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自転車保険について

保険代理店の立場でこんなこというとおこられちゃうかもしれないけど、

「自転車保険って必要ですか?」

といつも思います。

そのカラクリを解説していきます。

自転車保険を紐解くと

個人賠償責任保険と傷害保険のセット商品なんです。

個人賠償責任保険は、日常生活において他人や他人の所有物を壊してしまったときに使える保険です。

自転車でいうと、自転車に乗っていて誰かにぶつかってケガさせてしまったり、他人のモノを壊してしまったときに使えるわけです。

だから、子どもが自転車にのって、誰かをケガさせてしまったら大変だから入っときましょうね。という論理です。

以前、子どもが年配の女性を自転車でケガさせてしまって、数千万円の賠償金額になった事件があって、そこから必要性に火が付いた保険です。

でもね、ちょっと待ってください。

個人賠償保険ってすでに入ってますよね。

火災保険につけてないですか?

もしくは、自動車保険につけてないですか?

しかも、月額数百円ですよね。

例えば賃貸住宅にお住いの方であれば、入居する際に不動産屋さんで家財の保険に入ると思うのですが、一般的な賃貸住宅用の家財保険には、個人賠償保険がセットされている場合がほとんどです。

普段生活をしていて、お風呂の水を出しっぱなしにしてしまって、下の階に水漏れを起こしてしまったら、この個人賠償保険を使います。

同居の親族が使えるので、お子さんはもちろん使えます。

マンションであれば、もしかしたら管理組合で団体で個人賠償責任保険に入っている場合もあります。

最近の自動車保険なんて特約がありすぎて、置き引きや事故時のレンタカー代なんかも補償してくれるのですが、いろいろな特約の中に個人賠償責任保険がまぎれちゃってないですか?

よーーく、特約の欄を探してみてください。

「個人賠償責任保険」ありってなってるかもしれません。

次に、自転車保険の傷害保険についても考えてみます。

小学生のお子さんの場合、学校に入学する際に、団体で傷害保険に加入するケースがあると思うのですが、その傷害保険って自転車でケガした場合も有効ではないでしょうか?

一般的な学校の団体契約の傷害保険なんて、個人賠償保険もセットになってます。

傷害保険と個人賠償責任保険のセットです。

あれ?これって自転車保険といっしょじゃん・・・

学校で万が一、モノを壊してしまった場合や、ケガをしたり、させた場合の保険なので、加入率はかなり高い保険です。

入学時になんか入った気がするけど、保険証券どこいっちゃったかな?という方は探し出してよーーく内容を確かめた方がいいです。

以上のことから、保険を扱うプロの立場として、

自転車保険はお客さんの不安をあおりやすく、売りやすいけど、果たして入る必要があるのかな?とどうしても思ってしまいます。

なんで行政が義務化してるんでしょうか・・・・

保険はあくまで、他にリスクヘッジする方法がないから最終手段として加入するのが原則です。

ダブって入るなんてまったくナンセンスです。

販売事業者の言うことは、信じちゃダメです。

まず、疑いましょう^^


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