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2024年 春のプレイリスト【ごちゃまぜの気持ちについて】

【はじめに】


もう5月も終わったということでシーズンアウトしちゃうけど今年組んだの春プレイリストを公開。春って出会いと別れの季節でもあり、伴って希望が生まれたり、絶望したり。

そんなまとまりのない気持ちを表したプレイリスト。個人的には、暗く落ち込む、黒いどろどろした気持ちが「春のリアル」だと思ってるのでそういう曲多めなのはあしからず。

プレイリストはこちらから👇



1.春が嫌い/リーガルリリー

君の心情言い当てて
「私、春が嫌いです。」
ハンバーグでも食べれたら変わるかな?

春が嫌い/リーガルリリー

直近でリリースされたリーガルリリーのシングルから。はい、春嫌いです。月曜日が嫌いなように何かの始まりっていつでも憂鬱。日常の些細な楽しみを噛み締めて乗り越えるようにします。今日はハンバーグかな〜

2.エイプリル/フジファブリック

振り返らずに歩いて行った
その時僕は泣きそうになってしまったよ

エイプリル/フジファブリック

人生の帰路に立った時にどうしてもすぐに動き出せなかった自分からすると、真っ直ぐに進んでいく周囲の人達の背中が嫌いだった。同時に憧れてもいた。だってそれが正しいって分かってるから。でも正しさだけじゃ受け入れられない、動き出せない事ってあるよな。振り返らずに歩いていくその姿にどこかで焦りを感じてたのかもね。

3.桜が咲く前に/きのこ帝国

桜が咲く前に
ここを出てゆくことにしたよ
10年後の君は
どこで誰と笑っているのだろうか

桜が咲く前に/きのこ帝国

夢を追いかけるためには時に大きな決断をしなくちゃならない、夢を叶えるため上京する者と、それを見送る者の別れを歌った曲。学生と推測できる歌詞とイントロの切ないピアノが実に情緒的なきのこ帝国のメジャーデビューシングル。桜を植えてから花が咲くまでが「10年」らしい…。

4.あたらしいわたし/羊文学

ほら今、深呼吸して輝き出した
チャンス、チャンスよ!

あたらしいわたし/羊文学

1年のリセットがかかる季節に今年は新しい自分になる!と気持ちを鼓舞する一曲。コーラスが爽やかで春らしい。音楽をたくさん聴くようになった時も料理を始めた時も、新しい自分を見つけた時のわくわくは何にも変え難い。まさしくこのnoteも新しい試み。収録ep「きらめき」にドンピシャな人間の輝く一瞬を歌った曲。

5.さよならバイスタンダー/YUKI

さよならバイスタンダー 
僕らは歩いて行く
この道行きの最後が 
天国やそこらじゃあないとしても

さよならバイスタンダー/YUKI

歌詞全体が新しいスタートを迎える春の自分の背中を押してくれる。自分が選んだ道が間違ってるんじゃないか、先に進むのが怖いという気持ちを受け入れて「それでも進んでいくしかない」という思いを力強く伝えてくれる。曲の駆け抜ける疾走感と切ないピアノの音がたまらなく良いです。

6.春らんまん/never young beach

さよなら言わないよぜ
思い出すよいつだって
だからほらいつでも
側に戻っておいで

春らんまん/never young beach

安倍さんの声ってローテンポの曲で真価を発揮すると思っている。優しく寄り添ってくれるような温かい声。ぽかぽか春の木漏れ日の中で聴くのがイイね!

7.春が来てぼくら/UNISON SQUARE GARDEN

髪型を変えて一個パチリ
水たまり踏んで一個パチリ
飛沫が滲んでなんかホロリ
まばたきの数だけ写真になれ

春が来て僕ら/UNISON SQUARE GARDEN

筆者はユニゾンが大好きなので流石に外せない。FCライブ最高だったな、20周年という新しいページに落とした絵の具。アカペラの「春が来て僕ら」忘れません。曲中の転調の多さが春の気持ちの波を表してるんじゃないかって思ってる。「まばたきの数だけ写真になれ」という歌詞、素敵すぎません?

8.青い春/SUPER BEAVER

会いたい人がいる
恋して夢を見て約束をした
生きてく意味とは
全ての「あなた」にある

青い春/SUPER BEAVER

あまりにもド直球。SUPER BEAVERというバンドの熱量も歌詞も全てド直球。個人的にイメージする春とはかけ離れてるけど、だからこそこういう真っ直ぐな言葉が欲しい時ってあるよね。

9.春眠/ステレオガール

恋は桃色 桃源郷
愛を知るのは まだ先さ

春眠/ステレオガール

古典的な言葉で歌う恋の歌、その瑞々しさと気だるさを感じる歌唱がなんとも春らしい。けれどステレオガールの特色ゴリゴリのギターソロが入ってとてつもなくロック。UKロックと古き日本語の混ざり合った独特の雰囲気が唯一無二でカッコいい。
はよライブしてくれ。ずっと待ってんだこっちは。

10.School/Chilli Beans.

