フルダイブVRで観光業はなくなるか?
こんにちは!
WISE OWL HOSTELS KYOTO のトモです。
今日は少しだけ突飛なお話を。(笑)
フルダイブVRで観光業は無くなるのかって話。
最近のVR技術は本当にどんどん進化していますよね。
VRとはバーチャルリアリティー=仮想現実のこと
有名なのはVRゴーグルをつけて仮想世界でゲームをしたりするもの。
ただ、VRはとても便利なものなので、ゲームだけでなく、色んな事に活用できる。
例えば、家にいながら引っ越し先の内見をしたり。家にいながらフェスやマーケットに参加したり。家にいながら美術館を巡ったり。
特にこのコロナ禍になってさらにこうした仮想現実を利用しようとする動きが加速したようにも思います。
「家にいながら」がポイントですね。
行かないでいい。ゴーグルつけるだけでいい。
※実際にはゴーグルつけなくてもデバイスで見ることもVR体験になりますが、ゴーグルの方が没入感が強そうなので。
家にいながらにして、どこにでも行けるのがVRのいいところ。
って、、、これよく考えたら海外も行けちゃうってことですよね。
家にいながらにして世界各国を見て回ることができちゃう。
じゃあ、もう旅行にわざわざ出かける必要ないんじゃないかって思いそう。
でも、そこはまだまだVR。
結局、いくら「リアリティー」といっても仮想は仮想の世界であって、目で見るだけじゃ現実とは言えない。熱い太陽の日差しを肌で感じたり、美味しい料理の匂いを嗅いだりできなければ、、旅って感じがしないですよね。
さて、そこで今日の本題です。
フルダイブVR
VRは分かった。でもフルダイブVRとは?
フルダイブとは字のごとく、完全にその仮想世界に没入する体験のこと。
目で見るだけじゃなく、聞こえてくる音、匂い、感触や味まで体と五感の全てがアバターとしてその仮想現実の中に入り込める体験。
もうそれが現実になっちゃったら、、
2030年にはできるんじゃないかって言われているそうですよ!
家にいながらにして、体は日本の真裏にあるブラジルに一瞬で行くこともできる。
ドラえもんのどこでもドアですね!
しかも超リアルに仮想現実内の世界を探検できる。
そうなったら、飛行機に乗ることも、現地で宿に泊まることも、ツアーを組んで旅行する必要もなくなる。
これって、観光業の根本破壊になるんじゃないかって、そう思いそうなんですけど。
でも、僕はそれでも観光業はなくならないと思ってます。
家にいながらにして、現地の観光名所を見て回ったり、山登り体験などのアクティビティができたとしても。現地のレストラン(の仮想現実)で現地の料理を食べたり、現地の匂いを再現した匂いを嗅いだり、物に触れる感触までがたとえリアルになったとしても。
僕はそれだけが「旅行」じゃないと思っています。
ご自身の経験を思い返してみてほしいのですが。
旅行の思い出って、もちろん現地で訪れた観光名所のすばらしさ、自然のすばらしさの思い出もあると思います。
でも、それ以外に、例えば現地で泊まったホステルで他の旅人と仲良くなったり、街中を散策中にちょっとしたアクシデントに見舞われたことだったり、ハプニングが起きたけど、それがいい思い出になったり。
何か予想していなかったことが起きる。
でもそれこそが本来の旅の醍醐味ではないかって僕は思います。
全て計画通りに進んで何事もなく終えた旅行というのは、多分すぐに忘れてしまうものです。(笑)
※全て主人公の思い通りにいく小説なんか読んでもつまらないのと一緒。
計画になかった、予想していなかったことが起こることで、その旅行が思い出深いものになり、いつまでも忘れられない経験になる。
そうした経験はVRでは決して味わうことができない。
自分の足と目で現地を訪れて、予想外の出来事を体験する。
それこそ旅であると思うので、旅はどれだけ科学技術が優れてもなくならないものの一つだと、僕は思います。