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顰みに倣う、東施

※こちらも過去blogからの転載。数年前に書いたものです。

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【意味】顰みに倣うとは、善し悪しを考えず、
 むやみに人の真似をすることのたとえ。
 また、人の言動を見習うことを謙遜して言う言葉。

春秋時代、越の西施という美人が胸を病んで苦しんで、苦痛で顔をしかめているのを美しいと思った町の醜女(東施)が、それを真似て村中を歩いた。
醜女は、西施の美しさは知っていたが、西施が眉をひそめていても、なぜ美しく見えるのかということには気がつかなかった…という故事に基づく。
                  故事ことわざ辞典より引用

『荘子・天運』によれば、西施には胸が痛む持病があったという。
ある日、その発作が起きた。彼女が胸元を押さえ、顰(眉間)にしわを寄せた姿にはなんともなまめかしく、か弱い女性の美しさがにじみ出ていた。
彼女が里から歩いて来るその様に、里の人たちは皆、目が釘付けになった。
ある里に一人の醜い女がいた。この日、西施が胸元を押さえ、眉をひそめた様子にたくさんの人が釘付けになっているのを見た女は、西施のまねをして、胸元を押さえ、眉をひそめて、村を行ったり来たりした。
この醜い女が大げさにふるまうと、ただでさえ醜い顔がもっとひどくなった。そのため、この女の奇怪な様を見ると里の人々は、すぐに戸を閉め、貧乏人は妻や子を連れて遠くに逃げるといった具合であった。
                         Wikipediaより  

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花の命は…に属するどうでもいい雑談です。相変わらず、スピから大幅にそれた話題ですがっっっ

最近、「人は見た目が100パーセント」というコミックを読みました。
もう、超面白くて、爆笑・・・一巻に関しては抱腹絶倒。

ぎゃははははっ!

って、真夜中なのに、大声出して笑っちゃいましたよ。興味のある方はドゾ。電子コミックでも読めマス。

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さて、自分のことは棚に上げてのオハナシ。

私はやはり人間に興味がありまして、趣味は人間観察?になるのかも知れません。結果的に、他人の、とくに同性である女性のファッションや身だしなみ、行動によく目が行ってしまいます。

駅や電車、飲食店や街中などなど…とくに電車の中では中吊り広告を見るのも面白いのですが、色んな人を観るには時間もたっぷりあって、人間観察をするには最適な場所なのです。

すると、「惜しいっ!」って思ってしまう女性をたくさん見かけます。

せっかくキレイな顔立ち、スタイルなのに、自分を生かしていないと言うか、無個性と言うか、何かこう…あたらもったいないと言うか、残念なファッションをしている人がかなーり多くてっっっ

もっとお洒落をすれば良いのになあ…って、余計なお世話を思ったりするわけです。もっと似合うヘアスタイルがあるだろうに…とか、
顔色をキレイに見せる色合いのを着ればいいのに…とか、
メイクも、その…ちゃんとしようよ…とかとか。

磨けば光るっていうのかな、もっとステキになるはずなのに、せっかく女性に生まれたというのに、何故素材の持ち味を生かそうとはしないのですか?
…みたいなー?

で、そればかりなら良いのですけど、自分のことをもっと知ろうよ!って言いたくなるような、台無しファッションやメイクをしている人も多すぎ。

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まあ、せっかくお洒落しているのに、大口開けて、クカー!って…しかも大股広げてるねーちゃんとか、「パンツ見えてるよ!」って言いたくなることは多々。

新幹線や特急スタイルの座席ならいざ知らず、山手線や総武線、地下鉄の車内で、間延びしたアホづら晒して化粧をしつつ、ビフォーアフターショーを展開している節操のないバケモノとか、(車内で化粧しているのは、何故か100%の確立でどブスと言う、事実よ)

そういう人は論外でノーコメントですが。

例えば、肩がイカリ型なのに、チューリップ袖の服着てて、アメフト選手みたいになってる子。下半身がいずれおとらぬ薩摩(桜島)大根か練馬大根なのに、短パン履いてたり、ミニスカート着ていたり…ふくらはぎの一番太いところでカットされてる丈のスカート着てたり、その逆にふくらはぎの太いとこまでのロングブーツ履いてたり…

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自分の体型の欠点をカバーするどころか、スタイルの悪さを強調したり、欠点をさらけだすような、そんなデザインの服を着ている人とか見かけると、
なんちゅーかほんちゅーか、どうしてわざわざ、そんな服を選ぶの?って、ハイ。

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そういうとき、自分がおすぎかドン小西さんになった気分になりますデス。

色の組み合わせとかもそうですね。あと、ファッションはいい感じなのに、
バッグと靴がコーディネイトのバランス崩してたり・・・。

それと、服や小物のコーディネイトは完璧でも、根本的にそれを着ている中身である当人がね、違ってます!っていうのかな…全然似合ってないんですけど~って場合もあるなあ。

たぶん百貨店ブランドでイイもの着ているのに、バッグもブランドものなのに…何故か髪型が金八先生だったり、(服が浮いている…つか、服の品質の良さが生きてない) 別にノーブランドでもいいわけですがね。

顔も可愛いし、コーディネイトは完璧なのに、化粧してなかったり、靴の色が全体の調和を乱してたり…靴下がソレ!?っみたいな?

