住む世界が違う

すごく大きな価値観の違いを感じたので
書いてみたくなりました。
それだけの事なので、決して深掘りして受け止めない様ご注意下さい。


先日、久しぶりにおしゃれなカフェで
ひとりランチを味わってきました。
(ホットサンドが美味しくてまた行きたい。)

そのお店には、先客のおしゃれなご婦人お2人が楽しげに過ごされていました。

静かで、あまり広くない空間なので
聞きたくなくても会話が耳に入ります。

お2人は、お子さんの幼稚園お受験について
情報交換をされている様でした。

「選考の基準には入らないとは言われているけれど、〇〇には参加して名前をしっかり残して覚えてもらった方がいい!」

「下の子は連れて行かない方が、アピールできるから!」

等、私の知らない世の中の渡り方を熱心にご教授されていました。

その園をこどもが気に入っているとか、
その園のこども達がのびのびしているとか、
はなく
(もしかすると、私がお邪魔する前に済んでいたかも知れませんね)
親御さんの入れたいと言う思いだけが
ただただ溢れる会話に
私は怖気付いてしまいました。

なぜなら、オール私立で育った夫は、せめて娘だけでも私立小学校へ通わせたい願望があるからです。
通わせたい理由は、将来、釣書にハクがつくからだそうです。
でも、本音は年に1回開かれる大学の同門会や同窓会で交わされている、お子さま自慢に明るく参加したいからなのでしょう。
口が裂けても、子どもが不登校で発達に偏りがあるなんて言いたくないそうです。
(気持ちは分からなくもないですが、夫は友達にすら言いたくないそうです。私は話しても平気、ひとは選びますが)

夫曰く、選考試験は形だけ。結局のところ、ふた親揃っていて卒業まで学費と寄付金を問題なく出せるかどうかを見定めているだけだから、余程目に余る子でなければ何とかなると豪語しています。

本当にそうなんでしょうか。
私にはわかりません。
まかりまちがって(お受験する気持ち0です)
娘が頑張って私立小学校へ入学させてもらえたとしても
私は、その先に待ち受けている世界について行ける自信が有りません。


住む世界が違うのは
カフェのおしゃれなお2人
ではなく
同じ戸籍に入っている夫なのでした。

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