プログラミング初心者にVBAがおすすめな理由
プログラミングを始めたいと考えているが、プログラミング言語といってもたくさんあって最初に何から始めていいのかわからない、どの言語が良いのかわからない人は少なくないのではないでしょうか。本記事では初めてプログラミングを取り組むにあたり、VBAをおすすめする理由を紹介していきます。これからプログラミングでVBAを勉強していこうとしている方は、是非参考にしてみてください。
VBAとはどんな言語？
VBA（Visual Basic for Applicationsの略）とは、皆さんおなじみのマイクロソフト社のOffice製品であるEXCELやACCESSの製品上で動作するプログラム言語です。実際にソフトウェア開発の現場においても様々なシーンで使用されています。EXCEL上でVBAをコーディングすることで以下のようなことができます。
・EXCEL上に展開されたデータを加工してファイルに出力できる。（テストデータの作成）
・ルーチン作業をボタンひとつクリックするだけで自動化することができる。
・VB（Visual Basic）と同様、フォーム上に様々なコントロールを配置してコーディングすることができる。
VBAがおすすめな理由
1. パソコンにEXCELが入っていればすぐにプログラミングが始めれる！
通常プログラミングを始めるには、プログラム言語に必要な開発環境を準備する必要があります。（プログラム言語によって必要な開発環境はそれぞれ異なります。）初めてプログラミングする方にとって、プログラム言語を使用するための環境を準備するのは少し高いハードルに感じられるかもしれません。しかしVBAであれば、パソコンにEXCELさえインストールされていれば何も準備する必要はありません。今すぐにプログラミングを始めることができます！
2. すぐにプログラミングの実体験を体感することができる！
EXCELを起動して、「オプション→リボンのユーザー設定」で「開発」タブにチェックを入れてみましょう。開発タブから［Visual Basic］または ［コードの表示］ をクリックするとVBAのプログラムコードを記述するエディタが起動します。
EXCELさえパソコンにあれば、すぐに本格的なプログラムソースコードを記述することが可能です。VBA自体がVBをもとに作成された言語であることから、見た目もVBそっくりです。そして、VBAを学習してスキルとして身に着けることができれば、そのスキルは次に取り組むプログラム言語への架け橋とすることができます。何故ならば、VBAで使用する言語の文法が他のプログラム言語で使用する大きな意味で表現こそ違えど考え方はほぼ同じだからです。普段、実務で作成するプログラムでは以下のようなことは必須として理解しておく必要がありますが、簡単にVBAで実装が可能です。
3. エンジニア、技術者になってもプラスαのスキルとして有効！
初学者として身に着けたVBAスキルは、エンジニアになって開発現場でプログラムソースコードを書き、実際にプログラムテストを実施する局面において必ず役に立ちます。実際の開発現場では、エンドユーザやシステム外部からのEXCELデータをインプットとしてシステム処理を新たに新規に作成する局面は結構あります。その際、VBAのスキルがあれば、サクサクっとテストツールが作成できたりするんです。現場のエンジニアでも皆が皆、VBAを使いこなせるチームも珍しいと思います。そんな時、あなたがテストツール作ったので良かったら使ってくださーい！って言えたら、格好いいですよ！（ちょっと鼻高々に・・・なれます（笑））
まとめ
VBAはパソコンにExcelがあれば、すぐに始めることができるプログラミング言語です。そして、学ぶことでさらにプログラミングが面白いと思えるきっかけを与えてくれる可能性が十分にある言語です。
しかも・・・身に着けた知識・ノウハウは今後のエンジニアにおける自分の実務においても生かせることができます。プログラミング初学者において、やらない手はないと思います。
プログラミングはこれからの時代に役立つスキルです。まず初めの一歩としてVBAでプログラミングの学習にチャレンジしてみてください！