The Platters - Twilight Time / トワイライト・タイム - 1958
プラターズというとやはり…
「オンリー・ユー」が一番有名な曲かなあ、と。
上記写真にあるように、男性4人と女性1人のアメリカのコーラスグループ。ジャンルとしてはドゥーワップ、ソウル、R&Bというところ。
あんまし、その辺りは気にしてないで聞いていたけども…
結構メンバーチェンジが多くて、入り代わり立ち代わり、
分裂したり、本家と分家の争い?みたいな訴訟騒ぎもあったりして、残念なことにはなっていましたね。
1990年にロックの殿堂入りしていますけど、オリジナルメンバーを含めて、初期メンバーは、ほぼ鬼籍に入られていたりして。
さてさて、そんなプラターズの数あるヒット曲の中で、
私はこの曲が一番好きかなあ。
「Twilight Time / トワイライト・タイム」1958
夕暮れ時に聴きたい一曲ですねん。
オリジナルは1944年にバック・ラムとスリー・サンズが創ったのですが、最初は歌詞のみの「詞」だけだったそう。
Les Brown 「Twilight time」1944
曲がつけられたバージョン、オリジナルです。
ドリス・ディがヴォーカルを担当する予定でしたが、結局インストで発売されたとのこと。その後、様々な人々に唄われることになったものの、プラターズのバージョンが全米ポップシングルとR&Bベストセラーのナンバーワンヒットになり、よく知られるようになりました。
して、カバーとしては下記のものが有名かと。
Andy Williams 1962
Willie Nelson 1988
カントリーの大御所が歌うとこうなる?的な…
で、プラターズのヒット曲と言うと他には…
「Only You (And You Alone) / オンリー・ユー」1955
これは初期の頃のメンバーだと思いますが…
日本ではたくさんのCMに使われましたが、どこぞのメーカーか忘れたけど、カップ麺の「オンリー湯〜!」な使われ方は絶妙でしたね。
当初レコーディングされたとき、R&B色が強いとレコード会社から却下され、別のレコード会社から発売されることになったのでした。ビルボードのR&Bチャートで七週連続一位を、全米ポップチャートでは五位を記録し、ミリオンセラーとなりました。
FRANCK POURCEL インストカバー 1959
映画「American Graffiti / アメリカン・グラフティ」1973
懐かしのこの映画の挿入歌にも使われてます。
キング・トーンズ
日本だと彼らのカバーが有名ですね。
して…
パクリと言われたのが上記の曲ですが、どうでしょう?
Ringo Starr 1974
リンゴもカバーしてたりして。
「The Great Pretender / グレート・プリテンダー」1955
これもヒットしました。
ちなみにローリングストーンの選ぶ(2004年版)、オールタイムグレイテストソング500に投票されてもいます。日本のCMでも何度か使用されています。
Freddie Mercury 1987
今は亡き、フレディがソロでこの曲を歌ってリバイバルヒットさせました。MVがパロディ満載で面白かったです。
「Smoke Gets In Your Eyes / 煙が目に染みる」1958
これも忘れてはいけない曲です。
この曲はもともと、1933年にミュージカル「ロバータ」のためにジェロ-ム・カーンとオットー・ハルバックが創った曲で同年ガートルード・ニールセンによって最初のレコーディングがされました。1946年にナット・キング・コールがカバーし、プラターズのはリバイバルヒットになります。
Gertrude Niesen「Smoke Gets In Your Eyes」1933
Nat King Cole 「Smoke Gets In Your Eyes」1946
「Red Sails in the Sunset / 夕陽に赤い帆」1960
こちらもオリジナルは1935年にヒュー・ウィリアムズとジミー・ケネディが創った人気曲です。
そして、この曲のタイトルは北アイルランドで毎年行われるRed Sails Festivalというイベントから得たとのこと。
誕生以来、ビング・グロスビー、ナット・キング・コールなど、たくさんのミュージシャンがこの歌を歌いレコーディングしてきたスタンダードソングでもあり。
Louis Armstrong 1935
The Beatles 1962
そんな感じで、ドゥーワップ、R&Bの懐かしいメロディ、たまーに聞きたくなりますね。
F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、
こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/10/15 掲載記事より転載
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