「闘牛は赤いものに反応する」は間違い。興奮しているのは○○だった
スペインの国技、闘牛は闘牛士と牛の戦い🇪🇸
闘牛士がひらひら振る赤い布に、鼻息を荒くした牛が突っ込んでいく姿は手に汗握る光景です。
牛はあの赤い布に興奮する、と思い込んでる方いませんか?
実は牛には赤という色は見えません。
牛、馬、犬、猫など、多くの動物の目にも赤という色は見えていないのです。
私達人間と猿には赤は見えます。
他にも赤く熟した実を食べることで生存する生き物などは、赤が見えると言われています。
それぞれの種に応じて、必要な機能が進化した結果、今のような状態になったんですね。
人間の場合、嗅覚や聴覚は他の動物に劣りますが、その分視覚にスキルを振ったようです。
人間が見ている世界は、赤・青・緑の三色型色覚です。
牛や犬、猫には、赤色の波長が見えません。
一番明瞭に見えているのは緑色だと言われています。その次に青。
愛犬、愛猫におもちゃを買う時は、赤やグレーではなく緑色のものを選んだ方が良さそうです。
信号機の色は、赤青黄です。
これは世界共通なんです。
なぜ、「赤=止まれ」かというと、人間にとって一番認識しやすい色だからです。
ということで、闘牛で赤い布に興奮しているのは牛ではなく、わたしたち人間の方でした🐂