ホステルからマンスリーホステルへ
WISE OWL HOSTELS KYOTOの細田です。
僕達は、4年前の2016年夏、東京の八丁堀に第1号店となるWISE OWL HOSTELS TOKYOをオープンしました。
当時はインバウンド全盛期。年々増える訪日観光客の数。
僕達のホステルにも連日、いろんな国から日本を訪れた外国人が多数宿泊していました。
1年後、渋谷に第2号店ができ。
そして、4年後の2020年2月、第3号店となる京都店がオープン。
しかし営業を始めて1ヶ月でコロナという感染症が日本のみならず、全世界で流行し、人々は国を自由に行きかうことができなくなった。
インバウンドをターゲットにしていたホステルは次々に休業し、僕達ワイズアウルも3店舗とも休業に。
4月1日から約半年間の営業自粛を経て、ようやく今年の10月1日に営業再開に至りました。
ホステルからマンスリーホステルへ
営業は再開するものの、ターゲットだった訪日観光客はいない。
日本人にとってホステルはあまり馴染みがないのもわかっている。
コロナ前、普通に営業していた時も、ふらっと入ってこれらた日本人のお客様から「ここは日本人も使えるんですか?」って何度か聞かれたことがある。
ホステルのターゲットは海外のバックパッカーではあるものの、もちろん日本の方も使っていただけるし、使ってほしい。
ドミトリーと呼ばれるカプセルホテルとは真逆のオープン型の相部屋でお友達ができたりして、楽しい宿泊をしてほしい。当時はそんな風に思っていました。
だから僕達には変わる必要があった。
そして、僕達はホステルからマンスリーホステルへと変貌します。
もちろん、今まで同様に短期の宿泊、旅行者やビジネス利用も受け入れながら。
長期で滞在できるプランを作りました。それがマンスリープラン。
マンスリープランを設けたホステルなので、マンスリーホステル。
そのまま。笑
ホステルの強み
ホステルは何と言ってもオシャレ。家具や家電、インテリアもこだわっています。そんなこだわりあるオシャレな空間で生活ができる。
また、当然だけど、宿泊施設ということは生活するのに特化している。
そんなホステルに長期で、お得に住める。それがマンスリーホステル。
費用が安いからこそできる新しい生活
必要最低限の家具家電がついていて、初期費用などもかからないので、1ヶ月単位で今月は東京、今月は京都なんて生活もできちゃいます。
費用がグンと安いドミトリーであれば、例えば東京に住まいを持ちながら、時たま遊びに来たときに利用することもできる。
そんな贅沢な2拠点生活が可能です。
コミュニティはやっぱり必要
コロナで触れ合うことが少なくなり、シェアすることがなんだか悪とされてしまう時代になってしまいました。
それでも、自粛期間、家に引きこもり続けることなんてできなかった。
僕達には新鮮な空気が必要だし、自然に触れ合うことも必要だし、太陽の光を浴びることも必要。
それと同じくらい、誰かとのコミュニケーションも必要。
少しくらい観光できなくなっても、買い物が不便になっても我慢できる。
でも、僕達は誰かと話したり、笑い合うことをずっと我慢することはできないんだってことに、この自粛期間を経験して気づきました。
僕達には誰かと関わり合う、コミュニケーションが取れる場、コミュニティが必要なんだって。
だから、僕達はマンスリーホステルをやる。
人と人を繋げるのがホステルの役割だから。