みんなが見てる
ちょっと素敵ね
このまま
いい子やめちゃっていいんじゃない?

School/Chilli Beans.

春は自分の殻を破るにはベストな季節でもある。真面目でいる事って良いようで悪い。いや、真面目すぎるのはつまらないって感じか。せっかくの人生楽しいことしたいじゃん。そっち側へ導いてくれる、そんな一曲。ある程度不真面目に生きるのがちょうどいいよね結局!

11.青い栞/Galileo Galilei

そうやって塞いだ両の手で
抱きしめている春の風
まだ時間は僕らのもので
「いつか、忘れてしまう今日だね」
なんて 言わないでほしいよ

青い栞/Galileo Galilei

中学生の頃、この曲と「夏空」、「恋の寿命」辺りを何度もループして聴いてたな。部活に打ち込んでた中学生時代、遠征でみんなで乗った車内の雰囲気好きだった。Galileo Galileiを聴くとあの頃の澄んだ記憶をいつでも思い出せる。だって青い季節にこの曲を挟んできたから。

12.魔法のコトバ/スピッツ

魔法のコトバ 二人だけには分かる
夢見るとか そんな暇もないこの頃
思い出して おかしくてうれしくて
また会えるよ 約束しなくても

メロディだけ聴くと爽やかな曲に聴こえるけど歌詞は結構暗めなこと歌っていて、その情景があまりにリアルすぎるからこそのギャップで最後の「また会えるよ 約束しなくても」の歌詞が深く心にじんわりと沁みてくる。地元に帰りたくなってくる一曲。このメロディラインにこの詞を乗せるスピッツには毎度脱帽します。

13.春風/くるり

揺るがない幸せが、
ただ欲しいのです

春風/くるり

まさしく自分の人生は冒頭の歌詞の通り。何か特別な生活がしたい訳でも、誰かの賞賛を浴びたいわけでもない。毎日ちゃんとご飯を食べて、好きな音楽を聴いて、時にはライブに行って。自分の好きなことが、好きな人たちと楽しめる、そんな揺るがない自分の為の、自分の世界の中だけの幸せを得られればそれで満足なんだよね。

14.your trip/chilldspot

君が僕を忘れても大丈夫
この曲がまた君を見つけるから 
トランクの隅にでもしまってくれよ

your trip/chilldspot

絶賛ハマり中のchilldspotから一曲。リズミカルな曲調と少し脱力感を感じる歌詞が旅の前の気持ちの総括。人生の旅路で迷った時に行き先を示してくれるのはいつも音楽。これからもたくさん支えてもらいながら生きて行くんだろうな。

15.バニラ・スカイ/w.o.d

雨上がりの春空に 雲間を縫って
虹が架かっていて 思い出した
その声が この背中を押してくれたこと

バニラスカイ/w.o.d.

これまたハマり中のw.o.d.から。サイトウさんの声ってアツいけど暑苦しくないというかどこか爽やかさを含んだ不思議な声。曲名の通り若干冷え込む春の朝の青空を感じさせる澄んだ一曲。

16.四季/クリープハイプ

年中無休で生きてるから 疲れるけどしょうがねー

四季/クリープハイプ

冒頭のこの歌詞、当たり前だけど改めて気付かされる生きる事のすごさ。毎日を時間の無駄がないようにしたいって思うけれど、時には休んでダラダラと死んだように過ごす1日も必要だよな。毎日年中無休で生きてる全員に拍手!

17.涙を拭いて/ネクライトーキー

ずっと遊んでいたいよな
いつまでも笑っていたいな
だけど覚悟の向こう側へ
僕ら 行かなきゃいけない日が近づくんだ

涙を拭いて/ネクライトーキー

ネクライトーキーの楽曲は鋭い歌詞をもっさのキャッチーな歌声とメロディに乗せるギャップが良い。立ち止まることも、愚痴を吐くことも、ずっと遊んでたいわがままな気持ちも、全て受け入れてくれるからこそ前へ進むための言葉が刺さる。求めてるのは「正論」じゃなくて「理解」なんだよなと。正論だけでなんとかなる世の中だったら考えの衝突なんて起こらないはずだから。

