オトナなビジネスマナー 職場での爪切りと美意識について
職場で爪を切ることは、職場で排泄することと同義である。
もちろん、料理人や病院、その他極めて気をつけなければならない職は別である。完璧を求めてください。私がここで言うのは、ホワイトカラーのビジネス従事者に対して、である。
パチンパチンの音
パチン、パチンと、あの高らかに響く爪切りの音。私は新人行員の時から爪を切る年上を見ていてそう考えていた。家でしてこい、風呂や髭剃りは家でやるだろう、それと同じだ。
私がおかしいのかなと当時のTwitterなどを見たが、まぁ様々な意見があった。いろんな階層、職種があるだろうから、それはそれでよい。ここはメガバンクの法人を担当する専門部だ。そんなプロ意識あるところに、目の前で髭を剃る、排泄をする、そんな行為と同じような爪切りという行為を行う者が極めて少人数ながらいたことが、やはり驚きであった。
自己管理の意識レベルの問題
爪切りを憎んでいるのではない。いまは他のプロフェッショナルとも仕事をするし、多くの若手とも仕事をする。みんなそのようなことはしていないがたまに見かけるのが我々40代よりも少し上の世代である。これはなぜだろうか、興味は尽きない。
美意識とプロフェッショナリズム
今の若い人は良くも悪くも美意識がある。あえて高い低いとは言わない、これは絶えず変化する相対的なものであるからだ。美意識の優先順位が、自分の生活や趣味同様におじさん世代が仕事を優先するより上に来る、そういう印象だ。
その彼らが職場で爪を切らないのは、この解釈にどれくらいの適合するのだろうか。気になるものである。私も爪は家で切る、しかし研がない磨かない。それも今の世代からすると、まだまだだよ、ということではあると思う。
しかし、出来るひと、モテる人、人前で爪は切らないと思うし、その方が良いとお勧めする。
あのパチンパチンの音が、職場の本来仕事を遂行する上で全く関係ないあの音が職場に響く。何人かはその高い音に集中力を削がれるだろう、私のように心の中で不平を募らせている人もいるだろう。なによりカッコよくない。
爪は、家で切ろう。