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索道メンテナンスの仕事とは?

明けましておめでとうございます。
昨年は12月のスキー場オープン直前のメンテナンス工事が重なり大変忙しく過ごしておりました。普段はスキー場にまつわるアレコレのお話しをしてる私ですが2025年は具体的に仕事の中身も紹介していきたいと思います。

12月に携わっていたのは福島県内の町営スキー場リフトの支柱に付いている端子ボックスと脱索検出装置の交換工事。

半透明の樹脂製端子ボックス。
紫外線を透過するので内部の電線の被覆劣化が激しかった。


リミットスイッチ型の脱索検出装置。
ブレークフォーク型の脱索検出装置。

脱索検出装置というのはリフトのワイヤーが激しい横揺れなどでタイヤ状の索輪から外れてしまった時にレバーが動くもしくはブレークフォークと呼ばれるピンを折ってリフトを停止させる為の装置です。
古くなって動作不良や断線など発生しないようにリフト2基分を全部交換していきます。
支柱の数は合計24本、寒い中での高所作業です。

景色は良いが風が強く震えながらの作業。
雪上車で運んで貰って下りは徒歩。
積雪がどんどん増えて最後は腰まで埋まりました。
新たに取り付けられた頑丈な端子箱。


真っ赤な脱索検出装置が取り付けられました。

お客さんのいないスキー場ですので誰の目にも触れない仕事ですが、こういう索道工事屋さんがスキー場のリフトを支えてくれています。
私は元請けの立場で彼らに仕事を依頼するだかなので文字通り彼らが縁の下の力持ち。
いつかどこかで会う機会があったら是非労いの言葉をかけてあげて欲しいのです。
新しいリフトの建設現場にも、古いリフトの保守工事にも欠かせない頼りになる人達です。



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