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あと、その服はいったい何処で買ったので?というような、大胆というよりはハチャメチャな組み合わせの、チンドン屋かはてまたピエロか…っていう格好だったり…(イタリアンビビッドと言うには及ばず色んな原色使いすぎ)

何故にその服にその柄のストッキングを?…だったり。柄のトップスに柄のボトム、インナーはボーダー…とか。どうしてそうなった!というビックリするファッションも。

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うん。いずれ志茂田景樹氏か楳図かずお先生か…
(あの人たちは…そういう職業だから、いいのだ)

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いやさ、似合っていればいいんですよ。ちゃんと着こなせていれば。本人にフィットしているか否かが問題なワケで。ゴスロリとかね…いやさゴスロリはいいと思いますよ。

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だって、あーゆうのって顔が可愛い子、西洋チックな雰囲気でないと難しいでしょう。なのに、大体来ている子の顔見ると、「えっ!」ってなること、多いなあ…和風な感じの顔立ち、弥生系な一重の子とかが多い気がする。

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どう見ても、あなたにはゴスロリより、市松人形の衣装のほうが似合うと思う…(地獄少女の閻魔あいたんとかなら許す)

って、典型的な一重の日本人顔の子が、フランス人形やホーンテッドマンションのキャストみたいな、んなドレス着ても、本来の顔立ちの良さや魅力を殺してしまうだけで、違いまんねんのよ。

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ファッションは、自分が着たいものを着ると失敗すること多いですよね。
もちろん、自己主張のひとつであり、自己表現の方法でもあるから、着たい服を着るのも大切だけど、自分をよく知らないと個性を殺すことになるし、ミスマッチを生む。自分の顔や体型の欠点とか、アピールしたほうがいい部位とか、自分という素材をより魅力的に魅せる方法を工夫しないことには。
ここには髪形やメイク、服飾雑貨も含むんだけども。

後は自分の職業や世代も考慮しないとです。

オバサンだからって理由で、その世代の服を着ると、マジメに老け込んだBBAになってしまうし、だからといって、若い頃の服をそのまま着ているとイタイ人になる。(派遣先で50過ぎてる人なのに膝上スカートの人がいて、絶句した。夏木マリさんとかマドンナなら許すし、似合っているのなら納得できるのですけども。周囲は引いていたりする)

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若い頃にしか着こなせない服や色もあるし、年を取ってからしか、着こなせないファッションもある。流行に左右されすぎるのも何だし、値段とかブランドとかで選ぶものでもない。

自分に似合うかどうか…自分の体型を綺麗に見せているか、他人から見られたい自分に近づけているか、これが「私」だっていう、ファッションなのかどうか。

本当かどうか解らないけれど、パリジェンヌは、その人のファッションを見れば、ワードロープの中身が解り、その人の室内の様子も想像できるんだそうな。そして、彼女らはあまりアイテムの数を持たないものだそうで。何よりも、自分らしさにこだわっているのだとか。

雑誌に載ってる服や芸能人のファッションを手本にし、流行モノに踊らされる日本人は、パリジェンヌの何倍も服を所有しているのだとか。
そんなファッション消費大国だけども…実際、都内に住んでいる私から見て、「お洒落」な人は圧倒的に少ないと感じる。

服だけ、アイテムだけ、ならいるけれども…

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その人自身を含めた、素敵なお洒落さんは稀有な存在だ。その人に似合ったファッションスタイルをしている人には、ほとんどお目にかかれない。

もうちょっと…あともうちょっとなんだけどなーと…

惜しいっっ!って 思う。

あと、化粧ねー 最近の流行なのか知りませんけど、夏まで行ってた派遣先で、おてもやんみたいなチークを入れてた子がいて、ビックリした。

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まるで
「いなかっぺ大将」ではないかっっっっ!って思ってしまった。
(解る人いるかなー)

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大ちゃんの声は野沢雅子さんでした

化粧も流行り廃りはあるけれど、むしろ一年中、夏も秋も冬も同じメイク、同じ色使いってのは、どうよって話なので、アレンジや方法変えるのは当然だけど、ペコちゃんみたいなチークは…流行でもみっともないと思うゾ。

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で、ここまでは自分に似合う格好しようよー と言う話なんだけども。

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ようやくタイトル・・・な話。

芸能人の着ているブランドやアイテムチェックはよしとして、美容院でのよくあるトラブルに、芸能人やハリウッドスターの写真を持ち込み、
「この髪型と同じにして下さい」ってリクエストして、結果的に…
「ひどい、同じにしてって言ったのに、全然違う!」って、クレームになっちゃうパターンがある。

