天地真理 - 思い出のセレナーデ - 1974
私が子供の頃、「白雪姫」ってあだ名?のアイドルでした。
彼女が主役のバラエティー番組「飛び出せ真理ちゃん」の中では、真理ちゃん劇場っていうおとぎ話のお芝居があって、もちろん主役は天地さん。いつも悪役はホーン・ユキさんという名前のセクシー系のハーフ女優さんだったと思った。
あと、こんな商品も出てました。なんかたくさんキャラクター商品出てたんですよね~
従妹が持っていましたね。最近のものだと、セーラームーンとかプリキュアとか、そんな感覚だっかもですね…このあたりの商品は。
そのくらい、当時のアイドルの中でもプッシュされていたというか~実際人気はあったのかな。まあ、数年という短いスパンのことですが。
真理ちゃんシリーズという番組、「真理ちゃんとデイト」「となりの真理ちゃん」「とび出せ!真理ちゃん」「アタック真理ちゃん!」「はばたけ!真理ちゃん」
なんと5作もあったのか!見てたと言えば見てたかっっ汗
「となりの真理ちゃん」1973
19時というゴールデンタイムだから、ちょうど夕飯の時間でしたね。
堺正章さんや森光子さんが出ていた「時間ですよ!」にも、隣の真理ちゃん役で出ていましたし、テレビの力って偉大というか、それでお茶の間のアイドルにあっという間になった印象かも。
「時間ですよ」1972
歌はそうですね。当時のアイドルとしては変わった歌い方をする人だと思ったら、彼女はもともと子供の頃からピアノをやっていて、その後は国立音大の声楽科に進んでいたりするので、クラシック畑出身の人なんでした。
だから、歌謡曲の歌い方というより、クラシックを土台した発声法と歌唱法の、合唱系な?歌謡曲の歌い方をする人ということで、ああいう独自の歌い方なんだなって~妙に納得。
「水色の恋」1971
決して下手ではなくて、むしろクラシックの基礎があるから、発声とか声量とかしっかりしているんだけども。あの独特の呼吸法と発声法で歌謡曲を歌うとちょっとね、というのはあり。彼女の歌い方は、物まねのネタにはされやすかったですね。喉よりも腹筋使ってるからさ。
「ひとりじゃないの」1972
「虹を渡って」1972
この曲は高校野球の行進曲にも使われました。
「恋する夏の日」1973
この歌はよくネタにされましたね~彼女の物まねというとコレでした。
「若葉のささやき」1973
時代を感じますね、懐かしいなあ。
さてさて…そんな彼女の曲の中でも、この曲は別格で好きでしたね。
「想い出のセレナーデ」1974
しっとりとしていて郷愁を誘うメロディと、若き日の恋の終わりを振り返る物語がマッチしていて、とても好きな曲でした。聞いているだけで切なくなる物悲しい曲です。
それまでのアイドルって感じの歌とは一線を画していて、彼女本来の歌唱力とか声とかが生かされている気がするのですが、どうでしょうか。
んでもって、私が日本人のアイドルで唯一はじめてお小遣いで購入したシングル・レコードだったりしますww
そして、これカバーされているんですけど…やっぱオリジナルだろって思っちゃう。
浜田朱里さんカバー 1982
ユーミンの「待ち伏せ」のカバーでおなじみの、石川ひとみさんもカバーしていたりする。
石川ひとみさんカバー 1978
そうですね~浜田さんよりは石川さんの方がって感じかなー
そして真理ちゃんはこの曲の後、人気が下降してっちゃうんですよね。病気になってしばらくお休みすると、どうしてもそのパターンになっちゃう。はい、芸能人ってテレビから姿を消してしまうと、忘れられるのが早かったですからね。
日本人は飽きっぽく、世間つーか人々の移り気ばかりは、どうしようもないですな。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/02/04 掲載記事より転載