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DTMで心が折れない人とは

地雷だらけのDTM

前回、ボカロとかDTMの世界は地雷だらけという話を書きました。どこに進んでも必ず爆発し、そのたびに心が折れそうになります。
さらに、地雷だけでなく底なし沼もあります。私もすでに洋物のギター買えるくらいの投資をしていますが、個人的にはまだまだ足りません。

それはともかく、前回最も肝心な点を書き洩らしていたことに気づいたので、補足したいと思います。
表題にあるように、DTMで心が折れて挫折しないためにはどうすれば、ということです。そんなことを、あくまで個人的な経験をもとに書いてみたいです。


何度も心が折れそうになった経験

私自身何度も地雷を踏んで何度も心が折れそうになりながら、DTMを始めて数カ月目の現在、少なくとも「作品を投稿」というフェーズまではたどり着けました。ただし、まだ折れていないというだけで、この先も折れずに続けられるという保証はどこにもありませんが。

いきなり結論

で、どうやって折れかけた心を修復したのか。いきなり結論を書いてしまうと、
実は何度も折れました。ぽきっと。

それでも続けているというだけの話です。

楽器との共通点

似たような世界に、楽器があります。
私は、楽器(エレキベース/ギター)を弾き始めたときは何度も挫折し(かけ)ました。それでも下手なりに弾けるようになったのは、勤勉だったからではなく、ただやめなかったからです。

なんでやめなかったのか。
そこには複合的な理由がありますが、
例えばバンドを組んでいたから後に引けなくなったとか、同じようなレベルの仲間にライバル心があったからとか、何よりもモテたかったとか、まあいろいろです。

根性論?

だから、仕事が終わって帰ってきても一応かならず練習しましたし、休みの日に家にいるときは一日中ギターを持ってだらだら曲を書いたり何かを弾いていたりしていました。

やめろと言われてもやめなかったと思います。子供が深夜に親に隠れてこっそりドラクエやるような感じでしょうか。

挫折しても馬鹿にされても下手の横好きでもやめない。そんなゾンビのようなバンドマン、周りにいっぱいいました。

ゾンビ・ミュージシャン

ゾンビ。つまり死なないのではなく、死ねないのですね。

私は最後のバンド以来かなり長く音楽をやっておらず、その間は別に平和に暮らしていました。

しかし、いったんもう一度音楽をやると考えて曲を作ったりすると、もう頭の中がそれだけになってしまって、他のことが手につかなくなってしまったのでした。
頭の中にある曲をなんとか具現化しようしようと考え、ゾンビ化しながら日を過ごしているわけです。

まとめると、
心が折れ音楽をやめてしまわない方法→ゾンビ化すること

随分と暴論だと自分でも思います。が、一応は実体験に基づいた話です。
いまの若い方々はもっとスマートに最適のパフォーマンスを考えて動くのでしょうが、少なくとも私と同じおじさん世代の人間にスマートさを見たことはあまりありません。

逃げ場をふさぐ

これで話が終わってしまうと多分失笑されるので、それっぽいことも書いてみます。

有名な話ですが、ギタリストの田渕ひさ子さんは、ギターを始めるにあたり、
「うまくなりたかったらいい楽器を買え」という楽器屋の忠告にしたがって、フェンダーのジャズマスターとアンプヘッドとか総額百数十万円分を一気に買ったということです。
スモールスタートではなく、いきなり莫大な投資をして自分の逃げ場をふさいだ感じです。こういうのも一つの手なのかもしれません。

付記

こんなことを書いていると、曲を投稿したばかりのニコ動がサイバー攻撃を受けてアクセスできなくなってしまいました。数日経っても復旧の見通しが立っていません。
有料会員にもなったのに。
いやもう…本当に心が折れそうです。

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