福祉業の存在意義って何だっけ?
福祉業というのはそもそも社会の中に何かしらの課題があるからこそ存在する理由があるというものです。
つまり、その社会課題を解決するために何をするのか、というのが僕らの使命であり、存在理由なんですね。
昔から社会の中にはさまざまな課題があって、それを福祉が下支え的にいろんな方法論を編み出しながら、そしてそれを継続しながら今があります。
そういう前提のもとに自分達の仕事を見つめてみたときに改めて思うのは、正直な話、すでに見えている課題に対して確立されている方法論を用いてそこを埋め続ける、ということだけでは足りないな、と思います。
時代は変遷していく中で、同じ課題ばかりがずっと継続している訳ではなくて、そこには新たな課題が生まれていたり、今までの方法論だけで埋めきれないスキマが生まれていたりします。
この4月から毎月行なっている「ふくし深掘りチャンネル ふくしLabo」というYouTubeチャンネルでの打ち合わせライブを昨日行なっていて、今月ゲストにお越しくださる方のことを掘り下げていっている中でも感じたんですが、多分これから必要なのは「課題を解決する力」もですが「問いを見つける力」だと思うんですね。
どこにどんな課題があるのか、社会課題が少しでも減っていくために今ボトルネックになっているものは何なのか、というのを見つける視点を持ち合わせていなければ、結局自分達の存在理由は社会課題を解決していくことなのに、結果それを果たすことが出来なくなってしまいます。
課題を見つけることができて初めてその課題を解決するためにどういう方法論を確立するのか、みたいな解決能力が必要になるんだと思います。
これはもちろん福祉の命題として必要だ、ということだけでなく、それをお仕事として成立させていくためにも必要なことで、すでに見えている課題、確立されている方法論で進むのは誰もが手をつけていることなわけで、そこはいわゆるビジネスとして見たときにはレッドオーシャンです。そこからスケールしていくのはやっぱり難易度を伴う訳です。
そこから差別化を図るためには結局新たな価値を生み出すのか、まだ手をかけられていない課題を解決するか、しかなくて、それができなければ同じ棚に並んでいる多くの競合とずっと競り続けなければ自分達の活動を継続することも叶わなくなってしまいます。
福祉としての本質、そして仕事としての歩み方の両方の側面から考えてみても、きっとこれからの福祉の存在意義って、どれだけ新たな価値を生み出すか、まだ手をかけられていない課題を見つけてその解決策を生み出していくのか、というところに集約されて行くんじゃないかな、と感じています。
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