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【コラム】近代化がもたらす観光への打撃

こんにちは!
WISE OWL HOSTELS KYOTOのトモです。

個人的にはAIとかスマートとかとても興味があって、人間がやっているムリムダムラをAIや機械が排除してくれれば、とてもスマートな社会、人生になるって思う。

その一方で、それってとても機械的で、偶発性とか、無駄の効用的なものまで排除してしまうことになるので、それはそれでどうなのだと思ったりもする。

世界中の都市がスマートシティになると、便利な反面、「世界中どこに行っても同じじゃん」となってしまっては、観光的な魅力が失われてしまう。

なぜ人々が世界中を旅するのかというと、自国にない自然や文化、歴史、風習、衣食住を経験することに魅力を感じるから。

僕が世界中を旅して、特に好きだなって感じた国がインド・グアテマラ・ペルーなのですが。

よく考えたら、みんな民族衣装を着て生活している。独特の食文化がある。豊かな自然が残っている。民族が存在する。からなのかもしれないと思っている。

世界中を旅して逆に残念だと感じたのは、ほとんどの国で英語が通じ、みんな洋服に身を包んで生活をし、マクドナルドがどこにでもあることだった。

西洋からもたらされた近代化は、その国のアイデンティティを壊してしまった。

日本もいつの間にかちょんまげが無くなり、着物が無くなり、下駄や草履がなくなり、ふんどしが無くなった。

そうして、どんどん近代化に染まれば染まるほど、その国本来の魅力が薄れていってしまい、結局自国も他国も同じ色になってしまったら、その国を訪れる、観光する意味がなくなってしまう。

もちろん、発展途上の国には近代化によって生活水準が豊かになってほしいと思っている。

でも、それと同時に近代化して、自国のアイデンティティを脱ぎ捨てて、他の国と同じ色に染まらないでほしいとも思う。

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