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Shocking Blue - Never Marry a Railroad Man / 悲しき鉄道員 - 1970

この歌の歌詞は、めちゃくちゃ単純で…

「鉄道員なんかに惚れたら惨めだよ
 彼らは鉄道のことしか考えちゃいない
 朝から晩まで電車のことばっかり
 結婚なんか、絶対しちゃあ、いけないよ」

って内容の歌です。

「Never Marry a Railroad Man / 悲しき鉄道員」1967

※彼らのofficialYouTubeチャンネルあるんですけど、そちらではミュージックビデオバージョンはないんですよね。なので他から。

ようするに、
鉄道ヲタク(鉄男)とは付き合うな! 結婚しちゃダメだぞ!
って、説教している歌ですねww

いやさ、電車ヲタク(トレイン・マン)っていうより、鉄道会社社員って意味ですけどねー この場合はっっ

上記のは見てないなー 
下記の映画は名作で、音楽がとてもいいです<メインテーマ

映画「Carlo Rustichelli / 鉄道員」1956

して、1970年にリリースされた曲です。
クラシックロックってジャンルになるんでしょうか。

この頃の歌は、「悲しき雨音」とか「悲しきカンガルー」とか、「悲しきディジリドゥ」とか「悲しき天使」とかとか…
やたら邦題タイトルに、原題な歌詞の内容とはまったく関係ない「悲しき」がつくのが流行りだったような気がします。

The CASCADES「Rhythm Of the Rain / 悲しき雨音」1962

彼らの歌では「ヴィーナス」の方が、80年代にバナナラマがカバーしたこともあって、有名だったりしますけど。
私はこっちの曲の方が好きかなー もちろん「ヴィーナス」も最高に格好いい曲だし、好きな歌ですけど。

他にも好きな歌たくさんあります。

「Inkpot」1972

ちなみに彼らは英語圏のバンドではなくて、
いちおうオランダのバンドです。
人種が多岐に渡ってまして、ボーカルのマリスカはハンガリーとドイツのハーフだけど、住んでいるのはオランダだから母国語はオランダ語になるのかなあ? 
だから外国人が英語歌ってます、な…訛りがあったりするんだけども(ABBAもそうですね。母国語がスウェーデン語で英語は第二言語になる)。そのアクセント、解る人いるかしら…

「Hot Sand」1969

こういうの井上ジョーさん辺りが動画作ってくれないかな。
(英語が母国語ではない人の歌う英語の歌の特徴とか)

世界一難しい英語の訛りを日本語で例えてみた

でもって、彼らは人種差別主義者だったりしますw
日本人嫌いですw 
当時のことですが、はっきりと公言してましたからね。

めちゃくちゃ日本のこと嫌ってて、クソミソ言ってくれて、叩いてくれていました。

まぁ、オランダとは、太平洋戦争で戦って、彼らを彼らの植民地から追い出したわけですし…捕虜の問題とか(「戦場のメリークリスマス」参照) 色々あって、オランダ人は日本人嫌いが多かったですから。
天皇陛下も訪問したときに、あれやこれやありましたし…
(それ以前には鎖国中の長い付き合いがあったと言うのに)

けど、彼らに何を言われても、気にしないところが日本人の良いところっていうか~ 日本で人気あったグループのひとつなのでした。曲もヒットしましたし、ものすごく流れてましたねー

「Send me a Postcard(Darling)」1968

まぁ~そのぉ~ 
曲と当人たちは分けて考えるべきかなーって。
彼らがどうであれ、格好いいサウンド作るバンドだしなー

なんていうか、ファッションもレトロ(当時は最先端なサイケ)で、曲も昭和っていうか1960年代から70年にかけての、
あの懐かしい雰囲気をまとっていて、なんとも哀愁がありますが、シンプルなようでツボを抑えてくれている。
当時はかっちょえー斬新なサウンドでしたのよ…

うん。今にも通じていると思うのだけども。

「Mighty Joe」1969

「blossom lady / 悲しき恋心」1971

「I'll follow the sun」1972

4人組で、ボーカルのマリスカとドラムとギターとベースという、とてもシンプルな基本のバンド構成なんですけども。
(このビデオではもう一人ギターがいた頃)
サウンドがね、シンプルにまとまっていて小気味いい。

何しろギターのリフがめちゃくちゃ格好いいですし、
間奏の哀愁のあるギターソロがもうたまりません。

これはドライブでなくて、電車(長距離列車)の中で聞きたい曲かなー

「Love Buzz」1969

ニルヴァーナがカバーしています。

Nirvana カバー 1991

「ビーナス」もね。
イントロのこのギターがめちゃ格好いいんですよ。

「Venus / ビーナス」1969

このズンチャズンチャズンチャのリフが、たまんなく格好いい! イケてる!

Bananarama カバー 1986

彼らのアルバムは、カセットテープ(時代を感じるっ)で、ベスト盤を購入して、ヘビロテで聞いてました。

「Long and Lonesome Road / 明日に向う道」1969

語彙力がなくて申し訳ないんだけど、
ホントどの曲も格好いい。

マリスカお姉さまの化粧は怖いですが、当時はみんなあんな化粧でしたねっっ そして相変わらず現役で頑張られているようです(今はボリューミーになられてしまいました)。

「Hello Darkness」1970

ヘビロテで聞いていたテープは、すでに今は手元にないけれど、こうしてYouTubeで彼らの曲が聞けるのは、とても嬉しいのでありました。

「Shocking you」 1971

え? ああ CD買えよ、ですねっっっ はい。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/09/06 掲載記事より転載


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