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Joni Mitchell - Woodstock / ウッド・ストック - 1969

ウッドストックと言うと、誰もが知る音楽と平和(反戦)の伝説的な聖典。後にも先にもない、歴史的なアイコン的フェスティバルでした。

この鳥のことじゃありませんぜっっ
これはスヌーピーのおともだちの鳥さんデス

それまでに音楽の屋外フェスはジャズフェスとか…

Newport Jazz Festival 1958

MONTEREY INTERNATIONAL POP FESTIVAL 1967

Mt Fuji Jazz Festival '87

↑私の友人が行ったんですってー 羨ましい

その他、バングラディッシュのチャリティーライブとか…

The Concert for Bangladesh, August 1, 1971

こうしたアーティスト主催のチャリティーコンサートは、
もちろんあったんですけれども。

ベトナム戦争を発端とした、反戦と愛と平和をスローガンにした(政治的な思想とか公民権運動が絡んでいる)、
ムーブメントを呼び起こすまでの音楽フェスって、
このウッドストックくらいなものです。

チャリティーの側面だけで開催されたものなら、
バンドエイドをきっかけに広がって、
USA For Africa「Feeds the World」に結びついた…
飢餓に苦しむアフリカを救おうって、80年代後半のプロジェクト、イギリスとアメリカで行われたライブエイドがありますけどもね(日本もいちおう現地参加)。

Band Aid 「Do They Know It's Christmas」1984

USA For Africa 「We Are The World 」Live Aid 1985

そして、伝説になった、ウッドストック・フェスティバル。

Woodstock Festival - 1969.8.15 (Friday) 

この歴史的な音楽フェスを理解するには、背景にベトナム戦争に対する反戦運動、ヒッピー文化やフラワーチルドレン、フラワーパワーと呼ばれた政治活動のこと、彼らがスローガンとしていた「武器ではなく、花を」という主張、平和と愛の象徴として、花で自らを飾ることなどを知る必要があります<サイケデリック・ファッション

サイケデリック・ファッション
平和、軍縮、反戦運動の国際的なシンボル
グランジ ストリート アート デザイン
ヒッピー運動のレトロなモチーフ

今日のロックフェステイバルのルーツたる、モントレー・ポップ・フェスティバルのプロモ曲、スコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」のタイトルもそこから派生しているわけですね<San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Haireb=もし、あなたがサンフランシスコに行くなら、髪に花をつけて来て下さい

ミュージカル「ヘアー」のアクエリアン・エイジとか「ジーザス・クライスト・スーパースター」とかも、このヒッピー文化から生まれた代表的な作品ですね。

ミュージカル「ヘアー」のことについてはまた別途

ちなみにジョニ・ミッチェル自身は、ウッドストックへの参加を誘われたけれども、マネージャーの意向で他のイベントへの出演が決まっていたこともあり、断ったとのことです。

テレビで「ウッドストック」の中継を見て、

どうして私、これに参加しなかったん??

と激しく後悔したそうで…その後悔の念から、この曲を創っちゃいましたっっ…でしたのです。

「Woodstock / ウッド・ストック」1969

Wood Stock

神の子に出会いました
歩いて行く その人に
どこへいくのかと尋ねました
そうしたら こう言ったんです
ヤスガーの農場へ行って
ロックンロールバンドに入るんだ
そこへ帰って
魂を解き放つのさ

俺たちはみな 星つぶなんだ
黄金なのさ
みな 戻るようになってるんだよ
あの園へと...

私も一緒に行けるでしょうか?
スモッグから逃げ出してきたんです
回り続ける歯車の一部に
なっちゃったように感じてたんです
たぶん そういう時期だからでしょう
それとも人間全体がそうなのかしら
私、自分がなんだかよく解らないんです
でも、それを見つけるために生きているんでしょうね

俺たちはみな 星つぶなんだ
黄金なのさ
みな 戻るようになってるんだよ
あの園へと...

ウッドストックに着く頃には
ふたりとも まるで何万倍も強くなったようでした
そこには歌が満ち溢れ
希望とお祝いに沸き返ってました
そこで見たような気がしたのです
機関銃を抱えた たくさんの爆撃機が
羽ばたく蝶に変わっていくのを
私たち みなの上空で

俺たちはみな 星つぶなんだ 
黄金なのさ
みな 戻るようになってるんだよ
あの園へと...

CROSBY, STILLS, NASH 1971
クロスビー,スティルズ, ナッシュ カバー

ジョニの彼氏のバンドもカバーしています。

全く違う歌に聞こえるしっっ 
でもって、カラオケにはこっちしか入ってないです。

白鳥英美子&山本潤子 カバー

元トワ・エ・モワの白鳥英美子さんと、
元赤い鳥(ハイ・ファイ・セット)の山本潤子さん。
この二人のハモリがまた素敵なんですよ❤️

さて、ジョニ・ミッチェルというと、
まずはこの曲だなって思い浮かべる人も多いでしょうね。

「Both Sides Now / 青春の光と影」1965

ジュディ・コリンズ始め、
たくさんの人にカバーされてますね。

「Chelsea Morning / チェルシーの朝」1969

そしてこれ

「The Circle Game / サークル・ゲーム」1970

アメリカン・ニューシネマと呼ばれた、映画「いちご白書」で使われました。時代を象徴する映画です。

映画「いちご白書」予告編 1970

※単独のトレイラーがなかったのでした。
 「ひまわり」もいい映画です。

映画では、バフィー・セントメリーが歌うバージョンが使われています。

「いちご白書」は、1960年代の学生運動が盛んな時代において、学校への抗議活動(闘争)の中での若者たちの恋と青春を描いています。(ベトナム戦争の反戦活動とは別)

この映画を見た、やはり学生運動に興じたカップルの彼のほうが、別れた後にリバイバルされているこの映画を見て、懐かしく当時を思うって、その設定での歌がこれ。

バンバン「いちご白書をもう一度」1975

ユーミンが創った曲なのでした。

関係ないけど…東大の安田講堂が焼けるのをテレビで見たなあ(遠い目)。その実物を見た時は感慨深かったです(仕事でキャンパスに通ってた) 

浅間山荘事件も、テレビで中継を見た、おぼろげな記憶があったりするですが…そんな自分がちょっと悲しい。

そうですね、千葉県民でしたから、全共闘の人たちがヘルメットかぶってマスクして旗持って、バリケード作って成田空港反対…ってやってたのはたくさん見たしなあ。

今は遠い昔のことなんだなあって感じです。ハイ。(デモとか昨今じゃまったく見かけなくなりましたもんね。せいぜい国会議事堂周辺である程度で。平和だ)


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/11/04 掲載記事より転載


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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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