刺繍機というアウトプット
データコピー中に絶賛執筆中!
弊社は、刺繍機というアウトプットを所有しています。
機械式で、作ったデータを刺繍機を介して針が通る生地に
反映させるという…当たり前すぎて説明不要かと思いますが、
これが刺繍機のすごいところで、自社にあるという
若干特殊な環境であると思います。
これまでの職歴では
プリント(特に紙媒体)が中心だったので
自分的には衝撃でした。
出力の過程が印刷とは全く違うので!
データ作り、刺繍機の操作など慣れるまでにクセはありますが
実際の仕上がったものを見ると、プリントでは味わえない
達成感のようなものがあります。
慣れていない自分でのかなりのものです。
どういう工程で、刺繍が出来るか簡単にご説明します。
今回はCAPへの刺繍ベースで!
まずはイラストを準備します。
ある程度、刺繍を意識して細かすぎず、かつ大雑把すぎず…
グラデなどは避けつつ…まあ自分の技術だとこれぐらいが適正ですかね
ベースとなるデザインは。
イラレ@ADOBEでの制作が向いているかと思います。
必須ではないですが。
これを、刺繍機で刺繍するためのデータに変換します。
変換と言っても、ボタンをポッチっとで出来るということはなく…
こちらも特殊なアプリが必要で
弊社ではWILCOM EMBROIDERY STUDIOという
ソフトを使用していまして…これが一般的なものかはわかりませんが
刺繍データに変換しています。
”変換”とは名ばかりで…再トレースという感じでしょうか。
使い勝手も特殊で…パス的なものはあるのですが
ADOBE系のソレとは使い勝手も違います。
違うんですが全く違うわけでもなく…
慣れるまでに時間は要します確実に!
ADOBE系すら触ったことない人はさらに時間を要すはず…。
イラレのデータをコピーペーストができる(完璧ではない)
謎の互換性があるのでイラレでの元データ制作が向いていると思います。
その他、細かい技術的なことは省きますが
※そんな語れるほど使いこなせてないので
そのソフトで自分ができる範囲内で刺繍データ化したものがこちら!
プレビューでそれっぽく見えます。
そして、このデータを具現化する刺繍機がこちら
TAJIMA社製。この会社でも一番古い機械のようです。
なんかゾック@機動戦士ガンダムみたいでカッコいいでしょ!!!
そうでもないか…。
作ったウサギの方がよっぽどゾックの色だった。
この刺繍機、ちゃんと心があって、
何かを察知してるのか急にエラーで止まったりします。
自分が使う時だけ!!!
動かす前の掃除&挨拶は必須中の必須と認識しています。
今でも刺繍機をスタートするときは緊張します。
いつか緊張しなくなるまで使いこなせる時が来るのでしょうか…。
そんな刺繍機で作ったデータを出力(刺繍)した結果がコチラ!
キャップに刺繍という訳で、ある程度、刺繍時に生地が撓むというか引っ張られちゃうので、微調整が必要ですが大まかにはこんな感じ!
出してみないとわからないこともあるのでここで微調整をして
完全なデータができた後に量産開始になります。
量産はこちらではせず、工場の最新機械でやるので
サンプルよりも綺麗にかつ早く仕上がります。
以上が弊社での刺繍業務における制作工程の説明になります。
刺繍には向き不向きの図柄やデータもありますが
大抵のものは再現できるのではないかと。
キャップはもちろん、ワッペンや衣類への刺繍も可能!
詳細はWEBサイト参照!で、わからないことは
お問い合わせよりご連絡いただければと!
https://www.wishbones-japan.com/
引き続きよろしくお願いします!