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自分の正義を押し付ける事のもしんどくない?

今さら話なんですが、特に僕は対人支援職であるので自分の戒め、という意味でもよくよく意識していることがあって。
 
 
それは「自分の正義を人に押し付けない」ということです。
 
 
世の中どちらかが全面的に正しくてかたやが全面的に間違っている、ということってなかなかなくて、どちらにも理があるしどちらにも非はあるものだと思っています。
 
 
特に人間関係については余計にそうだと思っています。
世の中は大体人が介在している物事が大半なので、つまるところほとんどのことが善悪とか白黒つけ切ることはなかなか難しくて、グラデーションの状態であることが当たり前なんじゃないかな、と思うんです。
 
 
どっちが正しいのか、どっちがいいのか、白黒はっきりつけなければならないという風土の中では「対立構造」が生まれやすくなって、そうなるとなんかちょっと争いみたいなものが生まれやすくなります。
 
 
でも、実際にはAという考え方があれば、それと同じくらいにBという考え方があるのが当たり前で、大事なのは「Aが正しいのかBが正しいのか」ということに決着をつけることではないような気がします。
 
「自分はこう考えるけれど、あなたは違うふうに考えるんだね」という風にひとつの物事を見た時にもいろんな捉え方があるんだ、ということを知ることの方が大事な気がするし、違う見方が両立して存在している、ということが大事なような気がします。
 
 
つまり「対極構造」みたいな感じです。
 
 
自分に正義があることはもちろん否定されるものではないと思います。でもそれは価値観や考え方が違う他者に求められるものでも押し付けられるものでもないはずなんですね。
ましてやそれをぶつけ合って打ち負かすことが目的ではないはずなんです。
 
 
いろんな極の考えが生まれるからその中で議論が生まれて、それぞれが持ち合わせている正義を押し通すだけじゃなく相手の正義を知って視野が広がっていく方が本当は建設的な気がします。
 
 
対立構造の中で言い負かしたり争ったりしてもなんかあまり誰も幸せにはならないような気がします。
どっちもがなんか生きづらくなるじゃないですか。
 
 
とはいえ僕もきっと無意識のうちに自分の正義を押し付けてしまっていることもあると思うので、そうならないように時に思い返すようにしているんですけれど。
 
 
自分の正義を押し付けるばかりになってしんどくなるくらいなら、自分の正義と相手の正義を知った上で対話ができるといいな、と思います。
そんな話です。




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