少なくとも僕はロクな人生を送っていない
今日は別のNPOさんのオンラインイベントに参加させていただいて、40も越えたオッサンですが若い方に混ぜてもらって、おそらくひとつの等身大の若者達の気持ちや想いに触れさせていただきました。
こっちのブログにいろいろエネルギーを使いすぎてしまったので、こちらのnoteは簡潔に書きたいと思います。
まぁ、個人の感想的な感傷的な話はどうでもいいんですが、彼らの話を聞いていて、時に自分も話していて感じたこと。
僕は、恥ずかしながら、20歳で大学を除籍されました。
奨学金を使い込まれていて、学費が払えていなかったからです。
「これからどうやって生きていこうか」と考えた挙げ句、「お金のためだけに就職するなんて嫌だな」と思い、やりたいことで食っていく道を探そうと思いました。
21歳になった時に、最低限の荷物とともに家を飛び出しました。金銭の搾取に耐えかねて、そして自分が大学を除籍されたことに対して何も納得できていなかったので。
友達の家に10ヶ月居候しながら、バイトをしてお金をぼちぼちと貯めて家を借りることができました。
本気でお金を貯めていれば半分の期間で家を借りれていたと思います。
引っ越した家に何度か身に覚えのない借金取りの人が来て、わずかですが親の借金の返済をしなきゃならなくなりました。
当時働いていた居酒屋で、厨房主任を任されていましたが、ランチをやっているのに、そのランチの仕込みの時間にはほぼ毎日遅刻していました。
ある時からオーナーの態度が急激に冷たくなったので、居づらくなって辞めました。
この頃は、人間関係もすごく粗末にしていたと思います。
友達も、恋愛も本当にだらしないことばかりしていました。
23歳くらいの頃に、友達とシェアハウスしようという話をしていて、コーポを解約したはいいけど、シェアハウスの話が急遽ボツになって、再び居候をすることになりました。今度は1年半くらい。
転々としながら24歳くらいまでフリーターをしていました。
そんな時に恩師に拾ってもらって介護の世界に入りました。
3年後、過労もあって精神的に参ってしまい辞めました。
すぐにまた介護の転職をするとこの仕事を嫌いになりそうだったので、一般の仕事(営業)をいっときしていました。
その間に同僚にお金を借りたこともあります。
30歳になる頃に、やっぱり福祉の仕事がしたくて、絶対に福祉の世界で生きていこう、と決めて、ようやく腰を据えて生きる覚悟が決まりました。
僕の20代の約10年間の人生の振り返りです。
前置きがめちゃくちゃ長い話になってしまいましたが、本題は単純な話です。
僕は境遇も、自分自身もロクな人生を送っていません。
それでも今なんとか家庭も持って、福祉の世界で一応生計は立てられる程度には暮らせるようになりました。
こんな奴でもなんとかかんとか社会の中で生きていけています。
僕らが支援として行うべきなことって、もしかしたら
「いろんな生き方があっていいんだよ」
ということを伝えることなんじゃないでしょうか?
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