映画を好きになったきっかけ。

先程まで、家で一人、映画を心ゆくままに鑑賞していました。
観終わってから一息ついていつものように、観た映画の感想を頭で整理していると、ふと思い浮かびました。
そういえば、なぜ私はこんなにも映画を好きになったのか、と。

映画との出会いは、母とはじめてDVDを借りてみた、『あらしのよるに』という作品です。

ご存知の方ももちろんいらっしゃると思います。
この作品をはじめて観た時は、まだ小学校低学年でしたから、深く考えたりすることなく、ただただメイとガブの友情に心を打たれていました。

中学生の時に、そういえばはじめて観た映画をもう一度観たいと思い、レンタル屋さんに足を運んで、タイトルを思い出すところから始めました。

「アニメで、ヤギとオオカミの話なんですが。」

それだけいうと、店員さんはすぐさま『あらしのよるに』のDVDを渡してくれました。
今思えば、なかなかか原始的な方法で作品を探しましたが(笑)

二度目の鑑賞の際、この作品で私は涙を流した記憶があります。なぜ流したのか当時伝えられる語彙で母と語りましたが、なんだか伝えきれていないもどかしさがありました。

今ならもう少し自分の言葉で言えるような、そんな風に感じます。

実際に経験したことと近しい感情や体験を、もう一度経験できる。
だからこそ映画ファンは後を絶たない。


メイとガブ、ではないですが、私には、小学生の頃から仲の良い幼馴染(男子)がいます。
今でも年に数回ではありますが、会って他愛もない話を長い時間する、そんな友人です。
当時まだ日本に来たばかりでなかなか日本語も自信がなかったですが、唯一仲の良い異性の友人です。彼は、私が当時抱えていたコンプレックスに気づいていながら、何事もないように友人でいてくれました。なんだか、ガブのような気がするんです。彼は正義感が強い方なので、余計似ている気がします。

それぞれが経験したことのある感情は、その人自身の色であり、その色がある映画によく似た色ならば、美しく重なり合い、きっと思い出の作品の一つになるのでしょう。

私はまだ21歳ですが、数えきれないほどの映画を観てきました。まだ観れていない作品は数知れず。

今月も4〜5作品は観ましたが、映画は面白い。
好きな時に、思い出したい感情に再び出会える、こんな素敵なコンテンツに出会えたことは、私の人生を豊かにしてくれています。


おすすめの映画や、好きな映画をレビューがてら紹介するnoteも、これから書いていこうかと思っているので、是非お楽しみに!🎞

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