#世界統合失調症デー に寄せて
今日5月24日は、世界統合失調症デーだという事を先日知りました。
私も、統合失調症と付き合いながら生活をしています。発症してから19年目の今、思う事を綴ってみようと思います。
まず伝えたい事は、時間はかかっても、回復への希望は持ち続けたいという事です。
発病初期の頃。統合失調症から回復して就労した人の体験談を聴く機会がありました。
その頃私は、退院したばかり、仕事も収入も無い、家族と病院以外で人と話す事も無い、先の見えない不安の中で生活をしていました。
回復をした人の体験談を聞いても、それはごく一部の特殊な人の体験で、自分の今後のイメージと重なることはありませんでした。
でも、19年目の私は敢えて伝えたいです。職に就き、結婚、出産を経験し、現在専業主婦として、家事育児にをしながら生活している、私が居る事を。
もちろん、今まで多くの方にご心配や、ご迷惑をお掛けして、今現在も助けて頂きながらの生活ではあります。
統合失調症になったことによる、生きづらさはあります。でも、周りを見れば、統合失調症だけでなく、何かしら問題を抱え、向かい合いながら生活している人はたくさんいます。
そして、誰もが、問題が起こるタイミングは違うので、その人はその人のタイミングで、その人の問題解決に取り組んでいるのだと思います。
そして、私の場合。この病気の生きづらさの正体は?そこから抜け出すために、「リカバリー」という概念があると知った のは、統合失調症10年目でした。病気になって元気な頃に戻るのではなく、病気と付き合いながらの一歩から始まるリカバリー。私にとっては、失恋の時の心境に似たものに感じられました。
今までの自分を知ることで、これから出きる事を模索するために書いた私小説があります。
良かったら読んでみてください。
(noteでは過去記事にリンクを貼ったことのである内容の再掲です)
そして、小説のエピローグに載せた詞の自作の曲付きがこちらです。
(こちらもnoteでは過去記事にリンクを貼ったことのある内容の再掲です)
最後に、今まで関わってくれた全ての人に感謝を込めて、ありがとうを伝えたいです。
そして、これから出会う人への自己紹介は、病気のフィルターを通さず、私の好きなこと、これからの希望など、まず私を知ってもらう事から始めて、信頼関係を築くことができたらどう思います。
そして、病気を伝える必要がある時は、聞き手の都合、タイミングへの配慮を忘れずに伝えたいです。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。
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