「み…みずを飲ませ…てください…(猫に)」
今、日本で一番多く飼育されているペット、猫。
10世帯に1世帯が猫飼いというこの時代。
このnoteを読んでくださっている方も猫を飼われているのではないでしょうか?
(↓↓余談ですがうちの猫も可愛いので見てやってください↓↓)
(はい、余談でした。)
ここで声を大にして言いたい❗
猫にはもっと水が必要なんです❗
さらに言えば、水をもっと飲むだけで防げる病気があるんです❗
この表はペット保険の保険金請求が多い猫の疾病ランキングです。
つまり、猫がなりやすい病気ということです。
子猫の頃は、環境の変化によるストレスや、未熟な消化器系が原因で下痢が多いことが見てとれます。
成長するにつれ、かかりやすい病気に膀胱炎や尿石などの下部尿路疾患がランクインし始めます。
そして、シニア期に入ると腎不全、腫瘍、糖尿病などの生活習慣病が上位を占めるようになります。
こうして年齢別に見てみると、子猫の疾患はストレスやウィルス、細菌など、身体の外から来たものが原因であることが多いのに対して、成長期以降は、身体の内側に蓄積されたものが原因で発病するケースが多いようです。
黄色のセルに注目してください。
腎不全、そして膀胱炎と尿石症(下部尿路疾患)
これらの病気は、普段から水分をよく取ることである程度予防することができるのです❗
「水なんて喉が乾いたら勝手に飲むじゃん…」と思ったそこのあなた。人間と猫は大分違います。
イエネコの祖先、リビヤマネコは砂漠地帯の生き物です。
画像引用元:猫の生態と習性 - 子猫の育て方 | ユニ・チャーム ペット
http://pet.unicharm.co.jp/web-magazine/cat/kitten/010028.html
飲み水が少ない環境に適応したため、喉の乾きに鈍感なのです。
猫は少ない水分で濃縮された尿を排出する腎臓と引き換えに、たくさん水を飲まなくても活動できる体を手に入れたのです。
つまり、猫の腎臓は高性能であると同時に常に大きな負担がかかっているのです。
他の生物より少ない水分で、老廃物をぎゅーっと圧縮して排泄するので猫のおしっこは非常に臭いんですね💦
ですが、日頃から水分を多く摂ることで老廃物を排出しやすくし、腎臓の負担を軽減することができます。
腎臓は一度壊れてしまうともう再生できません😭
次に、膀胱炎や尿石症などの下部尿路疾患。
再発しやすく、気長な治療が必要です。
発生箇所や症状・原因によって治療方法は様々ですが、いずれも老廃物をスムーズに体外に出すために、飲水量を増やすこととこまめな排尿は必須です。
…ということで、猫の飲水量が健康に与える影響がいかに大きいかがご理解いただけたでしょうか?
まとめ
・猫の腎臓には常に負担がかかっている
・高齢化に従い、腎臓病と下部尿路疾患のリスクは高まる
・水分を摂取することで、そのリスクを下げられる
・でも猫は喉の乾きに鈍感
じゃあ、具体的にどういう風に猫にお水を飲ませたらいいの❓
と疑問が湧いてくると思いますが、それはまた別のnoteに書きたいと思います。
我が家の可愛い猫たちに健康で長生きしてもらうために、そして、同じ願いを持っている他の猫飼いの人たちのために、猫にお水をもっと摂ってもらう策を考えています♫
その一環として、【猫の飲水量ケアおよびおやつについての意識調査】というアンケートを実施しました。
そちらもご覧ください。
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また、疑問やご意見などある方、ぜひコメントください。
一緒に猫の健康寿命を伸ばすアイデアを出していけたら嬉しいです💕