謝らないといけないからな…
4月から娘も小学校へ上がります。
うちの学区では、2月にある入学説明会と同じ日に「半日入学」と言うイベントがあります。
お夕飯の後、娘とその事を話題にやり取りをしていると、次男が「小学校はいいところなんだけどな、オレは辞めちゃったからな…、謝らなきゃいけないからな。」と、呟くのです。それとなく話を深めてみると面白い事が分かりました。
次男曰く、
「小学校を辞めた理由は「面倒くさくなったから」で、悪い事をしたから、もし、また通う事になったら、みんな(その時のクラスメイト)に謝らなきゃいけない」
と、言うのです。
なるほど、だから小学校の近くでは車の中なのに顔を隠したり、旧クラスメイトに鉢合わせると無視する様に早足でその場から去っていたのか。
次男の中では、不登校は、自分の苦手な事からの「逃げ」だった様です。
まあ、それはあまり望ましい行動ではないけれど、
じゃあ、彼が今でも嫌な事から逃げ続けているのか?と言えば、そうでも有りません。
苦手なドッジボールにも大縄跳びにも参加する様になりました。憧れの技が出来る様になりたくて体操教室へ通っています。
相変わらず、字を書く事を避けてはいますが、たまに書く字は段々とバランスが良くなっています。
目を見張るような模範的な姿ではないにしても、本人が決めた事に勇気をもって挑戦していると感じます。
小さな歩みでも、本人が納得した歩みなので尊重したいと考え、老婆心が溢れ出さない様にお口はチャック🤐。(頑張れ私)
次男の特性からすると、学校生活は楽しい事が2割苦しい事が8割だったと思います。
例えば、
・黒板に向かってじっとしている事がしんどい
・(まだ利き腕がはっきりしない時期に)えんぴつを握る・動かす行為が上手くできず、そこに集中するあまり、書きたい文字が頭の中から消えまい、かっこ悪い字になる
・(自分の意思とは関係無く)取り組む課題が目まぐるしく変わり、ついて行くのに精一杯
・注意が逸れやすく、話を聞き逃してしまい、先生だけでなく、お友達にも注意されてしまう(視線が怖かったそうです)
・他人との距離感が近すぎて、良かれと思ってやった事が裏目に出てしまう
…等々
そんな事が毎日の様に続けば、誰だって凹んじゃいます。
「まわりと同じ事が出来ない自分が悪い」と、思い込んでしまいますよね。
そんなこんなで、次男の場合は、「逃げ」て良かったパターンだと思います。
自分が辛いと感じる「何か」から逃げる事は悪い事ではない。
けれど、いつの日か「何か」と対峙する日は来る。
なので、それまでの間は、心と身体の力を蓄える準備期間だと思えば、「自分なり」が許されるフリースクールは、次男向きだと思います。
さて、そんなフリースクールでは、これまで一緒に過ごして来た中3のお兄さんお姉さんの高校合格のお知らせに、安堵とおめでとうの空気が広がっている様です。
小学生の息子達も
「どんな仕事が向いているかな〜」
「僕、(高校入試)受かるかな〜」
と、段々と迫ってくる卒業の日を自分なりに考えています。