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【AAB STAFF Interview】フィリピンオフィスをまとめながら自身もプレイヤーとして活躍する ブランチマネージャー 磯崎 瑛恵

こんにちは!AABです。

AABの社員それぞれがどんな仕事をしているのか、どんな働き方をしているのか、イベントの企画制作の醍醐味とは? …などなど、様々な話を伺い、公開する「スタッフインタビュー」。

今回は、フィリピンオフィスのブランチマネージャーである 磯崎瑛恵さんに話を伺いました。自身で海外案件を担当しながら、フィリピンオフィスのマネジメントも担当している磯崎さん。

「海外で活躍してみたい!」「イベント業界や企画制作に興味はあるけど経験がない・・」と思われている方などの参考になればと思います。

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AAB STAFF Interview / 磯崎 瑛恵

ー 磯崎さん、まずは簡単な自己紹介をお願いします!

磯崎 瑛恵:
2015年入社の磯崎瑛恵です。
前職はまったく違う職種でしたが、大学時代に所属していた企画サークルやゼミでの政策立案コンペの経験からイベント業界に興味があり、会社を探していたところ、AABの業務内容と海外展開しているところに惹かれ、この会社に興味を持ちました。応募したかったのですが、フィリピンでの語学留学を控えていたため、応募に至らず、1年後に求人が再掲載されているのを見て、すぐに応募しました。大本命であったため、入社が決まったときはとても嬉しかったです。

ー 留学前から興味を持ってくれていたんですね。
  現在はやりたかった仕事ができていますか?
  どんな仕事を担当されているか聞かせてください。

現在は、海外制作部に所属しており、海外拠点の現地スタッフや日本人スタッフと協力して、プロジェクトを進めるために、企画立案クライアントとのやり取り、予算管理、全体のスケジュール調整、資料作成など幅広い業務に携わっています。主に海外案件を担当しており、フィリピンを中心に、マレーシアなどの東南アジアの案件を担当することが多いのですが、フランスやアメリカなどの欧州の案件を担当することもあります。

また、フィリピンオフィスのブランチマネージャーを務めており、経理や労務管理、スタッフの相談対応などのマネジメント業務も担っています。

入社前から希望していた、グローバルな仕事をしたい、いろんな国籍の人と働きたいという夢は叶っていると思います。正直なところ、ここまで業務が多岐に渡るとは思っていませんでしたが、様々な業務や経験を積むことによって、日々成長していると感じています。

これまでの経験や知識が仕事で活きた時、
自分やスタッフの成長を実感する瞬間が嬉しい

ー では、まずは磯崎さんが担当されていている海外案件について、聞かせてください。お仕事の全体的な流れは?

磯崎 瑛恵:
クライアントや案件によって異なりますが、まずは公示資料や企業が実施したい内容を基に企画書やプランの作成に取り組みます。最初にマーケットリサーチをし、アイディアを出して方針を決定します。方針が決まった後、現地での裏取りを進めながら、実施施内容の詳細を詰めていきます。この作業を海外スタッフや日本のスタッフとの協力しながら進めていきます。

企画提案を経て、案件が獲得できた場合は、次は制作業務に移ります。
クライアントと直接やり取りをしながら、中身を決定していきます。クライアントの要望によって内容が変わることもあります。海外の案件だと、現地で”人・物・サービス”などを手配して制作を進めていくのが基本なので、各業者への連絡や手配業務を海外オフィスの現地スタッフと協力しながら進めていきます。

ー どのようなところに仕事のやりがい・おもしろさを感じていますか?

磯崎 瑛恵:
自分たちが考えた企画で案件を獲得できた時や、制作したイベントが成功した時が、一番嬉しいです。

企画を考える過程や制作業務の過程において、これまでの経験や知識が活かされる瞬間があり、自分自身やチームメンバーの成長を感じることが出来るので、そこにもおもしろさを見出しています。

また、チームで仕事を進める中で、メンバーと喜びや困難を分かち合いながら、目標に向かって取り組む過程にも、大きなやりがいを感じています。

ー これまででいちばんで大変だった仕事は何ですか?
  どういった点で苦労しましたか?

磯崎 瑛恵:
入社3年目のときにフィリピンで大きな案件が2つ重なった時期があり、ひとつは日比の友好促進イベントの制作運営業務、もうひとつは日本の自治体のプロモーションイベントの制作運営業務でそれぞれ2日間実施するイベントでした。日程も近く、制作業務の内容も多岐にわたり、またフィリピンでは初めての内容も含まれていたので、ノウハウがなく、一から手探り状態で業者探しや会場側との調整、人の手配などを進めないといけませんでした。また、その当時日本人スタッフが私一人だったので、業務が集中してしまい、作業が追い付かず、フィリピンスタッフに残業をお願いするなど迷惑をかけることになりました。

ー 仕事をしていて大変なことはなんですか?