髪質もボリュームも違うし、顔形が違うので、カットやスタイルアレンジを参考にすることは出来ても、同じ雰囲気には出来ようがないんですけどね…

まあ、それでも似たような…ってので、満足できればそれはそれ。

いくら素敵だな…って思うヘアスタイルでも、自分の個性を殺すことになってしまうヘアスタイルなら意味ないし、似合っていなかったなら、問題外。
そして、そもそも「同じ」にはならないのに…

憧れのスターすなわち彼&彼女を素敵に見せるヘアスタイルであったとしても、それ以外の他人(自分)を素敵に魅せてくれるヘアスタイルであるとは、限らないのにね。

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当時、皆このかまちんカットしていましたね<私はしなかったケド

いやさ、憧れの人のヘアスタイルとかファッションとか、そういうものの真似だけなら、まだいい。他人が持っているものを欲しがって、自分も同じものを持ちたがるのもいい。憧れの人に影響されて、影響下の元に自分を変えようとするのも。

困ったものなのは、身振り手振りなど、動作を真似ること。
その人になりきって、妙なところまで似ようとしてしまうこと。

て言うか、素敵だなと思った人、憧れを抱いた人の、かっこいいポーズとか、エレガンスな所作とかしぐさとか姿勢とか、そういうのを手本とするのはいいと思うのね。見習うぐらいならば。

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でも行き過ぎると、滑稽になる。

モノマネ芸人ならいざ知らず…ナリキリは下手するとイタイ人になる。

そんな風に、人真似でなくても、周囲から見て、イタイなって、そういう所作とか動作はあったりする。

例えば、若い子がぶりっ子するのはいい。けど、おばさんのぶりっ子は気持ち悪い。ぶりっ子が通用するのはせいぜい20代の前半まで。それ以降の世代で、子供っぽい仕草をする人には、ふつー周囲は引くもんだ。

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キレイな人、可愛い子だったら、20代後半までは、男性なら許容範囲だろう。しかし…たいていの場合、同性はぶりっ子が嫌いだ。30過ぎて、子供っぽい仕草をしたり、話し方をする人は、イタイとしかいいようがないし、うざがられる。生まれつきの総天然ならいいンですけども。

男性もそうさね。

ブサメンちゃんが、キムタクみたいなきざっちい話し方したり、気取った話し方してたら、アウトですよ、アウト。

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何て言うのかな・・・

美人が、砕けた下ネタトークしたり、吉本みたいなお笑いポーズや三枚目やっても、意外性があると面白がられたり、周囲は親近感抱くもん。(ゲンメツするメンズもいるけど)

ぶすちゃん、ぶさめんが三枚目やるのはまあ普通で問題なし。

でも、ぶすちゃんが、美人がやるような身のこなしをしたり、可愛い子ぶりっ子したり、気取った話し方したりすると、好感度は果てしなく低い・・・キモワルがられたり、とっても鼻につくっていうか、印象はあまりよろしくない。ウケや笑いを取りにいっているなら別だけど。

うん。美人だけしか許されないファッション、仕草ってあるもんです。

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ガサツで下品で粗忽かつお行儀悪い態度や表情は、美人もブスもなく、ダレがやってもNGですけど、容姿とか年齢によっては、滑稽になってしまう仕草とか身のこなしとかアるわけで…

そんな風に見た目相応、年相応の身のこなし、話し方ってありまして、いい年して、こんなしゃべり方? 何このポーズ? 何この表情のクセ? そして似合ってない服、メイク!…って、周囲には結構チェックされてるもんですのよ。

残念なファッションやメイクはともかくとしても、話し方とか動作のクセ(子供っぽい仕草)なんかは、下手したら、「おつむや品性を疑われる」こともあるから。

そういう意味で、自分の姿形、体型に見合ったキャラになる必要性っていうのかしら、人は、自分のウリとか魅せどころを知らないといけません。

ファッションや髪形、メイクなど、立ち振る舞いなどひっくるめて、自分が周囲にどんな風に見えているのか、見られているのか…客観的に考察してみることを一度はした方がいいと思う。

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その上で、自分は周囲からどんな風に見られたいのか、どのような印象を与えたいのか、どんな自分を演出していけばいいのか、するべきなのか、そうしたことを考えて、ワードロープを見直したり、自分改造計画を建ててみるといいかも知れない。

西施の顰に倣った東施のように、ブスが可愛いぶりっ子してら…プッ!と、周囲に笑われたり、太い足がよけいに太く見えてしまう洋服や靴を選んでしまう前に。自分の容姿やキャラクターに見合った表現方法を見つけて、自分の美徳や魅力を引き出すスタイルを板につけませう。

・・・って、私自身のことはかなーりの棚上げですっっっ(すでに女として終わってるからって、それはタダの開き直り的なイイワケか)

(生徒さんにもね、「足が太く見えるから、中途半端なブーツ丈、止めようよ」とか「その髪型、ヘン」とか…「眉毛、何とかしようよ」とか…「嫁入り前の娘が、そんなカオをするのは止めなさい」とか…しょっちゅう文句つける、とてもうるさいオババなのであった)

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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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