18.春の嵐/マカロニえんぴつ

たしかなものはきっと
一つも無いのにな
どうせ忘れるくせにな
笑っててを振ることが出来ないから

春の嵐/マカロニえんぴつ


oasisの名曲「Whatever」のオマージュ曲。何年か先の未来では、今まで過ごした日々をどれだけ覚えているか分からない。けれどそんな不確かなものが今は心地よく手放すのが怖い。新しい世界に飛び込むこと、今の自分から変わろうとすることってそういう事なのかも。忙しないその感情はまさに春の嵐。

19.海岸通り/ASIAN KUNG-FU GENERATION

あれがない これもない
どんな希望も叶えたい欲張り
そんな僕らの足りないものだけ
そっと包むように
夕凪の最後には優しく揺らぐ風
海岸通りに春が舞う

海岸通り/ASIAN KUNG-FU GENERATION

アジカンでしか摂取できない栄養素ってきっとあると思う。春の夕方、海岸線に並ぶ桜並木から舞う花びら、それを眺める散歩道。こんなにも情景がはっきりと浮かぶくらい解像度の高い春ソング。

20.死にたい季節/神聖かまってちゃん

ねぇ、そうだろう。
諦めていると僕らは なぜか少し生きやすくなる

死にたい季節/神聖かまってちゃん

この言葉に何度救われたか分からない。人生誰だって何かを諦めて、その上で残った中から何かを選択して今生きているはず。自分が何を諦めるかは自分が決める、口出ししてくるなというマインドでいつからか生きるようになった。他人と比較しがち、思い込みがちな季節、自分自身が自分の「諦め」を許してあげる事でだいぶ楽になるんじゃないだろうか。

21.春と修羅/きのこ帝国

あいつをどうやって殺してやろうか
2009年春、どしゃぶりの夜に
そんなことばかり考えてた

春と修羅/きのこ帝国

あまりに強烈な最初のフレーズ。これだけで2度と忘れないインパクトがあるが曲全体としても濃密。どうしても外せないのできのこ帝国から再度選曲。衝動に駆られた時って細かい事何も考えてないし、とりあえず全部めんどくさくて投げ出したい気持ちの日って絶対ある。この曲を聴くとその気持ちが全肯定されてる気分になって楽になるからとても好き。心から叫びたくなるね「全部めんどくせぇ」って。

22.片道切符/チャットモンチー

ああ 片道切符
もう帰れやしないふざけた日々
進み出した電車に少し酔ってるだけさ

片道切符/チャットモンチー

一方方向にしか進めない人生の行き先を片道切符で表した歌詞が、えっちゃんの真っ直ぐも少し悲しそうな歌声に乗ってあまりにもノスタルジー。個人的にチャットモンチーの中で一二を争うくらい好きな曲。やっぱりくみこんの作詞は最高すぎる。

23.ハナウタ/[Alexandros],最果タヒ

ひかりのなかに恋をしてる
孤独はきっと、そういうもの

ハナウタ/[Alexandros],最果タヒ

ラスサビに唐突に顔を現すサトヤスのドラムで[Alexandros]の曲だとハッ!と思い出すほどドロスの中でもダントツに叙情的な一曲。最果タヒさんの切ない歌詞と洋平さんの色気ある優しい声が見事にマッチしている。VIPパーティで観たZOZOマリンを埋めるライトの中で歌うハナウタが忘れられない。YouTubeで観れるので是非。

24.春はバス/Laura day romance

揺れる車内の中では
たまに独りごとを言うから
逃すことなく聞き取って
私が眠るまで

春はバス/Laura day romance

最後はLaura day romance、春の季節EPから。ゆったりとした曲調と花月さんの囁く歌声が、温かい春の、眠りに落ちそうなバスの車内のよう。色んな感情に揺さぶられる春だから一日の最後はこの曲のように和やかに眠りたい。そんな日々を過ごしながら春は過ぎてゆく。


【終わりに】

今回は2024年の春を支えてくれた24曲の音楽たちについて色々な気持ちを書いてみた。曲調が好き、とかフランクに曲を選ぶ時もあるけれど、春は色々と支えられた曲が多いので選曲に気合が入ったな。もっと考えている事を上手く表現したいな、とか思うところは多々あるけれどそれも2024年の自分ということで。来年になれば好きな曲も増えてるだろうし、この季節に対する気持ちも変わってるかもしれない。だからこそこうやって今の自分を書き留めておくことの価値があるのかな、と。

とりあえず初めてのプレイリスト公開はこんな感じで!次は夏のプレイリスト公開をやる…かも。

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