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友情結婚への疑惑
最近は友情結婚について、ニュース記事やTV番組、配信でも取り上げられることが増えてきたと思います。
そこに付くコメントはポジティブな物もあれば、当然ネガティブな意見も多いです。
今回は私が見かけたネガティブな意見について、私個人の考えについて記載します。
・偽装結婚という犯罪では?
・不正に国からの補助を受け取っている!
まず、私が利用した友情結婚相談所では国籍が日本の人しか入会することができません。
そのためビザ目的の偽装結婚は行うことがありません。
また、結婚することで得られる国の補助というと配偶者控除等となるでしょうか。
相談所の会員の年収は平均より高く、更に殆どの方が共働きを希望していました。そのため、控除目的の方はまずいないと思います。
・結婚は恋愛感情でするものでは?
・恋愛感情がないのに結婚なんてずるい!
昔ほど少なくなってきていると思いますが、条件によるお見合い結婚というのは今の時代にもあります。
私の親もお見合い結婚でした。そして私の元にも同じように親族経由でお見合いの話がきていました……。
一般的な結婚相談所についても、推奨とされる交際期間が3ヶ月と短い中で、恋愛感情無しに成婚される方も多いのではないでしょうか。
なので友情結婚だけがおかしいとかずるいとかはないと思います。
私には残念ながら恋愛感情というものがありません。
私にとっては「愛する人との幸せな恋愛結婚」というものを体験できる、普通の人がずるい(羨ましい)と思ってしまいますね。
・同性婚が認められたら友情結婚は終わりでは?
私は同性愛者ではないので、憶測になってしまいますが、同性婚をしたいと思っている人はわざわざ友情結婚を選択しないと思っています。
LGBT(Q+)という言葉の浸透率はここ数年でグッと高くなり、最近ではLGBTQ+にスポットを当てた作品や記事などが増えたことで、セクシャルマイノリティに理解を示す方は多いと感じます。
そんな世の中でも、友情結婚希望者の殆どの方が自身のセクシャリティについて周りにカミングアウトしていません。やはりどうしても好奇の眼差しに晒されるという不安があります。
同じように、例え数年後に同性婚が認められたとしても、「同性婚は普通」と思われる世の中になるには数十年かかると思います。
同性パートナーがいるのに関わらずパートナーシップ制度では無く「友情結婚」という選択を選んだ方は、少なからず周りの目が気になってこの選択をしたのだと思います。
同性婚が認められても、友情結婚の仕組みが無くなることはないのではないでしょうか。
因みにゲイの夫に同性婚についてどう思うか尋ねたところ、「メリットがわからない。」とのことでした。
私の感覚としては「愛する人と一生一緒にいることが社会的に認められる」ということが大きいのではないかな、と思いますが……
色々な結婚の形が認められる世の中になると良いですね。