Hotel x Techを考えてみる
こんにちは!
WISE OWL HOSTELS KYOTOのトモです。
最近、〇〇Techという言葉をよく耳にします。
Prop TechとかVoice Techとか。
今後、全てのあらゆる分野にテクノロジーが関わってくる未来がやってきそうですね。
そこで、自分の職業はホステルなので、HotelとTechの未来をちょっと想像してみました。
進む非接触型
コロナになってから、どこでも非接触が叫ばれるようになりましたね。
原始的な非接触というのは、透明シートを使って従業員とお客様を区切ったりするアレですよね。他にもお釣りを渡すときは手渡しではなく、トレーに乗せてとか。
ただ、さらにテクノロジーを利用した非接触になると、全て機械で完了する、というもの。
コロナ前でも空港でよく見かけた、チェックインカウンターで人に処理してもらうのではなく、ズラッと並んだチェックインマシーンを使って自分でチェックインを済ますというもの。
他にもスーパーでは、スタッフが商品をピッピとするけど、最後のお金のやり取りがお客様が機械を使って、現金やクレジット払いをしたり。そもそも全部お客がやるセルフレジもありますよね。
ユニクロに至っては、カゴに入れた商品を定められた場所に乗せるだけで、一瞬で料金表示されたり。
その行き着く先はAmazonGOのように、スマホを持って店内に入り、好きなものを取って店を出ると、自動で精算してくれるというもの。
コロナ前からこうしたサービスは人手不足解消や経営の合理化として進んでいましたが、コロナになって、「接触を控えよう」という動きが浸透してますます加速したと思います。
これもテクノロジーが進化してくれたおかげだと思います。
ホテルでは清掃以外全て機械で済ませられる
僕はコンビニやスーパーではセルフレジを利用しているので、買い物の時に人に対応してもらう、ということが圧倒的に減りました。
ホテルだとどうなるのか。
チェックイン作業を全て機械やスマホでできるようにし、チェックインが済むとQRコードなのか、ルームキーなのかが発行され、指定されたお部屋に向かう。
お部屋の中に施設の使い方やポリシーが全て書かれているので、ゲストはそれを読めば全てわかる。
もし観光案内が欲しければ、客室に備え付けられたタブレットを操作すれば、近隣のイベント情報、観光情報、おすすめのレストラン、全て出てくる。
滞在を終えて部屋をチェックアウトすれば、それで全て終了となる。
すると、チェックインからチェックアウトまで、人が全く対応する必要がなくなる。
どうしても人の手が必要なのは清掃だけとなる。
もちろん、細かいことを言うと、万が一お客様がロックアウトしてしまったとか、体調不良を起こしたとか、施設で火事が起きたとかあれば人がいて迅速に対応しなければならないので、施設のどこかに人は常駐すると思いますが。
テクノロジーが進化すると、人が不要になり、人が関わる必要が減ってくる。こんな言い方をすると「雇用が減るじゃないか!」となりそうですが、人が不要にというのは、「(機械ができる仕事の部分では)人が不要に」という意味。今までは機械が無かったから人がやってたけど、機械でもできる仕事は機械に任せて、その分浮いた時間をさらに人間しかできない作業に費やすことができる。多分ホテルで言えば顧客満足を上げるために費やせるようになる。こうした時間が浮くことは非常に良いことだと思います。
個人の好みに合った部屋になる
テクノロジーは単純にチェックイン対応だけでなく、他にもいろんなことができると思う。
例えば、部屋の壁紙を自分の好きな柄や色に変更できたり。
窓に映る景色も選べたり。
泊まる前にベッドや椅子、テーブルや照明を自分好みのものを選べたり。
(どうやって実現するかはわかりませんよ。笑)
部屋の匂いを好みのものが選べたりと。
テクノロジーが進化すれば、これくらい可能になるんじゃないでしょうか。
最終的にどこでもホテルに泊まれるようになる
今、自動運転技術が急速に進化してきていますよね。
近い将来、物流は人が運転せずに、自動運転の車やドローンが届ける未来がくるかもしれません。
フードデリバリーもそう。町を走るタクシーだってそう。バスや電車も。
誰も乗ってない車やバイクが町を疾走する、そんな時代がくる、と思う。
このモビリティ革命が起きたらどうなるか。
例えば、小さなベッドとトイレ、シャワーのついた部屋のような車があり、泊まりたいゲストは場所を指定すれば、そこまで自動運転でその部屋型の車がやってくる。
後は中に入って、そこで一夜を過ごす。チェックインや精算は全てスマホ。
これなら、わざわざ駅から歩いて徒歩何分のホテルに向かわなくても、自分の好きな場所にホテルを呼ぶことができる。
その部屋型の車をホテルと呼べるのかどうかはわからないけど。
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テクノロジーの進化は、どんどんできることが増え、可能性が増え、自由度が増えていく。
僕たちは、テクノロジーに仕事が奪われる~と叫ぶのではなく、そのテクノロジーをうまく利用して、今までになかったより便利な時代や生活とはどんなものなのかを想像し、そうしたものを作っていく必要があるんじゃないかなって、そう思います。