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できることと、できないことがあるから、あなたはステキなんだよ。

こんにちは、WiSE KiDS LaBです。

先日、『Re・rise News』様からインタビューのご依頼をいただき、「新しい時代をつくる人たち」ということで、ZOOMで約20分間ですが、お話させていただきました。

インタビュー動画はこちら

そのときに少しお話した内容からいろいろ思い出したので、今日は娘が保育園の頃と一年生の頃のお話を綴っています。


私がWiSE KiDS LaBを立ち上げるきっかけとなった出来事は、大きく2つ。その1つが、当時小学1年生だった娘の『宿題』

算数ドリルで、点と点の間を定規を使ってまっすぐ線をひく。たったそれだけのことなのですが…身体が小さくて力も弱かった娘は、定規を上手に押さえられなくて、何回やっても上手く点と点を結べない。まっすぐ線がひけない。

泣きべそかきながら、力まかせに消すから、ドリルはもうぐちゃぐちゃで…

「大丈夫だよ、まっすぐじゃなくても。一生懸命やったけど、これしかできなかったって先生に言えばいいよ。」

そう私が言っても、娘は「これじゃダメなの!宿題だから!」って泣きながら言って、何度も線を描いていました。

線がひけない=できない子

先生はそんなつもりはないかもだけど、間違いなくその当時の娘はそういうマインドセットになっていたと思うんです。

それ以外にも漢字ドリルを嫌々殴り書きしている姿とか。なんか、そういうのを見てて「宿題」ってなんだろ。って思ったんですよね。

これで「学ぶ」ということが嫌いになっちゃったら、凄くもったいないなって。

本来、知らないことを知ったり、できないことができるようになったり、学ぶことは楽しいことなのに。線がまっすぐひけなくても、他にできることはたくさんあるのに。

そういう想いがあって、WiSE KiDS LaBで学ぶことは楽しいんだよって伝えていきたいなって思ったんです。


娘が保育園のとき、私は独立前で朝早くから夜も7時近くまで保育園に娘を預けて通勤していました。なので、娘は朝イチからラストまで。ちょっとでも遅れると、駅から走ってお迎えに行っていました。

加えて、ダブルワークしていたので、娘が寝てからは家でレポートのお仕事もしていて。私もいっぱいいっぱいだった時期なのですが…

娘は元気いっぱいで、健康ではあったものの小さくて食も細かったし、保育園は朝晩の食事記録を書かないといけなかったので、一汁三菜とか栄養バランスとか考えながら、朝も夜もめっちゃご飯作ってたんですよね。ほぼ食べないのに(笑)

そんなある日、娘の連絡帳に園長先生からのメッセージが書いてありました。

できることと、できないことがあるから、あなたはステキなんだよ。
(ママもね!)

この日に保育園でどんな出来事があったのかは忘れちゃったけど、このメッセージは鮮明に覚えています。最後の(ママもね!)でめっちゃ泣いたのも覚えています。

あ、似たもの親子だなって。

ちゃんとしなきゃ!できないとダメ!というマインドが、私も娘も強めなんですよね。今となっては家事も育児も手抜きすることを覚えましたが。

まっすぐ線をひけない娘を見て、このメッセージを思い出しました。


で、私もLaBで関わるこども達には、園長先生の言葉を伝えていきたいなって思っています。

できるコトはいっぱい褒めて、できないコトはやらなくてもいいし、チャレンジしてもいいよって。

それはできないかもだけど、これがめっちゃ上手いじゃん!こういうところは凄いよ!って。


結局どんな学びよりも、大切なのは、こども達の自己肯定感というベースです。

そもそも、オトナは好きなコトや得意なコトをお仕事にしているのに、こども達はみんな同じように、同じことができないとダメだなんて、おかしな話です。


できることと、できないことがあるから、
あなたはステキなんだよ。

あなたも、私もね。

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