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出生前診断③
妊娠13週に精密超音波を受けた。
11週に受けたカウンセリングの話しは以下↓
【旦那氏、初めてのエコー】
コロナ禍のため、付き添いでの妊婦検診がNGなため旦那氏は今回がエコーを見る最初で最後のチャンスだと思ったので、ついてきてもらった。
ちなみに、私も始めての経腹エコーだった。
診察は優しそうな40代くらいの男性の先生。
診察室は広く、私の正面3m先くらいにエコー画面が映るような環境。
経腹エコー開始。
わずか10cmに満たない小さな赤氏の体内構造がこんなに分かるもんなのかと驚いた。
脳、眼球、鼻骨、背骨、胃、腎臓etc....
しまいには手足の指の本数まで見える。ただただ技術の進化に感嘆。
ちなみに私はずっと見ていられたけど、旦那氏は途中眠たくなってきたそうで、後ろからどついたろうかと思いましたw
【シャイボーイ?ガール?エコーが進まない】
エコー中に、先生が唸る唸る。
理由は、背骨やNT(首の後ろ側のリンパ液の厚み)を見るために、赤氏にポジションチェンジして欲しいのだけど、まぁジタバタ動き回るわ、のけ反るような動きするわ、両腕で顔隠しっぱなしだわ、足はぴよーんと伸ばしたり縮めたり落ち着かない。笑
※ちなみにNTの厚みは専用の教育を受けた医師でないと測定できないルールになっており、普通の産婦人科ではNTは測定してもらえないことが多い(というか資格持っていないと測ってはいけない)
エコーは1時間近くかかった。
(おりこうさんな赤氏だったら30分あれば終わるw)
4Dエコーを撮ってもらうときは動き疲れたのか、へその緒を両腕で抱え込むようにして動きが止まる。
先生・私「「いやいや、今よ動くところ!!」」
思わずユニゾンした瞬間だった。
先生がエコーのプローブをお腹につけた状態で揺らしたら起きた。笑
【最終的な判断】
FMFコンバインド・プラスは下記2種類の検査結果から総合判断が出る。
①血液検査でFree β-hcgとPAPP-Aの2種類のたんぱく質濃度が基準からどれだけ多い or 少ないか?
②精密エコー時のNT、心拍、胎児構造(心臓、頭蓋、骨格等)の所見
上記①②の結果に既往歴(自然妊娠 or IVF or ICSI、妊娠年齢(胚盤胞採取時の年齢)、妊娠歴etc)パラメータを含めで専用プログラムで計算、って感じだった。
私の赤氏の場合、心臓の三尖弁逆流が確認された。
妊娠13週時点ではまだ心臓も成長途中なので、三尖弁も未完成で逆流が見られる(正常すると通常になり逆流も消える可能性)、また逆流があったとしても日常生活に影響がないレベルのものもあるし、先生の見解は深刻視するものではなさそうだけどなぁ、という感じ。
で、総合評価は
21トリソミー→ 1 : 6,739
18トリソミー→ 1 : 17,098
13トリソミー→ <1 : 20,000
となり、Background riskの1/20の数字が出たため限りなく可能性は0に近いと思っていいだろう、とのことだった。
三尖弁逆流は中期スクリーニングでよく見てもらうことにしよう。
ひとまず安心した。 あとは赤氏よ、元気に成長してくれ・・・。
【嬉しかった優しさ】
最後に、先生が4Dエコーの写真をくれた。4枚も。
「普通は1枚とかなんだけど・・・お父さんの話聞いて、僕も父親だからすごく気持ちが分かってね。この写真お父さんに送って安心させてあげてね。」
実は遺伝カウンセリングの際に、一年前の流産の話をしていた。
その時に実家に帰っていた私の隣で一番たくさん一緒に泣いてくれたのは父だったという話、また妊娠できた時に真っ先に嬉し涙を流してくれたのも父だったと世間話で話していたのを思い出した。
それをカルテにわざわざ書いてくれていたのだそうだ。
気遣いが嬉しくて私が泣きそうになった。このクリニックで受けて良かったなと心底思った。
【出生前診断は軽い気持ちで受けてはいけない】
出生前診断を受けてみて、感じたのは、決して軽い気持ちで受けてはいけないということ。
性別が早く知りたい
多分陰性になるから大丈夫だと思うけど一応受けておこう
みんな受けているから受けておこう
で受けることは、絶対おすすめしない。
夫婦で陽性、または可能性が高い診断が出された場合にどうするかを真剣に話し合った上で受けるべき。
本当に・・・夫婦できちんと話して受けて欲しい。
と切に願う。