磯崎 瑛恵:
案件を進める上で自分の仕事を進める一方、他のスタッフの確認も重要になってくるので、チームメンバーが多いと大変ですね。チャットだけでの確認だけではなく、話したりする必要があったり、メンバー分の確認作業が必要になってくるので、就業時間が確認作業で終わってしまうこともあります。自分の仕事を片付けるために残業すること多いです。

ー 最も嬉しかった仕事のエピソードを教えてください。

磯崎 瑛恵:
日本のインバウンドのプロモーション案件で、フィリピンの有名なタレントとタッグを組み、映像撮影を行ないました。完成した映像をフィリピンで公開したところ、フィリピン国内のツイッターのトレンドで1位になり、さらにテレビや新聞でも取り上げられました。”トレンドを生み出せた”という達成感を感じ、とても嬉しかったです。

ー 海外で日本のものやことをPRする際に、気をつけていること・心がけていることはありますか?

磯崎 瑛恵:
日本の商品やサービスを海外でPRする際、単にそのまま持ってくるのではなく、プロモーションを行なう国の人の好みや嗜好に合わせることを重視しています。例えば、デザインに関しては、フィリピン人が好む色やデザインを取り入れるように心掛け、キャンペーンの賞品選びもフィリピン人の興味を惹くものを選ぶようにしています。

クライアントの要望を汲み取る一方で、ターゲットとなる国の人々の好みに合わせたプロモーションを考え、実行していくことを大切にしています。

ー 業務を通して身についたスキルや成長できたと思う点にはどういったものがありますか?

磯崎 瑛恵:
自社で企画から制作に至るまでの全工程に携わることができるので、案件を一つ完遂するごとに、業務処理能力、コミュニケーションスキル、プロモーションにおける知識とスキルが成長していることを感じます。さらに仕事を通じてもっと深く知りたいと感じた分野に関しては、個人的に勉強をするようにしています。

スタッフと共に育ってきたフィリピンオフィス
同僚であり、仲間であり、
ライバルであるスタッフたち

ー では、続いて、フィリピンオフィスの仕事やマネジメントについて、聞かせてください。フィリピンオフィスは設立してどれくらいですか?
  また、どのような案件を扱っているか教えてください。

磯崎 瑛恵:
フィリピンオフィスは2012年に設立されました。
私たちは日本の行政機関、自治体、日系企業を主要なクライアントとして、フィリピン国内向けのプロモーションを担当しています。

業務内容は案件によって様々ですが、BtoBやBtoC向けのイベントやセミナーの開催、SNSやタレント、インフルエンサーを活用したオンラインプロモーション、現地テレビやメディアを利用した広告展開、そしてフィリピンへの進出を検討している企業のためのマーケットリサーチなど、企画から運営まで幅広く手がけています。

ー 他の国籍のスタッフやクライアントと仕事をする際に、
  気をつけていること、心がけていることは何かありますか?

磯崎 瑛恵:
海外の方と仕事をする際は、「自身のふるまいが日本のイメージに直結する、日本を代表しているんだ」という気持ちで相手に敬意を持って接するようにしています。

また、文化や考え方の違いが当たり前なので、相手の意見を聞く際は、その背景にある理由や動機を理解しようと努めています。自分の意見を伝える際も同様に、単に結論だけでなく、その考え方に至った背景も共有することを大切にしています。

ー フィリピンオフィスのスタッフやオフィスのマネジメントで苦労することはありますか?

磯崎 瑛恵:
赴任当初は、フィリピンスタッフとの英語でのコミュニケーションにおいて意思疎通が難しい時がありましたし、仕事の進め方やクライアントとの交渉において考え方の違いから衝突することもありました。
日本の働き方や一般常識がフィリピンでは異なり、その逆もあるため、最初の1年目、2年目はかなり大変でした。3年目くらいからお互いの考え方や妥協点を理解し始め、マネジメントがしやすくなったと感じています。

ー フィリピンオフィスのスタッフや社内の雰囲気について教えてください。

磯崎 瑛恵:
フィリピンスタッフは全員が30歳前後の若いスタッフが多く在籍しています。入社時期もほぼ同じの同年代のチームなので、アットホームな雰囲気があります。ただ、先輩や年上がいない分、誰かに頼ることが出来ないので、それぞれが緊張感と責任を持って仕事に取り組んでいます。
フィリピンでは、日本でいう慰安旅行である”カンパニーアウティング(Company Outing)”が年に1回あり、社員同士の交流を深めるイベントがあります。他にも、会社で行うクリスマスパーティーなど、会社での行事も多いです。

ー フィリピンと日本で共通するところ、また、違うと感じるところはどんなところですか?

