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未経験エンジニアが最初に任された役割がテスターだったら?

こんにちは、黒ふくろうです。IT業界を目指す人にとって、会社に就職した後の配属先の仕事はどんな仕事か?って気になりませんか。

IT業界では、未経験者でもテスターとして仕事を始めることができます。

この記事では、テスターの仕事が未経験者にとってどうして良い選択肢なのか、そして将来的にプログラマーになるために何をすべきかについて説明します。


テスターから始める理由

未経験者がテスターから始める理由は、プログラミングの仕事が非常に専門的で難しいからです。

プログラミングは独学で数か月学んだだけでは、現場でプログラミングができるレベルには達しません。

プログラマーとしてのスキルを身につけるには、高度な知識や経験が必要です。

そのため、未経験者はまずテスターとして、システムのテストを行う役割からスタートすることが一般的です。


テスターの仕事が成長の基盤となる

テスターの仕事を行うことで、プログラムのテストを通じてシステムを理解することができます。
この経験が、プログラマーとしてのスキルを積み上げるための大事な基礎になります。
実際に現場のシステムに触れることができるのですから、書籍やネットのプログラムをマネするのとは臨場感が異なります。

テスターとしての経験がプログラマーになるための準備として役立つ理由をいくつか挙げてみます。

  1. システム理解: テスターはシステム全体を詳細に理解する必要があります。これにより、プログラマーがプロジェクトに加わった際に、システムの設計や構造を理解しやすくなります。

  2. テストケース作成: テスターはテスト項目やテストケースを作成し、システムの正確な動作を確認します。これにより、今後プログラムの要件定義や設計に関するスキルを高めるのにとても役に立つのです。

  3. バグの発見と解析: テスターの作業により、バグを見つけ、原因を特定する訓練となります。これにより、プログラマーとして自分のコードを改善し、品質を向上させる視点・視座を身に着けることができます。

  4. チーム協力: テスターは開発チームと連携し、問題の特定や解決に貢献します。チームでの協力とコミュニケーションスキルはプログラマーにとっても重要です。

テスターの役割をきちんと理解しているか否かによって、プログラマーへ昇華するスピードは異なってくます。

ここで着実に力をつけ、チームリーダにアピールすれば、次はプログラマーの仕事を与えらえるチャンスにもなるのです。

逆に配属早々にプログラミングの仕事を任されたとしましょう。
未経験者の方はおそらく何がなんだか訳わからない状況になると思います。


  • 渡されたソースコードが、システム全体の中のどの位置づけなのか?

  • 共通部品(共通関数)など初見で知らないことだらけ。

  • 規約、ルールなど覚えることたくさんありすぎ。

  • そもそもシステムの全体像、仕様も最初は訳がわからない状態


最初は焦らないでいいです。
むしろテスターとしてあなたのエンジニアの第一歩がスタートしたのなら、それはその現場のリーダ、マネージャがあなたのことを理解して成長させてくれようとしてくれている証かもしれません。

まずは与えられた仕事を着実にこなすことが大事だと思います。


プログラムの複雑な側面を理解し、テストを通じてスキルを向上させるメリット

プログラマーへの道は、学習と成長が不可欠です。テスターからスタートすることで、着実にステップアップのチャンスを手に入れることができます。

自己学習と努力を怠らず、プログラミングの職域で成功を収めるために、プログラミングの基本学んで、着実に前進しましょう。


小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただひとつの道

これは、2004年に、イチロー選手がメジャーリーグの年間安打記録を破ったときの記者会見で話された言葉ですね。
イチロー選手は子供の頃から素振りなどの基礎練習を続けて、アメリカに渡った後もトレーニングは欠かさなかったとのこと。

プログラミングと野球(イチロー)を比べるのは非現実的かもしれないが、毎日の積み重ねが事をなすのに大事なことである点について、我々ビジネスの世界でも通じるものは必ずあると思うのです。

チャンスは必ず来ます。地道に努力しましょう。