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2024.8.31 「音楽と髭達2024」
毎年の恒例行事の音髭。このフェスを持っていつも夏が終わる。
アーティスト発表されてからじゃ取れないのでいつも発表前に購入するのだが、今年は見事なまでに普段聴かない音楽ばかりだった。なのでほぼ全て新鮮な気持ちで聞いた率直なライブレポ。いつもとは違った楽しみ方ができた1日。
1.NiziU
初めましてのNiziU。みんなほっそ!!!!!
トップバッターという事もあって、どんな盛り上がりになるかと思ってたけど、知らなかったカッコイイ系統の曲もたくさんあってイメージが一新された。
やっぱり「自分を魅せる」ことに特化したグループは音髭のセンターステージとの相性がいいな〜と毎度の如く思う。花道歩いてきた時の歓声が凄かったな〜
ラストの曲は事前に数字カウントのコールがある事をNiziUから伝えられる。ラストは「Take a picture」。あ!これちょっとテレビで聴いたことあるぞ!と思いながらノリノリでカウントしたらタイミング思い切り間違ってました。恥ずかしすぎる。結局ラスサビでやっと合うというおじさん具合。
2.Saucy Dog
初めて見たSaucy Dog。
一曲目から「シンデレラボーイ」。何気なくSNSに流れてくるフェスのサウシーのセトリ見るたびに高確率でこの曲が前半に置いてあるんだけど、かなり有名なこの曲を後半とかにとっておかずに速攻でやる理由が、「シンデレラボーイ」以外に自信のある曲が後半にもたくさんあるから「シンデレラボーイ」待ちの時間を作らないようにしてるとかだったらカッコいい。(勝手な妄想。けど信じられんくらいにこの曲が前半に置かれてる。)
フェスって割とそのバンドの代表曲聴いたら抜けるって人をよく見るからね。
気になるセトリとしては「雀ノ欠伸」やった!これは聴きたかったから嬉しいね〜あの時のMV何度も見てたけど石原さん今と別人すぎない?髭が生えておられる。
そして「いつか」もやった!「シンデレラボーイ」が出るだいぶ前にこの曲でサウシーを知った自分からすると、サウシーの代表曲といえばこっちのイメージ。学生の時ちょっと聴いてた時期を思いだす。欲を言うと「シーグラス」とかもやって欲しかった〜
途中機材トラブルをものともしないロックバンドのライブ。サウシーからスタート。
3.My hair is bad
我らが新潟県上越市出身、マイヘア。このタイミングでついに雨が降ってきて「新潟代表として申し訳なく思ってます。」と話す椎木さん。なんだかんだ雨が割とちゃんと降ってたのマイヘアの時だけだったな…笑
1発目から「歓声を探して」が中々に痺れた〜!そこから「アフターアワー」「ドラマみたいだ」と立て続けに知ってる曲が続いてテンション爆上がり!
