和菓子のアン 坂本司 光文社文庫

 なんとデパートの地下にある和菓子のお店を舞台にした連作ミステリ(?)収録作は、以下の5作の短編集。

和菓子のアン
一年に一度のデート
萩と牡丹
甘露家
辻占の行方

 主人公の梅本杏子は高校を卒業したものの就職の意欲がわかない。でもフラフラするのも嫌だしということで結局、アルバイトをすることにした。行った先はデパ地下のバイト募集。そこで和菓子のお店に務めることに。上司の椿店長、社員の立花さん、同僚アルバイトの桜井さんと個性あふれる?面々と日常の謎に触れることになる・・・

 「日常の謎」という分類になるかもしれない。非常に癒される優しい文体と内容に取り込まれてしまう。おまけにキャラクタが良い。続編が気になると思っていたらつい最近「アンと青春」が出ました。楽しみなシリーズになりました。

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今は、続々編の「アンと愛情」も出ました。こちらもよろしくお願い致します。


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