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白黒フィルム、室蘭。

室蘭のこと、もう書き終わったんですが、まだ終わってないんです。
フィルム撮影分が残っているんです。笑
もう室蘭、お腹いっぱいだと思いますが、別腹でもう少しいけそうな方は良かったら見て行って下さい。笑


お正月休み最終日、室蘭へ1人旅。

白黒フィルム分。

白黒での撮影は実に高校生以来。写真部でした。ネガ現像と暗室で焼く作業をしてましたが、白黒に触れるのはもう22年ぶりです。時代も変わっての22年はもう「初めて」と言った方がいいのではとも思いますが笑。

2022年、フィルムをまた始めた時。カラーフィルムが高過ぎて震えました。白黒フィルムの方は少し安かったので、買っておいたものが、気がつけば2年も使わずそのままだったので、いよいよ使わないと、と思っていた丁度いいタイミングで、室蘭一人旅できることに。
白黒フィルムを自宅でカメラにセットして、旅のスタートと共にフィルム1枚目も始まりました。「撮る時」だったようです。

撮って、店長に焼いてもらった感想。

驚くほど「おっ、これ好きだな」とか「良く撮れたかなあ」みたいな手応えが全然なかった、です。もちろん、わかってはいましたが、いかに下手かということと、今まで色に頼りきって撮っていたんだなということを思い知らされた気がします。フィルムが楽しいとか、気に入ってる写真は、写すものの色味の綺麗さと仕上がりがよかっただけで、それっぽくして頂いていただけなんだな…と。「もっと頑張りましょう」のハンコが押されて返ってきたような。

ただオートで合わせてシャッターを押しているだけの、下手な私の、個人の考えですが、
カラーで撮ったスマホの写真を編集でモノクロにするような感覚、とは全く違うなということ。指一本で完結するようなものではなくて、撮影時、現像時、使用したものなど様々なものが関係し合い、完成しているので、やっぱり難しいです。

うまく表現できませんが、カラーフィルムの仕上がりイメージを作り出す「カラーフィルム脳」とは全く別な場所に、「白黒フィルム脳」を作る必要があるのかな、と思いました。

撮れば写るのは写るので、失敗ではないのですが、カラーフィルムで撮っている感覚で撮ってしまい失敗しました。
良く考えればわかりますよね。当たり前なんですが、
色を撮っても意味がない、のに、脳内は色を撮っていました。多分。
脳内の仕上がりイメージがカラーで撮ってしまって、その状態で頭が記憶しているので、出来上がった写真を見て「あれ?」と。ほとんどがそれでした。

ただ、
そのどう考えてもまだまだな結果に、ワクワクしてしまいました。
いまいちでむしろちょっと喜んでる自分がいます。もっと撮ってみたいなと思いました。


まずは白黒の仕上がりイメージを脳内で作る「白黒フィルム脳」と、そしてそのイメージに通りに撮れるカメラ操作が必要・・・(それはカラーフィルムでも同じで、まだまだですが。)
実際に何度も撮っていかなければ掴めないことなので、早速追加の白黒フィルムを買ってみました。
自分の頭の中で、白黒で捉えて「良い」と思えるものは何か。カラーで捉えて「良い」と思えるものは何か。それを考えながら、色んなところを、ものを見る。その時間が楽しいです。イメージ通りに撮影とカメラ操作ができて、形になって手元にやって来たら、もっと楽しいだろうな。

思っていたより、白黒で撮って感じたことが多くてびっくり。
大人になって、改めてやってみると、こんなに違うんですね。
当たり前ですね。上手くいかなくて楽しい。

カラーでも大して学んでも掴んでもいないのに、ここでいきなり白黒にハマり始めたらそれはちょっとまだ早いというか、ミーハー的(古い?)ですね。カラーと白黒は全く別物。それを経験してさらにカラーも面白くなりそうです。あまりごちゃ混ぜにすると店長にえっと思われる気もしますし笑、
不器用な自分が、カラー脳と白黒脳を気まぐれに入れ替えて、使いこなせるかは謎です。。

長くなりました。
ただの「旅の道のりの記録」になってしまったり、引きで撮ってばかりで、つまらない写真たちですが、室蘭の風景はやっぱり良くて、まだまだ撮りたいもので溢れる街です。



カメラはPENTAX MZ50、レンズはTOKINA AF 28-80mm、フィルムは
イルフォードHP5 PLUS 400です。




思えば2024年とこの日で、この特急全部乗れた。
噂のどでかスーツケース。
iPhoneに青空と太陽が反射していた。綺麗な色を撮っても、これは白黒なのだから当然それは表現できない。考えればわかることなのに。カラーフィルム脳で撮ったというのはこういうの、です。
差し込む光が綺麗で。柔らかい日差し。が、仕上がりを見てあれと思った。
もう少し光に寄ればよかったのかな。。。光を撮りたいのか、色が撮りたいのか、中途半端。でもとても気持ちよかった車内を思い出す一枚。
マンホールが白鳥大橋。
お正月なんだよな、今。と思った瞬間。
ガラスに写る、解体途中のお向かい。外にピアノ??なんのお店なのかな?不思議がたくさん。
ななかまどの可愛い赤は写りませんよ、私。
技術のことは置いておいて、ただ室蘭の街並みと白黒は相性ばっちりだなぁと思う。
大町商店街。私が歩いたのはほんの一部分だけれど、こちらのお店のウインドウディスプレイは最近飾ったばかりの温度を感じてホッとした。
細かな質感を表現するのが得意なのかな、白黒ちゃんは。
バス停、絵鞆公園前。
ベンチさん。当たり前だけど、カラーとは全く違う世界。
iPhoneでこれと全く同じ写真を撮って、旅日記の方に載せています。


思っていたより、どれもぼやけている気がします。あと露出が低い、暗いなあ、とか粒子が荒いなあ、コントラストが・・・など色々思うのですが、
それはどうすれば改善するのか私にはわかりません。笑 
きっと、撮った時の露出が全て問題なんだろうと思うので、次はそこのところを踏まえて撮ってみたいなと。


白黒もカラーもどちらにしても、
「どう撮るか」や「どう仕上がるか」のイメージを考えながら撮っている時が、本当に楽しいです。


カラーでも室蘭旅を少し撮ってますので、また今後まとめたいのですが、室蘭のおかわり多すぎて、胃もたれを起こすかもしれませんね。笑 

読んで、見て頂き、ありがとうございました。

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