【内省備忘録】はっきりしていること
私は昨年、恋愛でしくじり、仕事もうまくいかなくてとても落ち込んだ。
30年生きてきて、私はいつもしくじっている。
恋愛もずっとうまくいかないし、仕事だって満足とは程遠い。
過去、現在、未来のすべての自分が嫌になった。
そんなとき、久しぶりに連絡を取ってきてくれた友達がいた。
いろんな話をするうちに、私の現状の話になった。
私はその時、希死念慮があったわけではないが、人生に生きる意味などないのではないか、自分は生きていてはいけない類の人間なのではないかと毎日考えていた。
それを聞いて友達は「死ぬな」と言った。
「自ら命を絶つことだけはするな」と。
「自分に生きる価値があるか」「自分が生きていい人間なのか」という問いへの答えは、自分で出すしかない。
だから、ある意味そんな疑問を感じている人にとっては永遠に答えの出ない問いだ。
だけど「死ぬな」ははっきりしている。
「あなたは生きていていい」と言われるより、安心した。
だから、私は今日も生きている。