもの。
それにより、全員親族の男女混成コーラスが成立したという次第。
卯月さんが結婚により抜けた後に、オーディションで原順子さんが参加。央介さんもソロ活動のため離脱し、嶋田徹さんが加入することに…しかし、その嶋田徹さんが脱退することになり、央介さんが復帰。原さんが央介さんと結婚されて、再び全員親族グループになりました。
そして二人は、夫婦ユニットに専念するためサーカスから離脱。その後に長男の高さんの娘のありささん、オーディションで吉村勇一さんの二人が加入して現在に至ると…
でも、仲互いしての脱退とか、そういうのではないので、今でも集まって、セッションしたりは当然あったりするのでした。
ピーマン「部屋を出て下さい」1974
そうそう この曲は知っていましたが、まさか叶正子さんがこのグループにいて、歌っていた一人だとは知りませんでしたっっ
それにしてもピーマンってっっっ汗
ヤマハの第八回ポプコンで歌われた曲でしたが、
正子さんはヤマハの研修生だったんですね。
そしてこの歌は、
ピンクレディーが「スター誕生」で歌った曲であり、そのシーンが何度もテレビで流れたことで、有名でもある曲。
スター誕生オーディション 1976
でもって、ピンクレディーも最初は「みかん」というグループ名で、デビューさせられる予定だったというから…
なんていうか~
ピーマンとかみかんとか、センス悪すぎやろ!
「二人の帰り道」1977
こちらがデビューシングルですね。声が若いっっ
ちなみに「月夜の晩には」は動画がないんですけど、本家・南佳孝さん(「モンローウォーク」で有名)が作詞作曲された曲で、彼のだけ動画がありました。
「月夜の晩には」1977
「愛で殺したい」1978
「アメリカン・フィーリング」1979
懐かしいな、航空機会社のCMに使われたような気がするけど。ジャルパックだったかなあ? 忘れたー
そして歴代メンバーでのセッション。
「時よゆるやかに」1981
そしてこの歌、やっぱ一番好きだなあ。
この歌はサーカス以外にはありえない素敵さ。
「Mr.サマー・タイム」1978
カネボウのキャンペーンソングでした。
この曲のこのアンニュイさ、たまりませんね。
ひと夏の恋の痛手と言うか、リソラバにて浮かれて過ちを犯し、恋人を裏切ってしまった女性が、男性に懺悔する内容の歌詞となってます。
ムード歌謡に位置しているけれども…
原曲は、フランスのミッシェル・フュガン&ル・ビッグ・バザールが、1972年に発表した「愛の歴史」という曲に日本語訳を付けて、カバーされたものです。
内容がドロドロってわけではないけど、不倫を後悔する歌なんですが…
まあその~
一歩間違えると…な、歌を…
サーカスの爽やかで美しいコーラス、調和のとれたハーモニーが切なく物悲しく歌い上げているので、決してそういう風には聞こえないっていうのかな~夏の終わりの思い出、眩しい陽ざし、甘い痛みを思い出させる。何とも言えない郷愁を感じさせるように仕上げられてたりしてっっ
で、公式には歴代メンバー全員で集まった、素晴らしいセッションなんかもUPされていたりして。
これまた良いです💛 円熟味を感じますね
で、原曲はこちら。
Michel Fugain「Une belle histoire/愛の歴史」1972
昭和歌謡というよりは、ボサノバ入ったシャンソンて感じ?? アメリカとかイギリスとか英語圏の唄にはない、ヨーロピアンならではのメロディラインかなん。
CMに関しては、単独でのものが探せなくて挫折。
誰がキャンペーンギャルだったっけなあ?
さてさて…こちら原さんと央介さんの夫婦ユニット
2VOICE「YOU~120歳のラブソング~」2018
マンハッタンスリム
ギタリストでもある吉村さんの、別活動のライブの紹介動画ですね。
とにかく皆さん仲がいいんですよね。それぞれのソロの活動もバックアップしているし、お互いに行き来しているというのかな。
てなわけで、それも彼らの歌声や音楽性の魅力のひとつなのでしょう。公式Channelもあるので興味ある人は覗いてみて下さいね。
F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/02/01掲載記事より転載