目立たないけど必要な存在

浴室のシャワーの根元の部分(エルボという繋手)に亀裂が入っていて、先週から噴水のように水漏れしだした。
水漏れというのは放っておいても改善されることはなく、あとになるほど生活の質が下がり、集合住宅の場合は他の住居者にも影響を及ぼすこともあるので速攻修理したほうがいい。
しかし休日に大家さんが部屋にやってくるのがなんだか億劫になって、数日応急処置で放置してしまい、急に台風が来るということで更にタイミングを逃し、先日ようやく交換してもらうことができた。新しいエルボはプラスチックではなくステンレスになったので亀裂の心配はなくなった。

水回りのトラブルはめったにないが最近続いた。
先月頃は洗面台の排水溝に竹炭を流すという痛恨のミスをしてしまい、排水管がじわじわと詰まり、専門業者さんに来てもらった。
「マリモの瓶の掃除をしていて、、」と説明してちょっと恥ずかしくなった。
しかしマリモはペット不可物件にて、お世話している生きものなので堂々としていればよかったし、あえて言う必要もなかった。

部品といえばゴムパッキンも重要である。
昔の同僚と再会したとき、その方はパッキンなど部品を取り扱う会社に転職されていた。小洒落た蕎麦屋で日本酒を飲みながらパッキンの重要性について熱く語ってもらった。そのときから私は身の回りのゴムパッキンに注目するようになった。日頃は目立たず主張もない。しかし壊れたり無くなったりするととても困ったことになる。網戸のサッシ。ミキサーなどの調理器具や魔法瓶など。しっかりと密閉するために必要。

今回はパッキンではなく、エル字型のパーツ、エルボという繋手であったが、長年黙って人間の生活を支えてくれている。人間でいうと手首か足首の大怪我である。エルボ。大家さんに説明するために初めて名前を調べたけれども、少なくとも3年間、私の使い方や水圧に耐えて、暮らしを支えてくれてありがたい。
(部品が滞りなく手元に届くことも修繕、点検してくれる方々もありがたい。)

ちなみに自転車のタイヤの虫ゴムのキャップは、無くならないように注意していたのだが、先日自転車屋さんで無料で交換してもらい、あってもなくても変わらないと言われた。ならなぜついているんだ。ほんとにいらないの??