そろそろ「垣根」を越えてつながってみたら?
地域の就労移行のコミュニティや自分のオンラインコミュニティなど、最近ずっとコミュニティづくりが僕のライフワークみたいになっています。まぁ、今の僕には対して影響力も発信力もないので、こうやってコツコツと発信をしながら、実践と実績をどれだけ残していくかにかかっているんですが。
僕は自分が運営している就労移行支援事業所という、障がいを持たれた方が一般企業への就労を目指す、という福祉事業所で働いているんですが、事業所運営のデザインで一番大切にしているのは「小さな社会」です。そこが「職場」であり、「第二の家」であり、「地域」かのように作っています。
約1年半くらい前までは、同じ事業体であるにも関わらず、何ら付き合いのない地域の就労移行を「知りたい」と思い、とりあえず堅苦しい関わりじゃ仲良くはなれないだろうな、と思って「飲み会」から始まる就労移行の交流を始めました。
そして、僕にとっては、就労移行だから「就職と職場への定着」ばかり見るんじゃなくて、むしろ「暮らし」の基盤や心の地盤を整えていかないといけないと思った時に、就労移行だからこそ「まちづくり」、つまり暮らしのインフラをつくることが長期的なビジョンじゃないかな、と思うようになりました。
ただ、僕が福祉という分野から発信してまちづくりを行おうとしても、そこを賄うだけの社会資源になってくれる仲間がいないことには始まらないので、下心としては、「福祉のまちづくり」という無謀な構想をも「いいじゃん」と言ってくれる仲間を集めたい、って思いも少々あって、オンラインコミュニティを作りました。
(※もちろん、それはあくまで僕の想いなので、それを全面にして活動しているわけじゃないです。)
思えばずっと「コミュニティ的」なものばかり僕は求めているようです。そこに何かの価値を見出しているんだと思うんです。
多分僕の性分や価値観の問題もあるんだと思いますが、例えばものすごく極論を言うと、同じように国の制度に基づいたサービスを展開していたら、大枠で向かうゴールやベクトルって同じじゃないですか。
もちろんやり方もそれぞれのイズムもあるとは思うんですが、向かっている方向は概ね同じ。だったら、少ない人数でそれぞれの価値観だけで突っ走ろうとするよりも、互いがメリットを生む部分については一緒に取り組んだほうが、より大きな事がより確実に、より大きな振り幅でできるんじゃないかと思うんです。
手を取り合わない理由ってあるんだろうか、って思いませんか?
自分のところだけでは何とも動けないことってあると思います。会社の事情もあるだろうし、いろんなしがらみや制限によって今の環境下ではできないこともあるかも知れません。
でも、それが誰かと繋がることで実現可能性が上がるかもしれないのであれば、同じことを「面白い、やってみよう」と思える人が集まることで現実性が高まるのであれば、つながらない理由ってあるんだろうか、って思いませんか?
もちろん何でも安易につながればいい、ってことではないんだけれど、特に今の時代の流れの中では、セパレートよりも「シェア」の方がやれることは多くなるし、視界は広くなります。
それに今存在している括りでは解消できないような問題もたくさんあります。そしたらそれを解消する新しい括りが存在してもいいんじゃないかと思うんです。
僕もまだまだ経験をしながらなので、偉そうには言えないんですが、とりあえず「垣根」を越えてつながることでどんなものが生み出せるのか、行動して実証していこうと思います。
▼「ふくし会社margin」のサイトはこちら
(2021年3月31日までは無料コミュニティ
です。)
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