磯崎 瑛恵:
共通するところは「国民性がシャイで自分の意見や考えがあっても、言わなかったり我慢したりすることがある」ので、意見を聞いたり個別に話す時間を設けたりしています。
一方で時間や締め切りに対する考え方は日本と大きく異なると感じます。
マニラ市内の渋滞の影響もあって、ミーティングが30分遅れで始まることも珍しいことではなく、それでも今回は早くに始まったなと感じます。フィリピンのクライアントや取引先に締め切り日を伝える際は、遅れを見越して期限を設定するようにしています。

ー フィリピンでの暮らし(駐在生活)はどうでしたか?食・楽しみなどなど、休日の過ごし方などもあれば教えてください。

磯崎 瑛恵:
フィリピンでは英語がどこでも通じるので比較的生活しやすいです。
また会社があるマカティエリアはビジネスや商業エリアの中心なので、日常生活に必要なものの買い物には困りません。レストランも豊富で、日本食、イタリアン、フレンチなど様々な国の料理を楽しむことができます。休日は、新しいレストランを探して訪れるなど、レストラン巡りをしたりしていました。

入社後はフィリピンオフィスに6年間赴任、
パンデミック後はテレワーク主体のワークスタイルに

磯崎 瑛恵:
入社後、数か月の国内研修を経て、フィリピンオフィスに赴任しました。
フィリピンには6年間住んでいましたが、2020年のパンデミック以降は北海道の自宅に拠点を移し、基本的にテレワークを中心に働いています。時期によって変動はありますが、だいたい2~3ヶ月に1~2回程度、イベント実施などのために国内外への出張があり、出張期間は1週間から長くて1ヶ月ほどです。

コロナ後はテレワークが主体に。現場の本番が近づくと現地へ出張するスタイルで働いています。

ー テレワークをしている中で社内でのコミュニケーションはどのようにとっていますか?

磯崎 瑛恵:
フィリピンのスタッフとは、毎朝オンラインで30分から1時間の朝礼を設けています。この時に、各自の仕事の進捗状況や相談事項を共有し、その後、その日の業務を開始しています。プロジェクトの進行状況やタスクをチーム間で共有するために「Notion」というツールを活用しており、業務やタスクの可視化も図っています。

ー 一緒に働く社員たちはどんな方が多いですか?
  また、どのような刺激を受けていますか?

磯崎 瑛恵:
一緒に働くメンバーは国籍や宗教も違い、それぞれの得意分野や関心事が違ったりするので、話していて、自分の知らない分野の話を聞く機会も多く、新たな発見があったります。

また、上司の方々はこの業界何十年もの経験を持つスペシャリストなので、仕事の知識やノウハウを学ぶことができるので、日々の業務において刺激を受けています。

ー あなたの仕事や会社に対して持っている、今後のビジョンについて教えてください。これからの展望・目標があれば教えてください。

磯崎 瑛恵:
既存のクライアントに加えて、新たなクライアントや市場の開拓に注力し、さらなる実績を積み重ねていくことを目指しています。現在ではスタッフ全員で一つの案件に取り組むことが多いので、今後は各メンバーが個々のプロデューサーとして案件やクライアントを担当できるような環境の構築をフィリピンスタッフと作り上げていきたいと考えています。

自分と会社の成長のために挑戦したい人を
後押ししてくれる”環境” がこの会社にはある

ー あなたが考える同業他社に負けない!というAABの強みや会社のいいところは何だと思いますか?

磯崎 瑛恵:
年齢や性別や経験に関係なく、やりたいことに挑戦させてもらえるところだと思います。
私自身が業界未経験、海外駐在経験なしでしたが、25歳でフィリピンに赴任させてもらいました。なかなか他の会社だと経験を積んでからというのが一般的な流れだと思うのですが、AABではそういった制限がなく、自分がやりたいことや挑戦したいところに取り組ませてもらえる環境があるのが良いところだと思っています。

海外でのプロモーションにおいて、企画からデザイン~実施運営まで一貫して自社で行えるため、スピード感をもって迅速に対応できるところだと思います。また、イベントの実施やセミナー、オンラインキャンペーン、タレントなどの手配など扱っているサービスが多いので、クライアントのニーズに合わせた柔軟な提案ができるのも大きな強みだと思っています。

ー 新しく仲間になる社員に求めることはなんですか?どんな人が向いていると思いますか?

磯崎 瑛恵:
失敗を恐れず、何でも前向きに「やってみたい」と思えるような方とぜひ一緒に働きたいです。経験や社歴に関わらず、会社と自分の成長のために挑戦したいと考える人を後押ししてくれる環境があるので、積極的に新しいことに取り組む姿勢を持った人には最適な職場だと思います。

ー 最後に、AABやイベント業界・海外での仕事やインバウンドプロモーションなどが気になっている方々に向けて一言お願いします!

磯崎 瑛恵:
AABはメンバーの大半が業界未経験で他業種からの応募も多いので、海外、イベント、企画といったキーワードに興味は持った方はぜひとも応募お待ちしています!

ー磯崎さん、いろいろお話を聞かせていただいて、ありがとうございました!

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
この記事を読んで、「面白そうな会社環境だな」「フィリピンや海外での仕事にチャレンジしてみたい」「日本のPRをしたい」などと思っていただけると嬉しいです。

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