AI空想美術館
皆さまお久しぶりです!前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。
今回は新企画、「AI空想美術館」です!
最近、キーワードを入れるとAIが自動で画像を作ってくれるアプリがあると知りまして、さっそく使って遊んでみました。
皆さんにも出来た画像(絵画?)をシェアしたいと思います。
AI Picasso というアプリなので、気になった方はインストールしてみたらいかがでしょうか?
もしあの有名画家が、〇〇を描いたら…
キーワードをただ闇雲に入れても面白くないので、有名な画家が描いていそうで描いてない(もしかしたら私が知らないだけで描いているかも)絵を生成してみました。
キーワードは「〇〇が描いた◇◇」。
コメントが素人丸出しなのは勘弁してください。
美術館は昔よく行きましたが、「教養深めてる私、素敵!」と自分に酔っていただけで知識はほぼないも同然です。
では見ていきましょう!
睡蓮で有名なモネ。立木の絵は新鮮。柔らかい色づかいでモネっぽさが出ていると思う。あまりピンクを使うイメージはなかったので、可愛らしい絵になって驚いた。
引き続きモネ。今度は花瓶刺し。やはりそれらしく見えるのは輪郭のふんわり感だろうか。
ゴーギャンといえば南国。結構どぎつい色づかいをするイメージで、私はあまり好みではないのだが、この絵は結構好きだ。日差しが強い中に苔むしたモアイ像が2つ。実際にありそうな気がする。
西洋画家の中で、私が一番好きなフェルメール。「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」で有名だが、「デルフトの眺望」も良かった記憶があるので「フェルメールが描いた港」というキーワードで生成してみた。
確かに現れるフェルメール感。建物などの輪郭はハッキリさせつつも、全体にまろやかさがあるのはなぜだろう。絵の中にあるものがジオラマの中身のような作り物を思わせる。
セザンヌといえば山の絵のイメージ。もっと畑や山の尾根が出てくるかと思ったら家々が立ち並んでいる。絵の具をわりとベタベタ塗っているように見えるところがセザンヌらしさといえばらしさか。しかしこの農村、勾配が激し過ぎて村の中を移動するだけで疲れそうだ。
グニャグニャになった時計の絵で有名なダリ。シュールレアリスムの代表的な画家だ。あえて空という無をイメージするキーワードを指定してみたのだが、見よ、この灰色の雲。いかにも悪いことが起きそうだ。左には星型のブラックホールのようなものまである。見る人の心をざわつかせる、それがダリらしさか。
「ひまわり」で有名なゴッホ。自分で自分の耳を切り落としたエキセントリックな人物でもある。人工物を描いているイメージはなかったので生成してみた。機関車はトーマス感があってちょっと面白い。地面の質感は藁のようで、「糸杉と星の見える道」に似ている。空、特にぐるぐるの太陽は、ニューヨークで実物を見た「星月夜」を思い出させる。
日本人が大好きな印象派画家のルノワール。人物画が多い気がしたので、風景画を生成してみた。山の向こうに見えるのは朝陽だろうか、夕陽だろうか?空気が澄んで冷たそうなので、私は朝陽だと思うことにする。描かれている人達は雪遊びに来たのだろうか。そんなレジャー目的ではないのかもしれないけれど。全体的に輪郭がはっきりしない、靄が掛かったような絵なのにこれだけ想像力が掻き立てられるのは、ルノワールが偉大なのか、AIが優れているのか。言っても詮無いことだ。
天才×AIのNG集
上記で紹介したのは、言わば成功例です。キーワードを入れてみて、いい感じだったものを載せています。成功例があれば、当然失敗例もあるわけです。生成したものが「そうじゃないよ!」と突っ込みたくなる出来だった画像もあったので、NG集として紹介します。
誰?風景画を生成するつもりが、点目の少年に…。山ちゃんって名前なのかな。
誰?第二弾。スミレさんかな。確かに背景はスミレ色ではあるけれど。ミュシャっぽい絵にはなったが思っていたのと違う。
多分AIが混乱したんだろうなと思われる生成結果。タッチはカイユボットっぽいけど描いてあるものが、ロボットの頭みたい。スターウォーズのBB8感ある。
決して入れてはいけない…生成ワード
色々とご紹介しましたが、他にも色々生成してみて、気がついたことがあります。
それは、AIは美しい絵を描こうと思って画像を生成しているわけではないということ。
ただキーワードから予測しているだけなので、時にはとんでもないトラウマ級に気持ち悪い画像が出てきてしまうことがあります。
例えば「フェルメールが描いたプリン」。これは生成されたものがチラッと見えた次の瞬間、消しました。黄色い服の真珠の首飾りの少女の顔面がろくろっ首のように伸びている絵が見えた気がしたからです。怖っ。
フェルメールとプリンはミスマッチ過ぎたようです。ちなみにリンゴもだめでした。皆さんが怖い思いをすることのないように忠告しておきます。やるなよ。…絶対にやるなよ!
そういう意味でAI画像生成は一種の掛けかもなぁと思いました。
日本語に対応し始めたばかりというのもあるかもしれません。
使えば使うほど学習するはずなので、近い将来にはいい感じの画像が生成されるようになると思います。
興味のある方はぜひやってみてください!
ではまた次の記事でお会いしましょう〜!