「ロックバンドは最新の姿もカッコよくなきゃいけない。最新アルバムからやります。」と話した後、「お!クレヨンしんちゃんの曲やるのか!?」と思ったら全然違うアルバム曲っていう強気な裏切り!この時期でタイアップやらないのマジで強気すぎて好きになった。
「ディアウェンディ」が個人的マイヘアのピーク。というか今回出たロックバンドのパフォーマンスの中で1番印象に残った。雨の中叫ぶように歌う椎木さん。演奏も連なって激しくなり、最終的には花道にまで飛び出してギターをかき鳴らしていた。マイクスタンドもぶっ倒すしめちゃくちゃだったけど、この感情剥き出しな姿はすごく響いた。
「フジロックとかもう何年も呼ばれてないけど!笑 こうやって新潟出身として新潟県のフェスでライブできること嬉しく思います!」
これからもいろんな会場で「新潟県上越市My hair is bad始めます」を聞くたびに同郷として地元を誇りに思えるし、地元を誇りに思ってるマイヘアがカッコいいなと思う。
4.ハルカミライ
お初のハルカミライ。登場していきなり一曲目からエンジン全開。最初は全員服を着てたのにこの時点で既にメンバーの半分が上裸。ボーカルの橋本さんは雨でツルツルになった花道を背中で滑るし、ベースは暴れ回るメンバーのせいでコードが絡まって演奏中断するし、ギターはアンプだったりドラムだったり至る所に登って自由過ぎるし、ドラムは一曲目からいきなり花道の最前まで来てスティック放り投げるしやりたい放題。マジで笑った。
けれど「こういうしっとりした曲もやれるから!俺、歌上手いんだよね!」と軽くちょけた後に始まった「星世界航行曲」は紛れもなくカッコいいロックバンドの姿。そこから続く「PEAK'D YELLOW」!テレビ新潟「負けない!ニイガタ」のイメージソングなので間違いなくやってくれるだろうと思ってたから始まった時素直に嬉しかった!そして代表曲「世界を終わらせて」。センターステージを正面側から見ると正面で歌う橋本さんの背後にバンドメンバーが映るという、何とも前半からは想像できないカッコいい布陣。
「また出てぇな!」
と天を仰ぎながら呟く橋本さん。
間違いなく強く印象に残ったハルカミライ。
最後はバンドメンバーが去り、アコースティックギターでの弾き語り。いや最後の最後までシーンごとのギャップがすごいな!笑
5.10-FEET
これまたお初の10-FEET。有名な曲しか知らないガチミーハーなので新鮮な気持ちで聴いた。この時が日中のアーティストの中でダントツでアリーナの人数が多かった。
入場SEとともに登場し、一曲終えたところで一言。「今一曲やってこう思った人いると思う。"あ、このバンド苦手かも"って笑」
…いやいきなり卑屈!笑 フェス特有の色んな客層がいる客席に向けてこれ言っちゃうの面白すぎる。
「正直に教えて欲しい!今日10-FEET以外を目当てに来たよって人!」の問いかけに対して割とたくさん手を上げる会場。その状況に対して「ヨシ分かった!俺たちは!ひとつに!…なれない!」
…いやなれないんかい!笑 こういうのってそれっぽい良いこと言って「ひとつになろうぜ!」的なMCしがちだけど、「ひとつになれない」ってハッキリ言うもんだから笑ってしまった。冒頭から面白すぎるだろ10-FEET。
それでもライブは「River」「ハローフィクサー」「ヒトリセカイ」と知ってる曲たくさんでめちゃくちゃ楽しかった!「第ゼロ感」は言わずもがなだけど、会場のコールが凄まじいのと、ステージ前から吹いた火柱の演出が曲に帯びた熱気を加速させた。
「この先いろんなことあると思う。楽しい事も悲しいことも色々。もし死にたくなった時、おっさん達のライブに遊び来てや。その時は一緒に心中したるわぁ!!!」
あんな自虐的なことばっかり言っておいて音楽とアツいMCで一気にファンにさせようとくるのずるいなぁ〜
やっぱり27年目のベテランはライブの作り方が上手かった。最近こんな感想ばっかり。でも本当に歴の長いバンドは違うな、と思うようになってきた。
6.MY FIRST STORY
メンバーが先にステージに登場し演奏が始まる。何の曲だろうと思いながら待っていると、Hiroが登場しマイクの前に立ったと同時に始まった「I'm a mess」。このタイミングから客席の女性の歓声がすごいのなんの。マイファスって女性人気高めだったのか!デスボイスとかラップ調の曲とかバチバチに激しいロックが多いイメージだったから驚いた。
ライブ終盤にhiroが花道を駆け抜けてセンターステージへ!…と思ったらそのまま客席の方まで降りてフェンス一枚挟んだギリギリの距離に!自分はスタンド席で観ていたけど、hiroの周りに集まる人の量がえぐいえぐい。もうhiroを崇め奉る一種の団体なんじゃないかって思うくらいの光景。
ラストは「不可逆リプレイス」!うぉー!懐かしい!最後は疾走感溢れる演奏でフィニッシュ。ロックバンドゾーン最後のマイファス。コレで完全に場が温まりました。
7.EXILE
懐かしのEXILE!最後に入場したTAKAHIROがめちゃオーラがあってシンプルにカッコよかったですね〜あれで39ってマジか。
メンバー全員モニター用のカメラにウインクしたり、指ハート作ってたりサービス精神旺盛、あまりにも「陽」!くっ!眩しい!EXILE眩しすぎる!タンクトップまくって筋肉見せつけるシーンもありました。R18だなあれは。
セトリ後半、音髭特有のセンターステージに集まったと思ったら1列に!これは!まさか!あのテレビで散々見たやつか!?そう、「Choo Choo TRAIN」!会場の盛り上がりと同時に発射される銀テープ。真ん中で回り始めただけであんなに会場湧くアーティスト他にいるのか!?瞬間的な盛り上がりでいったら個人的にこの日1番だったかもしれない。
ラストは「Rising Sun」!これも散々聴いたことあるぞ〜!と中学時代を思い出しながら懐かしさに浸る。一日中曇り模様だった会場もEXILEの出番だけ日差しが差しててまさに曲通りの状況に!すげ〜EXILEパワー半端ねぇ〜!
EXILE、想像の500倍くらい楽しかったし、カッコよかった。
8.スキマスイッチ
すっかり暗くなった時間帯からのスキマスイッチ!正直なところ1番楽しみにしていた。
有名な曲いっぱいあるし何やってくれるんだろうな〜とワクワクしていたところに始まった「ユリーカ」!!!うぉ〜!なっっっつかしい!!!毎週絶対観てた「宇宙兄弟」の主題歌!EXILEに引き続き昔の記憶が鮮明に蘇った。
もはやこの時間帯に恒例になってるスタジアム全体のスマホの明かりでのライティング。「僕ノート」「奏」との親和性が凄まじい。代表的なバラード調の曲を複数持つスキマスイッチに絶好の時間帯だったと思う。
「普段同じ飲み屋に通ってる人、呼んでも良いですか」と呼んだゲストはEXILEのNESMITH。
そして披露されたツインボーカルの「全力少年」は会場を巻き込んだシンガロングになり個人的にこの日一番の盛り上がりを見せていた。
全部で6曲と少なめではあったけれど、どの曲も満足度高めで、初めて聴いたバンドセットのスキマスイッチもとても良かった。
9.BE:FIRST
トリは3年連続出場のBE:FIRST。正直発表された時は意外だったけれど、当日のパフォーマンスとその盛り上がりを観たら納得だった。
2年前に初めて観た時とは立ち振る舞いだったり、MCだったり、パフォーマンスを含めて全体的にカッコよくなってて、「2年でここまで変わるのか…すげぇ…!」と驚いた。BE:FIRSTを追っている訳でもない自分が目に見えて大きくなったのを感じるということは、ファンからしたらこの上嬉しいことないんだろうな、と思った。
客席はBE:FIRSTのファンが多数を占めるのか、サビ以外のパフォーマンスや表情でも歓声がその都度上がっていた。今年は客層の雰囲気も違うと思っていたけどここまでファンが集まってることに正直驚いた。
「3年連続!俺たち毎年この音髭で最後の夏の思い出貰ってます!」
と話していたメンバーもいたけれど、アーティスト側からそう言われると新潟県民として少し誇らしい。音髭のラストを飾ってくれてありがとうございました。
ラップ調の部分、めちゃくちゃにSKY-HIぽさがあってプロデューサーの影響でかっ!と感じた。マジでそっくり。
最後の曲が終わりステージ後ろに花火が上がり音髭は終了!来年は誰がトリをやるのかな。毎年8月の末に感じる夏の終わり。また来年まで!